マッチレビュー特別編 白熱の信州ダービー 長野1‐1松本
いつもFC岐阜の記事を書いていますが、今日は特別編。現地で観戦した長野UスタジアムでのAC長野パルセイロと松本山雅のゲームレビューを書いていきます。
12,000人もの観客が詰めかけた、信州ダービー第3ラウンド。長野はJ3残留のため、松本はJ2昇格のためにも絶対に落とせない1戦。私も、名古屋駅から特急しなのに乗り、善光寺でお参りをしてから観戦しました。
前半の立ち上がりは松本が主導権を握りますが、先に先制したのは長野でした。18分、長野は左サイドからクロスを上げると、杉井がシュートを放ちます。これは松本DFに阻まれますが、こぼれ球を近藤が決め、重要な試合での先制に成功します。
これで勢いに乗るかと思われましたが、すぐに試合は動きます。このわずか1分後、松本は左サイドから安藤がクロスを上げると、杉井に当たってしまい、オウンゴールという形で同点に。長野としては先制しただけに不運な形で同点に追いつかれます。
34分、村越のクロスに安藤がオーバーヘッドで合わせますが、長野GK松原のファインセーブで得点ならず。前半を1-1で折り返します。
後半も一進一退の攻防が続きますが、徐々に長野が決定機を多く作ります。最大の決定機は71分でした。
エースストライカー、元岐阜の浮田がボックス内で松本DFをはがしGK大内と1対1となります。左足で放ったシュートは大内の脇をすり抜けゴールかと思われましたが、ポストに阻まれ、決定機を逃してしまいます。
84分には、右サイドでフリーになった黒石がルヴァンカップを彷彿とさせる弾丸ミドルシュートで枠をとらえますが、これはGK大内のセーブで得点ならず。
松本は90分、右サイドから最後はエースストライカー浅川がヘディングで合わせ、ゴールかと思われましたが、こちらも松原のセーブでゴールなりません。
結局試合は1‐1のドロー決着となりました。
お互い勝ち点3が欲しかっただけに、両チームともに最後の決め手を欠くゲームとなってしまいました。長野にとってはYS横浜が勝利、奈良が引き分けたため、降格圏と勝ち点差3となってしまったため、悔しい結果になったでしょう。
松本は必ずダービーで1勝は挙げていただけに今期は未勝利。さらにプレーオフ、自動昇格のためにも負けられないゲームだっただけにこちらも悔しい試合となりました。
それでも12,000人の観客の前で、白熱した試合展開を見ることができ、とても楽しい試合となりました。J3のほかのゲームもこのように盛り上がってほしいですね。
長野は次節、我らがFC岐阜と長良川で、松本は次節、ホームアルウィンで昇格争いのライバルツエーゲン金沢と対戦します。お互い順位を少しでも上げて、目標が達成できるように。また、長野のサッカーが発展するようにこの2チームでともに高めていってほしいと思います。