![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78892037/rectangle_large_type_2_6ea26bea058c2cdbc9527973ed5c4f02.jpeg?width=1200)
"自分の城を築きなさい"
笑味の店は、更新を続けながら今に至っている
現在も尚、更新は続いている
私が滞在し始めた2月はじめと今を比べても、お店の周りは全く違う様子になっている
それは、すごいことなのだ
動かす人、いわゆるエンジンをかけるキーの役割となる人がいないとそもそも変化は起きない
えみさんは、完全にキーである
私達はエンジン、あるいはアクセル
方向を決めるのもえみさんが主体だが、えみさんは、助手席に座っている人と常に相談しながら運転している
長年の経験にどっぷり浸かって固定されず常に新しい考え、違う考えを受け入れようという姿勢である
だからか、えみさんは"お母さん"というよりも、"少女"あるいは、たまに"お姉さん"のように感じる
74という歳を経ても、ますます新しいアイデアは湧出するばかりだ
この間、そんなえみさんに
「あんた、いつまでもフラフラしてないで自分の城を築きなさい」
と言われハッとした
もちろん、2年前よりも私の定住欲は増しているし、この旅が終わったらそうしようと思っていたところだった
「私は、お店の目の前に畑もあるし、その後ろには山もあるし、反対側には海もある、周りの環境の恵みは実質私のものになっているし、そういうところに住んだらいいよ、今はどんな辺鄙なところでも人は来るんだから」
知っていた
けれど、えみさんからそう言われると本当にそうせざるを得ないような気がした
オリジナル
オリジナリティ
私はそれにすごくこだわっている
誰もやっていないようなことを多分、無意識に常に探している
既聴感、既視感のないようなものが興味深いし面白い
この旅はきっと、それを見つける旅なのだ
この旅が終わったら、
私は落ち着くのだろうか
でもまだ何をやったらいいのか分からない
なにをやろう
なにをしよう
さてさて
さあ