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日本での生活①、初めてのバイト

今回は日本に住んで1年目での生活、特に日本でのバイトのこと、当時と今の感想を書きたいと思います。


初めてのバイト

私が日本で初めての生活を始めた時、初めてのバイト体験をしました。学校に通いながら横浜に住んで、渋谷の居酒屋でバイトをしていました。自分は初心者だったので、居酒屋で働くのはかなりハードルが高かったです。日本酒の種類や名前もよく知らず、聞いても覚えられないことが多かったです。最初は日本酒以外のドリンク(ハイボールやソフトドリンク)を出したり、片付けをしたりといった簡単な仕事から始まりましたが、まだぎこちなく、店長に「まだバイトいらないな」とボソッと言われたことがありました。かなり傷つき、その言葉は頭から離れませんでした。ただ、プライドが高い自分には許せない言葉でした。それ以来、「自分は出来る」ということを証明するために、仕事にめちゃくちゃ頑張って、週末の忙しい時でも素早く対応できるようになりました。

成長とでもいえるかな

その後、頑張った成果か、私はキッチンに配属されました。ただ、これが一番の後悔でした。私は家で料理をしていたものの、形や見た目にはあまりこだわっていませんでしたが、キッチンはスピードといつもの味を保つことが重要なため、自分には合わないと感じました。特に週末や予約がいっぱいの日は、料理をしながら次の準備も行わなければならず、とても大変でした。

しばらくキッチンで働いた後、新しいバイトが入ってキッチンをやりたがっていたので、自分は接客に移りました。接客も大変でしたが、自分にとってはキッチンよりはるかに楽でした。接客では日本語の練習ができるし、いろんなお客さんの話を聞くのが楽しかったです。キッチンの経験もあったので、どの料理に時間がかかるかとか、キッチンを手伝うこともできるため、キッチンでの経験も無駄ではなかったと感じました。


日本酒「鳳凰美田」

ただ、日本酒の名前を覚えるのが大変でした。たとえば、「鳳凰美田」(ほうおうびでん)、「獺祭」(だっさい)、「田酒」(でんしゅ)など(誰がこんなの覚えられるんだ!読めないし!)。一番覚えやすかったのはフリガナがついている「魔王」くらいでした。それに加えて、日本酒の名前だけでなく、提供の仕方や注ぎ方も覚えなければならず、たとえば「ぬる燗」や「一合」、「冷酒」といった用語も覚えなければなりませんでした(まるで呪文のように聞こえました、笑)。お客さんから「麦で作られたおすすめのお酒は?」と頼まれたときは、すぐに先輩にバトンタッチしました(笑)。

バイトの経験はとても楽しかったですが、学校との両立はとても大変で、毎日疲れ果てていました。幸いにも、日本語学校の授業はそれほど負担にはならなかったので、なんとかやりくりできました。居酒屋でのバイトは1年半ほど続きましたが、渋谷の開発プロジェクトの影響で店が閉店することになり、辞めざるを得ませんでした。ちなみに、最初に自分のことを「いらない」と言った店長は、キッチンで働くようになった頃には、自分に期待している様子が見え、よく休みも取れるようになりました。さらには、私と仲良くなり、ミュージックレインが開催したコンサートにまで誘われました、とても楽しかった!


今となっての感想

振り返ってみると、一番の失敗は無理をしすぎてバランスを取らなかったことですね。自分を証明したいという気持ちが強すぎて、結果的にオーバーワークしてしまい、勉強やプライベートにエネルギーを残す余裕がありませんでした。仕事では成功したものの、燃え尽きることが良い道ではないと気づきました。

この経験から学んだことは、どれだけ頑張るかだけではなく、休息とバランスを取ることが重要だということです。特に外国で生活する場合は、仕事と休息の両立がとっても大事。生活を楽しみながら、自分の体と心を大切にすることを忘れずに。そうすることで、充実した経験ができ、仕事や勉強もより良いものになります。やはり働きすぎは良くないし、バランスはとても大事だな。

今回はここまでにします!次回は、私が日本に来て驚いたことや感じたことについて書こうかな~

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