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フォーゴトン・レルム日英探訪記No.263 平地/Plains
記事の趣旨や表記の意味についてはこちら
すみません、先日は探訪をサボってしまいました! 冒険者にも休息が必要ということにしておいてください……今日はバッチリ探訪しますよ! 基本土地探訪の終焉は近いはずですから……
日本語版
基本土地―平地
先祖はなぜ沈黙に陥ったのか。君はその手掛かりを
求め、彼らが眠りし古のケルンへ向かった。
英語版
Basic Land―Plains
Seeking to learn why the ancestors have
fallen silent, you've made your way to
their ancient cairns.
私ぐらいのベテラン探訪者(巡ったのは基本土地だけだろ)になると、見覚えのある言い回しも増えてきますね。読み解きましょう
ancestors=先祖はとても基本的な使い方です。fallen silent=沈黙に陥ったも割とすっと入ってくることでしょう
Seeking:探し求める、learn:学ぶと一見入ってきやすいワードだけどこれは罠。正確に理解するにはSeeking to:~しようと試みると考えなければならないようです
made your way to=向かったかな? 似たような言い回しが前にもあった気がするなぁ。wayの後につけるワードで意味が変容する可能性がありますね
cairns=ケルン……? 私が知っているのはオーストラリアのCairns:ケアンズです。地名っぽいのに小文字なのも引っかかる。D&D側の固有名詞としても存在するみたいだけど、呪文だぞ!?
ひょっとしたこうだったのかもしれませんね
誰かが岩の山を作る呪文ケルンを唱える
↓
作られた山がずっと残る
↓
ふらっと訪れた旅人「あれって何ていう名前の山?」
現地人「ケルンという(呪文で作られた)山だよ」
旅人「へー、ケルンって言うんだ」
誤った伝達が招いた悲劇! このような事態を二度と起こさないために私は必ず! 探訪を続ける!(何の話?)
それにしてもtheir=彼らが眠りしはなかなかダイナミックな翻訳だなぁと思いました。普通はtheir:彼らのぐらいなものですよ
自分で翻訳するとこうなりました
なぜ先祖が沈黙に陥ったのかを知ろうと試みて、あなたは彼らが遺した古代のケルンに行った。
……先祖が沈黙に陥った原因、うっかりケルンの呪文を使っちゃって圧死(自爆)か何かしたんじゃないかと思えてきた。だから憶測でtheir:彼らが遺したなんてダイナミックな翻訳をしてしまった。誰かに襲撃されたとかの方がまだ可能性がありそうなんだけどね……
探訪は続く