見出し画像

【メタバースぼくの生き方】自分の興味関心第一のプレイを心がける人の場合

こちらの企画への参加記事となります。


序:執筆の動機

一人称「私」強火勢としては… 閑話休題、初心者がまず何をしたらよいか、ある程度続けた人が居場所や飽き・コミュ力で行き詰まる話は以前からあるあるなので私も一筆加えられればと。

先んじて今回の記事の総論を書いてしまうと、「自分の興味関心を第一に置いて活動しよう、コミュニケーションが苦手なら無理にそれのみにこだわる必要はないのでは?」ということです。

思えば過去にこんな記事を書き、自身コミュニケーション強いわけでもないながらワールド巡りイベント主催に至るまでのプレイ履歴をまとめたりしておりました。私が初心者であった頃の動向はこちらの方で詳しく。

上記記事は私のVRChatプレイ1周年記念記事でもありましたのでその後2周年目記念記事も…と思いつつ気が付けばもう4周年を過ぎていました。
2~3周年の節目の際に中々書けなかった理由が「特別な変化や進展も無かったしな…」だったのですが、それは逆に言えば4年続くだけの安定したプレイスタイルであったということ。
改めてまとめ直すと見えてくるものもありましたので、今回の参加企画の意図でいう「メタバース迷子の人」の参考になるのではないのかなと思いまして筆を執りました。

以下、現在私がVRChat内でどういう活動をしているかそのスタイルとポイントを項目立てで説明していきます。

活動その①:ワールド巡り

はてさて、先述の1周年記念よりイベント主催もやってる所からして私はもう「何もしてない人(すごくも有名人でもない人)」の側とは言えない所はあります。今も昔もその主軸となってるのがワールド巡りです。

知っての通り、ワールド巡りは基本一人でも/特に技術が無くても初心者からできる活動のうちの一つです。仲間と共にわいわいやるのもいいですが一人でその美しさやデザインを鑑賞したり、写真を撮るのも良いものです。

青天霹靂 By しーの/T_Shiino より

VRChatはじめメタバースにおいては多種多様なスタイルのワールドを楽しむことが出来ます。平面の一枚絵でなく立体作品として、またものによっては動きや光など様々な工夫を凝らした「VRならでは」な作品の中に入って鑑賞できることは他に替えがたい体験ですね。

私の場合他にも何人もいらっしゃるワールド巡り者の中でも毎日の最新作CommunityLabsまで回るスタイルなのですが、玉石混交なそれらの中から光る作品を見つけたり、ワールド巡りを通して過去作を知っている作者さんの新作をいち早く体験したりなど宝探しな冒険風もまた良いものです。

いきおい、ワールド巡りでは綺麗な景色ワールドが注目されがちですが、個人的には好みのインテリアや生活空間を表現したお家系ワールドも好きであったりします。
他、ゲーム系や謎解き、ホラー系など様々なジャンルのワールドがありそれぞれにファンがいる事でしょう。

[DEMO]Room˸Whispering Drops By Coquelicotz より

そして、これまでも何回か書いているのですが私の場合は特にVRChat以前から美術館や博物館、史跡巡りが好きであったという趣味に合っていたところがあります。
「趣味と合っていた」、ここ重要です。以後の他の活動内容とタイトル、冒頭結論についてもこれは関わってきます。

活動その②:音楽イベント

『陽キャっぽいって思ったでしょ?』
実はVRChatにおいてはそんなことないです。
行き慣れてる人は分かると思うのですけど他人とおしゃべりせず黙って聞いてるだけの存在が最大限許されるスタイルのイベントなのです。

私が良く行くイベントでも全員強制ミュートという尖ったスタイルのイベント「Silent Club」というものもあるくらい。

イベント「Silent Club」 より

もちろんやる気のある人はDJ側に回る・ダンス・たまたま会った常連さんだったり知り合いとの会話もします。
が、別に無理に求められてはいない。ただ好きなスタイルの音楽を静かに聞いてるだけでも良い。デスクトップでinしてお酒飲んでても良い。思われている以上に気楽なイベントです。(余談、基本人数が多く重くなりやすいのでセーフティには要注意)

また前項の「趣味」の話に戻ると、私の場合は以前より音楽ゲームやゲームBGMなどが好きというのがあり、こうしたイベントでよく演奏されるジャンルが好みだったというのもありました。

また、VRChat始めて以降はパーティクルライブなどのワールド巡り通してレーザーや演出が派手なタイプのクラブやワールドにも興味持ってますね。
イベントによっては凝った造りの専用ワールドを擁している場合もあり、それを稼働状態で見る良い機会にもなったりします。

イベント「House系ラーメン白羽屋」 より

もちろん派手でノリノリなEDMジャンルのクラブ以外にも、ボカロやアニソン主体のもの、懐かしのメロディ、はたまたクラシックなピアノ演奏を聴かせてくれるイベントもあります。それらを調べて好みのジャンルの音楽を聴きに行くのも一つのスタイルではないでしょうか?

活動その③:アバター改変(特に…)

アバター改変と自撮りもVRchatではメジャーな趣味です。そして、これも本質的には一人でもできる活動の一つでしょう。

好きな外見のアバターで好きな衣装を着て出歩き、時に写真撮影も行って後にそれを見て自己満足するだけでも十分に楽しいものです。
アバターモデルや改変の集会に参加する動機にもなるのも良いですね。
そこで自分と好みが同じ人に会える確率も上がるという訳です。

私個人の趣味で言わせてもらうとここ2年ほどはいわゆるぴっちり衣装系の改変を行っています。(冒頭写真もその例)
これも①や②と同じく、VRChat以前からの趣味でもあります

ラバースーツ系の改変とイベントへの参加も行っていますし、初のイベントキャストとなるラバースーツの店員さんがいるカフェイベント「Café Lattex 」への所属、のちにぴっちり衣装系アバター改変集会「サイバーパンクエッチインナーズ集会」も主催したりしました。

イベント「Café Lattex」 より
イベント「サイバーパンクエッチインナーズ集会」 より

また別の改変の趣味としてバニー衣装などもあり、それ関係のイベントにも顔を出しています。これらの活動を通して顔見知りになった人も多く結果的には交流や居場所を得る事にもなってます。
これはその①とその②の活動でも同様ですね。

これらの実績から見ると「行動力あるコミュ力もある人」というイメージ湧いてしまうかもしれませんが、これは何度も述べているように趣味、つまりは自分の興味関心主体での活動を長期間続けてきた結果、やがて縁や仲間ができて実行に移せた。少なくとも私はそう考えています。

というか積極的にしゃべるのは今でも苦手で、上記の音楽イベント等ではやっぱり聞いているだけであったりするのですが。

活動その④:X(Twitter)及びSNS

VRChat内で会えなくてもこちらに写真をアップしたりリプライすることで交流も図れます。上記イベントの告知にも大助かり。
喋り下手でもできる活動かつ、これも一人でもできる活動ですね。

特にVRChatには公式フォーラムや掲示板がないのでユーザー同士の連絡や連携はこちらがメインですしこればかりは必須といってもよいです。
VRChat内ではお互いにログインして都合が合わないと会えないのも弱点ですがこちらは24時間OKなのも強い。
別にふぁぼ稼ぐとかそういう目的でなくログとして残すことと繋がることに大きな意義があります。

私の場合はワールド巡りの結果報告と備忘録として「#VRChat_world紹介」タグを投稿し続けています。
地道な活動ですが長年続けてきたおかげで知り合いでない人からも認知されるようにまでなりました。(僭越ながら)

これは他のタグや写真、イベントなどの活動報告でも同じような効果は得られると思います。いわゆるおはツイもいいですし、ネットならではのネタや大喜利についてポストなどをするのもまた楽しいですね。

余談、X(Twitter)に関しても私は2009年からの古参勢かつ毎日のように大量にポストする勢なので慣れててかつ贔屓しているところはあります。つまりこれも以前からの興味関心があったということです。

まとめ

結局のところ、VRChatは自分の興味関心のある活動を第一に置いて活動するのが、一番無理のないスタイルであると思います。
それもできればVRChat以前から元々関心や知識のある趣味から。
私がこの記事で挙げた4つのものに共通するのはそこです。

もちろん、私が今回上げた4つ以外にも色々な可能性があります。文章を書くことかもしれませんし、アバター改変でも”でっかい”のが好きかもしれませんし、はたまたキャスト系店舗の推しに会うことかもしれません。
今回の企画の他の参加者さん方の記事が参考になるでしょう。

クリエイターやパフォーマンス活動などに特化している人々もそういう「好きだからやっていて、だからこそ続けられる」意識なのではないのかなと思います。
そしてそこまでの技術がなくてもその考え方だけは真似できる部分があるのでは…私はそう思いますね。

VRChatにたどり着いた時点である程度PCやホビーなどに強くゲームなりサブカルチャーなり何の趣味もない人はあまり居ない(と、思う)のでまずそれをVRChatスタイルで続けるかグループを探しそこで活動してみる。
それがやがてVRChatをする動機と楽しさ、人の交流や居場所の発見という結果につながるのでは?

メタバース迷子界隈(?)ではその問題が「人との交流が上手くできない」のが原因と思われがちであり、「交流そのものが目的」であるかのように語られがちです。
VR"Chat"である以上そうした性質はあり、また楽しみではあるのですが…苦手な人はそうした「コミュ力」は急には身につかないのもまた事実。
既にできている人のその方法論に対し「出来たら苦労しないよ!」となりがちなのですよね。(私もどちらかというとそっち側の人でした。)

もちろんコミュ力が身について人との交流、また趣味に関係ない何となくな友達は出来れば出来たに越したことがないです。
が、それが出来なかったりいまひとつできた感がないなら、自分の趣味や関心をもう一度振り返って戦い方・楽しみ方を変えてみるのも一つの手ではないかなと私は思います。

長文ここまで読んでくださりありがとうございます、迷っている方の何らかの助けになれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?