11月のおすすめワールド
2024年11月にVRChatでリリース、もしくは私がX(Twitter)で紹介したもののうち個人的におすすめなワールドについて10件ほど再紹介します。
超懐郷の秋澄む処 -Nostalgic Autumn Riverside 2024- ―By Atto_あっと
旧作「懐郷の秋澄む処」のリメイク物件…といっても共通するのは秋の川と温泉というモチーフぐらい。大幅拡張・刷新したほぼ新作のワールドです。
燃えるような紅葉と夕日を背景にしたトラス橋と渓谷の美しい景色、河岸・足湯・露天風呂など数種ある温泉と部屋の中のくつろぎ処、と観光にもゆっくり過ごすにも良い今年の秋ワールドの決定版です。
個人的には英題通りに「懐郷の秋澄む処2024」と行かずに「超」と付けている点がユニークで好きですね。過去作を超えていくという気合も感じて?
Ephemeris ―By Fins
過去にも色々な名作をリリースしているFinsさんのワールド。手がけている大型プロジェクトの気分転換に作った、とのことですがこれも注目に値する作品です。
全体に青い色調の世界に差す光は月夜のようでもあり夜明けのようでもあり、群雲と星空の中を行くクジラが神秘的。
光る花の咲く丘のコテージでそれを見つめるひと時がロマンチックですね。他のワールドにも登場する「猫」が数か所に居るのもいいアクセントです。
開けない夜ーAn unilluminated night ―By HANI․
青のワールド続きますがこちらは都市の夜景。
都市夜景なので煌々とした夜景という訳ではなく、あえて強めにフィルターをかけた暗い夜の世界で浮かび上がる星空という景色が印象的です。
それを望遠鏡で観察する時間というシチュエーションは青春な楽曲のノスタルジーも連想しますね。
基本的には屋上のみの小さなワールドですが周囲の足場から地面に降りることも来ます。
Project Vertigo ―By NinaV2
暗いコンクリートの通路から始まり、そこを出るとサイバーパンクな街の裏通り。ノイズ感ある空気とがらくたが降り積もる妖しい通路が奥へと誘う…
というメインステージまでの道中と雰囲気作りに凝っているタイプの音楽イベントワールドです。
おそらくイベント外ではメインステージに入れない仕様なのですが、単純に閉まった扉や壁で防ぐのではなくちょっとした演出があるので奥のエレベーターに乗る所まで行ってみると良いと思います。
Q-School Horror with 6 lost girls ―By GT4tube
廃校舎で迷子になった女の子を探すのが目的のホラーワールド。当然、何も起こらぬはずもなく校内には怪しげな影が出没していて?
アセットやギミックはそこまで目新しいものではないのですが、目的が脱出や自分の過去の因縁を…とかでなく単純な人助け、それも日本では見慣れたBooth販売アバターの女の子をというのが珍しい展開だと思いました。
それも助けた先でゾンビになってるとかそういうのでなくちゃんと生還して、謎解きのヒントもくれたりするというのがよいですね。
2024川西旅游-Travel in China(1․2g skybox) ―By SANHOWO 三号
中国は四川省西部・川西地方での旅行レポートなワールドです。
普通のスナップ写真もありますがメインは高解像度スカイボックス写真による360°の展望の数々。山川の自然風景から渓谷、中国寺院や橋などからなる様々な名勝が綺麗ですね。
(その分容量が大変なことになってますがたまにはこういうのも。)
スナップ写真ではオフ会でよくあるアバターを表示したスマホの集合写真、もあってそこは日本と共通する文化なんだなと思いました。
KASTEHELMI ―By セリアseria
湖のそばの別荘というシチュエーションのワールド。白いシンプルな建物ですが、それだけにそれに添えた緑や星空イメージのランプ、差し込む月光が映えるロマンチックさが味ですね。
建物の外のアウトドアな座席とイルミネーションな庭、丘の上の遺跡に続く蛍の道もまた綺麗です。
Pixelwave ―By WispyWoo
Poolrooms✕ヴェイパーウェーブスタイルなワールド。PoolroomsのLiminalSpace的なモチーフはありつつもホラーという訳ではなく、各所のアヒルの飾りつけも可愛らしい各種くつろぎ部屋からなるChillワールドです。中に魚が泳ぐ半透明のベッドが涼しげですね。
24時間ワールド作成キャンペーンで作ったとのことで「これを一日で?」という点もまた驚きです。
Bloks․ ―By AnxietyOpossum
形式としては巨大な造形によるLiminalSpaceでしょうか。それを木の質感の積み木状の物体の積み重ねで表現しているところがユニークです。
積み木というと子供のおもちゃのようですが、闇の世界に浮かび上がる巨大で無秩序なそれというアンバランスなシチュエーションがミステリアスさを醸し出してますね。
記憶の地図を空に描く ―By enoki_noko
人気ジャンルの一つである廃墟・終末系のワールド。
荒れ果てたコンクリートのビルの群れと緑、空と海の青との対比が不思議と美しいワールドです。
最初はビルに開いた中庭的な狭い場所から始まり、通路を抜けると視界の開けた廃墟世界が見えるという場面転換がまた良きですね。
奥地にはグライダーがありこの景色を空中から観覧したりビルやクレーンに乗ることも出来ます。
11月は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
次月もまたまとめていきます。