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2025年1月のおすすめワールド

2025年1月にVRChatでリリース、もしくは私がX(Twitter)で紹介したもののうち個人的におすすめなワールドについて10件ほど再紹介します。


Steam Punk Apartment M size ―By Ucchiey

Boothで販売中のスチームパンク風ワールドアセットのモデルルーム。アニメーション付きの歯車、配管などの意匠が丁寧に作りこまれた好き者にはたまらない一品です。

九龍城塞路 Kowloon-walledstreet 2․0 ―By Mikawaya_Aoi

過去ワールドのリメイク版。
通りからバーへの基本部分は変わらずも、路地の看板がより煌びやかに作り込まれ景色がグレードアップしました。
裏路地の神社や隠れ家的バーの追加もまた探検気分が増して良きですね。

消えたあなた と‚ 止まっている春が-Spring and you ―By AREN _(製作:HANI.)

光が印象的なワールドを作られているHANI.さんの代理制作によるワールドです。
窓からの陽光とカーテンを揺らす風も爽やかに、緑や花で覆われたアトリエの風景がとても美しい逸品。タイトルと合わせた叙情的な雰囲気もまた素敵ですね。
夜バージョンへの切り替えも出来てそちらもまた綺麗です。

朱鷺ヶ谷神経科前バス乗り場 ―By ポケット

ポケットさん主催の7日間ワールド競作企画「7Days WorldWorks」テーマ:バス停における作品。
既に休止した路線かつ廃精神病院の傍らという薄気味悪いシチュエーション、スマホのAIナビによりこのスポットの説明が語られるが次第に様子がおかしくなり……というサイコホラーです(『ホラーワールドではありません』と説明がありますが分類的にはホラーだと思います)
近年流行りのAIも絡めSCP的な風味も持ったシナリオが興味深いですね。

capital city Karl-Balar ―By ケト中佐

今回スチームパンク二本目。こちらは街ごと作り込まれたタイプのsついーむパンクワールドです。
煙たなびく工場や飛行船などの要素を抑えつつ、それで繁栄する大帝国といった風の近代的で綺麗な街並みを併せ持っているのが勇壮で良いですね。

Leafbound Library ―By Okabintaro

大きな樹が中庭に生えた図書館。各所に蔦も巻き付いた廃墟的な意匠はありつつも現役でもあるようで、ファンタジーなインテリアも含めて不思議な異世界の図書館といったところでしょうか。
緑を眺めても、席について世界観を味わっても?

little dream of me ―By 襟草たぬ

将来は喫茶店を開きたい……ではなく喫茶店に住みたいという発想からのワールド。
元喫茶店の居抜きという設定でそれ他の道具を含めたクラシックなインテリアの数々に味のあるレトロ好きには捗りそうなワールドです。外の街は雨というしっとりしたシチュエーションもまた良いですね。

Break the Glass ǃ ―By Cattus

バットやその他武器で色々な形のガラスを破砕できる爽快な(?)ワールドです。元々はBoothでも販売しているワールド用アセットのサンプル展示的なワールドのようですが、単純ながらその破壊が面白くクエスト対応なのもあって結構人気だった模様。
後にアップデートされてより大きい建物やビル、遠距離武器、対戦ゲームなども加わりより楽しみが増えました。

Ritual (v․1․2) ―By DrMorro

「Olympia」や「ORGANISM」などユニークで壮大なワールドを作っているDrMorroさんの話題の新作。
今回も五章仕立てで一周2時間以上はかかりそうな長大な構成、章ごとに雰囲気の異なる摩訶不思議な景色の数々は見ごたえあります。言葉はないまでもほのかに示唆されるシナリオにも想像の余地があって良いですね。
ディストピア的なコンクリート世界がメインであった「ORGANISM」と比べ今回は明るくカラフルな場面が多いのが印象的です。しかし強調される「目玉」や体内のような有機的でグロテスクな意匠もあったり、ちょっとサイコホラー風味もあるので怖い人は怖いかも?

Furality Umbra˸ Crevice Village ―By Furality

数々のオリジナルSFファンタジー世界を展開している「Furality」シリーズの新作です。連星系を中心とした砂漠の星の風景のもと、その渓谷に作られた洞窟の街がメイン。
色々なお店や建物に加え乗り物から食べ物まで豊富なプロップが配置された雰囲気満点のワールドです。

MOBIUS [JP] ―By Church․

最初は12月のリリースで1月に日本語対応版のリリースがあったワールドです。11件目になっちゃいますが番外編的に紹介します。
長大で様々なLiminalSpaceを行くアドベンチャーワールドでその探索も一見の価値がありますが、面白いのは進行と共に語られるシナリオです。
元は似た外見コンセプトの壮大なシナリオ付きアドベンチャーになるはずだったこのワールドですが計画は煮詰まってしまい次第にドツボへ……そうした悩みの末計画を捨てることを選んだ作者さんですが「せっかくなのでこの失敗談をシナリオにしちゃおう」と再構成をしたのがこのワールドです。
淡々と生々しいリアルな悩み話なのですがなまじ背景がちゃんと作られているワールドなのでそれと共に探検する体験は何とも言えない味があります。

最初は英語オンリーで理解は半分だったのですが後に日本語対応版がリリースされより深く世界を理解できるようになりました。「訪問する人に日本人が多かったようなので」ということでの作者さんのサービスとのことでありがたいですね。

1月は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
今年度もよろしくお願いします。

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