やんばるの湿気
しっけ
シッケ
湿気
!
ここのところ、天気が悪く湿度も高い、洗濯も乾かない
畑に出ても風は吹かず、じとっとした汗が身に着けているもの全てをのりのように肌にくっつかせる
外での作業を終え、家に帰ったら真っ先に全ての窓を開けて、体にまとわりついているものほとんどため息とともに脱ぎ捨てるのだが、それでも涼しくならない
せがむようにGoogleで「大宜味村 天気」と調べるがしばらく悪いとのこと
湿度95%
水の中にいるみたいだ
信州ではなかなか経験しないし慣れていないからか、少しメンタルもやられる
いけない
なにかリフレッシュを
と身の回りの物を見渡し、ふと、庭に生えている月桃に目がついた
ここら辺のほとんどの家々の庭先には月桃やシークヮーサーが生えており、調べると人々の暮らしの中でも多用されているようで、料理だとムーチー(菓子餅)やアガラサー(蒸し菓子)を包んだりするのに使われている
そういえば、えみさんがこれをお茶にして飲めるとも言っていたなぁと思い出し、早速お湯を沸かし、庭先の月桃の葉を2枚ほど調達、ついでに隣にあったシークヮーサーの新芽も摘んで、適当なポットに適当な大きさに切ったそれらを入れお湯を注ぐ
いい香り
月桃は甘く、シークヮーサーは青臭い
色は、控えめなグリーン
5分ほどおいて、葉を取り出し飲んでみる
お、いける
ニュージーランド南島のキャンプサイト(ニュージーランドにはフリーのキャンプサイトが至る所にあった)を転々としながら旅をしていた時、どこにでも生えていたマヌカ(あのマヌカハニーのマヌカである)の葉を摘んでは、よくティーにして飲んでいたのを思い出した
そうだった
そうやってぐるりのものを活かしていたのだ
ああ、ここにきて時間が経って慣れるのが怖い
慣れても、視点は常に外へと追いやりたい
諦めて受け入れ過ごすのではなくて
工夫し、こなして楽しんでいきたい
今朝、起きて寝ぼけながら聴いた鶯の鳴き声は新鮮さそのもので
その鳴き声は信州のものよりもどこか子供っぽくってやわらかい声だった
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