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Vroid Studio挫折した人がBlenderを1年勉強した話(1/5)

はじめに

はじめまして、時任リブラと申します。
普段は平日朝くらいからTwitchで配信をしています。

さて、私は昨年下記のツイートをして、Blenderの勉強を始めたことを公表しました。

この度、そろそろ1年経過しようとしており、Blenderを1年勉強したと胸を張って言えるようになりました。
これを記念して私はオリジナルのモデルを作り、Unityでダンス動画を作成しました。(5/5をアップする2月26日に公開する予定です)

前提として、私は普段たま~にドット絵を嗜むくらいでイラストを描くわけではなく、芸術的な素養はほぼ一般人と同レベルです。
また、3Dモデル(アバター)を作ろうと思ったら真っ先に選択肢として上がるであろうVroid Studioを数年前に触って普通に挫折しています。
これは、そんな「3Dなんもわからん」な初心者がどのようにBlenderを勉強して、どれくらいのものを作れるようになったのかという記録です。今、同じように「3Dなんもわからん」な方に役立つ部分があれば幸いです。

この文章は全5回構成の予定です。大まかに説明すると、

  • 導入とBlenderを勉強した理由、学習にあたっての心構え(今回)

  • 初めての書籍と初めての人型モデル

  • もっと可愛いモデルを求めて

  • オリジナルモデルを作ってみる

  • 自分の新モデルとまとめ

という内容で進みます。
それぞれで

  • 何をやったのか

  • 学習方法

  • 参考にした資料の良かった点

  • 成果物

  • 学習して良かった点

  • 反省

という形で進みます。
なお、noteを書くのは初めてなので至らない点があるかもしれませんが、ご容赦いただければと思います。


3文で要約すると

  • 本を買って手を動かそう

  • 意外とやってることは単純

  • 作ったものを表に出そう

YouはどうしてBlenderを?

先にも書きましたが、私は「簡単に3Dアバターを作成できる!」という触れ込みのVRoid Studioを挫折していました。
また、イラストも描かない(厳密に言うと3ヵ月くらい勉強した時期はありますがそれから触ってない)ので、
本当にクリエイティブなことはなんら素養がありません。

そんな私が、なぜBlenderを触ろうと思ったのでしょうか。
こちらも先に書きましたが、私は普段Twitchの配信者として活動しています。
アバターを使った配信活動者として、やっぱり一度あこがれるのは自分の3Dモデル!
ソロライブがしたいわけじゃないにしろ、3Dモデルがあればテンション爆アゲ間違いなし。

でも3Dモデルってお高いんでしょう…?
仕事の余暇に配信をしている身(しかもめっちゃ本腰を入れているわけではない)としては、優先度の高くない3Dモデルにお金を出すわけにはいきませんね。
もちろんVroidも挫折しているので、3Dモデルを手に入れる手段は皆無でした。
そんなこんなで3Dモデルがほしいなーというざっくりした思いはありつつ、まあ無理でしょという思いを抱えながら日々を過ごしていました。

ところがそれからしばらく経過し、

  1. 知り合いの配信者が自作Vroidモデルを作った

  2. 知り合いが「MMDモデルと自分が並んで踊っている動画を撮るのが夢」と言っていた

  3. mocopi(フルトラッキング機材の一つ)が結構現実的に買えるという情報を見た

  4. その時めっちゃ病んで落ち込んでいた

という4つの要素が揃うときがありました。
4つ目について補足すると、私は(気持ちが)病んで落ち込むと、別のことを考えて気分を切り替えるために新しいことを始める性質があります。というか配信を始めた理由の2割はこれです。
落ち込んだことに気づいた私は何か新しいことを始めようと思い、コスプレをすることと3Dを勉強することの2択で悩んだ末、
配信活動に直接いい影響を与えそうという理由で3Dを勉強しようと思い立ちました。

ちなみになんでVRoidじゃなくてBlenderなの?という話ですが、VRoidだと再現できない服の形があるということを聞いたからです。
モデルのカスタマイズ性はBlender>>>>>>>VRoid、難易度もBlender>>>>>>>VRoidと思っており(違ったらすみません)、
そうであるならばまずはBlenderを勉強し、難しすぎたらVRoidに逃げようと思いました。
この考え方は高い目標を先に持っておくと、それが達成できなくても結果的に高い成果は得られる、という「はたらく魔王さま!」に出てきた言葉から取っています。はたらく魔王さま面白いよ。

というわけで、私のBlender勉強の日々が始まりました。

学習に当たっての心構え

Blenderという難易度が高そうなことをやるにあたって、漫然と勉強をするだけでは恐らく途中で手を付けなくなるなーという予感が私の中にありました。
特に今はYoutubeにチュートリアル動画が沢山上がっていて「勉強をする」ことに関してはとても恵まれている時代です。
一方で、じゃあそのチュートリアル動画をこなしていった先に何があるのか?と考えると、断片的なBlenderの知識しか習得できないのではないかと思いました。

私の目標は上述した通り自分の3Dモデルを作成することです。
そこで、

  1. まずは(色んなブログでお勧めされている)Youtubeのチュートリアル動画をいくつかこなしてBlenderの雰囲気や操作を軽く身に着ける

  2. Blenderの基礎が体系的に習得できる書籍を買い、それを終わらせる

  3. アニメ系の人物モデル作成に焦点を当てた本を買い、それを終わらせる

  4. その後はその時考える

というスタンスで学習を進めることにしました。
また、学習は定期的にやらないとすぐにさぼるのではないかと危惧したので、PCを触れる日にはほぼ毎日、少しでもBlenderを触るようにしました。
幸い、普段の夜は配信をするか人の配信を見るかの2択だったので、配信を見ながらBlenderを勉強することができて習慣づけにはそこまで苦労しませんでした。

本当は全てを1つのnoteにまとめようと思ったのですが、下書きを書いたら原稿用紙40枚分くらいになったので流石に分けます。
次回から本格的に学習の記録です。

次回


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