レトロな喫茶 ④ぺしゃわーる 東京駅・日本橋駅
前出のオーセンティックバーに行く前に、こちらのお店でランチをいただきました。
友人が以前、こちらのバーでもカクテルを飲んだということですが、
お昼はランチやカフェとして営業し、夜はバーになる、ということです。
東京駅から程近い距離ではありますが、ビルの地下にあってちょっと見つけにくいかもしれません。今風のおしゃれなカフェという感じではなく路面に出ている看板を見過ごすと
迷いそうでもあります。開店は平成元年ということなので、レトロな喫茶店と
呼べるのかわかりませんが、お店の感じは昭和のようなので、レトロ喫茶に入れました。
このお店は作家の井上靖さんゆかりのお店ということで、ネットで調べた記事のリンクを貼っておきますので、その詳細についてはここでは書きません。
階段を降りてドアを開けるとカウンター席があり、右の席に通されました。
入口入ってすぐにバーカウンターとその後ろのたくさんのお酒のボトルは、ある意味、圧巻。でも左右にあるテーブル席はちょっと秘密めいた感じと籠もれそうな雰囲気が落ち着きそう。これはお昼のカフェ時でも夜のバータイムでも同じかもしれない。
うーん、今思い出してみてもこの店内の造りは、時に隠れたいと思う人の心を掴むものですよねえ。
通された奥のテーブル席もまた落ち着く席で、お店には申し訳ないですが、
長居してしまいました。そのくらい居心地がよかったです。
注文したランチは、ピザやサンドイッチ、カレーも魅力的でしたが、やはりお店の
人気メニューという海老グラタンセット。
プリプリの海老とソース(クリームソースではなく、ベシャメルソースだと思いますが、自分の舌も信用はできない。でもあの濃厚というよりもなんとも言えないすんなりと喉を通っていく感じ、でも薄味というわけでもないソース)の味わいが、とても美味しく、
香ばしく焼かれたトーストの「外側カリッ」と「中のふんわり感」にも顔がにっこり。
フォションのパンとのことです。
長居してしまったこともあり、ついでにでデザートまでも注文。
これまた人気という小布施堂のモンブランセット。クリームあんみつと悩みましたが、
こちらもお店の推しメニューで。
実は私はケーキの中ではモンブランはそれほど好きな方ではなく(ケーキ全体が甘すぎる感じがして)、沢山の種類があれば選ばないケーキなのですが、初めて食べた小布施堂の
モンブランは甘さだけでなくてちょうどいい味わいでした。セットの飲み物は珈琲を選びましたが、もしお茶があったら、日本茶もありかなあ、なんて感じたモンブランでした。
次回は是非、別のメニューを味わいたいお店。また行きたいです。そして、バータイムにも!