これまでのこと vol.1
これまでを思い返すと、いくつかの大きなターニングポイントがあったんだ と思う。
「オーストラリアでの生活 / その1」
高校を卒業してまもなく、ワーキングホリデーを利用してオーストラリアで1年間生活をしていました。大きなターニングポイントとしてはここからかな。 外国で生活したいと思ったのは、高校2年生頃だったと思います。
小学校から12年間も勉強したんだから、1年間 おもいっきり遊びたい!
社会に出てうまく生活する自信もなく、現実逃避的な発想だったと思います。両親に相談し、バイトしながら少しお金を貯めて代官山にあったエージェントに行き、語学力はつけたいのでシドニー中心部にある語学学校に数ヶ月通う契約もしました。
出発当日、緊張というよりもワクワク感が大きかったのを覚えてます。 シドニー空港に着くと、エージェントの現地担当者が迎えに来てくれました。これからホームステイするまでの約1週間はホテルで過ごし、街に慣れるため観光してみます。ホテルまでの車中で現地担当者が
1週間くらい前に君と同じようにワーキングホリデーで東京から来た人がいて、君と気が合いそうだから紹介するよ! 君と学校も同じだし。
ホテルにチェックインし、数日後にその人を紹介してくれる約束をして、担当者と別れました。 ホテルのあった場所はシドニーのインナーシティにある歓楽街「キングスクロス」。 公園でタバコを吸っていると若いカップルが近づいてきて「タバコちょうだい」と。
何故か、とっさに「NO!」と言うと、 「どこから来た?」 「ジャパン...」 「さっさと日本に帰れ!」
今、来たばかりです……。
その場を去り、公衆電話にありったけの小銭を入れ、半泣きで日本の友達に電話したのを鮮明に覚えています。
つづく
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