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バンコク PM2.5
サワディー・クラップときつるです。皆さんはお元気でしょうか⁈
まあ、どうでもいいんですけど。
近年タイでは深刻化しているPM2.5について書いていこうと思っております。即席で覚えた知識もあり間違っている情報もあるかもしれませんが、
PM2.5は危険ということでご理解をしていただければと思います。
では、早速行ってみましょう!
1.バンコクのPM2.5数値
これはある日のバンコクPM2.5の数値です。2025年に入ってからこんな日が毎日続いています。日によっては、200 μgを超える日もありかなりビビっております。もともと私は、鼻炎の症状があり埃にはとても敏感です。
日本では毎年春、スギ花粉の時期はマスクと点鼻薬が手放せない状況でした。
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タイに来た頃は、1年を通してとても快適で、特に違和感なく過ごしていましたが、5年を過ぎたある日、くしゃみが止まらなくなりました。
これは長年経験した鼻炎の症状です。鼻づまりもあったので、薬局に行き点鼻薬を買ってその場をしのいでいました。
その頃は特にMP2.5については、あまり考えていなかったのですが、バンコクにいると排気ガスや埃といった環境については、日本と比べ物にならないくらい悪いということが肌感覚ですが感じます。
日本に行くと都内の大通りで、深呼吸しても空気がきれいに感じますから。(笑)
2.PM2.5基本情報
PM2.5の記事を書くにあたり、ネットで調べてみました。誤った情報もあるかもしれませんが、さらーっと流してください。
下記の情報はバンコクにある「サミティベート病院」からの引用です。
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1)PM2.5の数値について
微小粒子状物質(PM2.5)の基準値(μg = マイクログラム)
タイ:50 μg /m3(AQI=125以下)
世界保健機関(WHO):25 μg /m3
いずれの基準を採用するにしても、バンコク首都圏では連日、PM2.5の数値レベルは1日平均で100 μg /㎥近くまで達し、危険なレベルにあるということでした。
2)PM2.5は、どうして人体に悪いのか?
PM2.5とは、粒子の大きさが非常に小さいため、人体に取り込まれやすいため注意が必要ということでした。下記は、物質大きさの目安です。
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ある程度の大きさの物質であれば、鼻や喉の粘膜さらに鼻毛によって体内への侵入が防がれますがPM2.5は非常に微細な物質であるため、人間の身体の機能では侵入が防げず、肺の奥深くにまで入り込みやすいというのです。
このPM2.5が原因で様々な病気になる可能性があるということです。
3)PM2.5濃度は何によって悪化するのか?
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自動車の燃料を燃焼させることで排出されます。よって、PM2.5のレベルが高くなる時間帯は、朝と夕方のラッシュアワーで、かつ乾季の時期に危険値に達する傾向があるそうです。
乾季の間は、風が吹いたり、雨が降ることが少なく、また、高層ビルが立ち並ぶバンコクでは、風の通り道が遮られるため粉塵が地表に滞留しているからだそうです。確かにバンコクでは年間通して強い風があまり吹きません。
4)PM2.5の健康へのリスク
呼吸器リスク
大気汚染、中でもPM2.5は喘息、肺炎等のリスクを高めます。適切な予防策が取られないと、長期に渡る粉塵蓄積により、肺がんの発症の可能性もあり得ます。
循環器へのリスク
長期に渡る粒子状物質の吸入により、静脈と動脈内に分泌物が堆積され、心臓発作や虚血性脳卒中を引き起こす可能性があります。さらに、大気汚染にさらされると、心筋細胞へ影響が出て、不整脈や心臓病を引き起こす原因ともなり得ます。
脳へのリスク
粒子状物質は血流へ入り込むほど微小です。蓄積されると、高血圧と血液粘度の上昇の原因となり、脳の血栓症のリスクが増します。さらに、脳血管が硬くなり、障害や麻痺、死に至る場合もある虚血性脳卒中や脳出血を生じるリスクが高まります。などがあるそうです。
3.予防と対策
・マスクをつける(N95マスク)
・外出をできるだけ控える
特に幼児、妊婦、高齢者は、注意が必要だそうです。
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幼児は免疫力が低いため、呼吸器系や循環器系に入り込む大気汚染物質は、体の多くの組織の成長を抑制し、深刻な疾病や障害を引き起こす可能性があるそうです。
妊婦については、学術研究により大気汚染は早産、流産、子宮内での死亡の危険性を高めることが明らかにされているそうです。
高齢者は体のさまざまな機能が衰えるのに伴い、免疫システムも衰えていきます。結果、心臓血管疾患や喘息のリスクが高まるそうです。
いずれにしても怖いですよね。自分は敏感ではないので大丈夫なんて考えない方がよいと思います。バンコクでは、2025年1月25日から1月31日までの期間限定で、全ての電車およびBMTAバスの運賃を無料化する計画だそうです。PM2.5汚染を抑えるための緊急対策の一環だそうですが、まだまだ、乾季は続くのでPM2.5の対策は必要そうです。
タイでは毎年この時期になると発生しますので、恒久的な対策がいそげれています。しかし、恒久的な対策にはまだまだ時間がかかりそうです。後で対策をしておけばよかったとならないためにも各自、対策をお勧めします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また、次回のBlogでお会いしましょう。
バイバイ。