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♯023 妻の精神疾患に気づくためのポイント

配偶者(夫もしくは妻)に精神疾患の疑いがあり、医療につなげたい場合の心得については、テキスト♯022で述べました。そちらにも記述しましたとおり、弊社への相談では、「夫」の精神疾患については、アルコール依存や薬物依存、双極性障害である場合が多く、第三者が見ても明らかに「精神疾患」と分かるほど病状が進んでいます。

妻の精神疾患は、周囲が気づきにくい

一方で「妻」の精神疾患については、受診時に妄想性障害や(遅発性)統合失調症と診断されることが多く見受けられます。妄想の内容も身近なこと(夫の浮気や、近所付き合いに関する被害妄想)になりがちで、周囲が病気に気づきにくいという特徴があります。

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