最低限の開幕 F大阪1‐1岐阜
いよいよ始まった2025年のJ3リーグ。FC岐阜の開幕戦はアウェイ花園でのFC大阪戦。鬼門である関西アウェイでの開幕。今年こそ鬼門の扉を開けることができるのか。
準備期間が短く、1週間前のPSMが中止になった影響もあってか、なかなか戦術がうまくハマりません。前半はお互いにロングボールを蹴り合う展開が続きました。
お互いなかなかチャンスを作れないまま迎えた20分でした。ロングボールの処理にもたついた野澤と甲斐の間に割って入った島田がボールをキープすると、堀越へパス。石田が詰めていましたが、クリアの処理を空振り、堀越がフリーに。そのままシュートを決められ、最悪な形でリードを許します。
前半は全くパスがつながらず、決定的なシーンもCKから佐々木のヘディングぐらいと全くいいところなし。それでも、追加点は許さず前半を0‐1で折り返します。
後半もFC大阪の早いプレスと守備に苦戦します。次の決定機も大阪。50分、左サイドからのクロスを島田がドンピシャで合わせますが、ここはGKセランテスのビッグセーブで難を逃れます。
岐阜は中村と萩野を投入すると、徐々に押し込み始めます。最大の決定機は63分。右サイド山田のクロスを佐々木がフリックし、フリーの荒木が走りこみます。しかしこれはGK山本のビッグセーブに阻まれ、チャンスを逃してしまいます。
それでも徐々に流れは岐阜へ。71分、中村が右サイドから強烈なミドルシュートを放ちますが、これは枠の上に外れます。
なかなか大阪守備陣を崩せず、時間が過ぎていきロスタイムに入ります。試合が動いたのは終了間際でした。
左サイドを長井が駆け上がるとたまらずファウルで止め、FKの絶好のチャンスに。このフリーキックを佐々木が頭で合わせ、95分土壇場で1-1と振り出しに戻します。そのまま試合は1‐1の引き分けに終わります。
鬼門の関西での勝利はまたもお預けとなりましたが、ギリギリのところで勝ち点を拾うという最低限の結果は果たしました。しかし、守備面での課題やパスミスの多さなど内容面では負け試合だった思います。とはいえ、まだ開幕したばかりなので、そこはシーズンを通じて改善すればよいと思います。
いよいよ次節はホーム開幕戦。ホーム開幕戦の相手は昨季2戦2敗と苦しめられたヴァンラーレ八戸になります。今季初勝利をホームの大勢の観客の前で見せることができるよう頑張りましょう!!