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『ざつ』 お気楽TRPG日記63。告知(ザ・ループTRPGリプレイ、深淵小説)とか、TRPGバトンとか、CoC通過数とか、インタビューとか、Vaesenとか深淵とか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。この一週間は本当に色々でした。

告知(ザ・ループTRPGリプレイ、深淵小説)


 まず、告知から。
 ザ・ループTRPGリプレイ「6月の化石」第二回が公開されました。

 やっと本編です。よろしくお願いします。

 「深淵」の小説「歌の龍王」が小説家になろうで連載中です。
 以前、ブログに掲載したところまで届きました。
 詳しくは以下の通り。

https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/1864219/

 以上、「ざつ」な宣伝でした。

TRPGバトン

 Mörk Borgを検索していたら、海外でも自己紹介的なTRPGバトンが回っていた。

1) 最初に遊んだTRPGは? D&D
2) もっとも最近遊んだTRPGは? シャドウラン
3) もっとも長い時間を費やしたTRPGは? シャドウランか深淵
4) 今、みんなに挑戦してほしいTRPGは? ザ・ループTRPG、Mörk Borg

真・女神転生TRPGも4タイトル作って、リプレイ10冊書いているので、かなりの時間を使ってますね。これが第3位。

 たくさんの方がバトンに参加してくださり、楽しい限り。引用RTが248件、RTが200件。
 4番目の質問は「挑戦」が強くて答えにくい方もいたようですが、原文がtryなので「試してほしい」ぐらいの訳の方が良かったようですねえ。
4)An RPG you recommend people try?

 この機会に「好き!」「遊びたい」「いいよ!」をぜひ。

CoC通過数


 粋なゲーマーの次のネタのために、新クトゥルフ神話TRPGのシナリオ通過数のアンケートを取ってみた。(KPかプレイヤーでプレイした場合のみ、見学や動画視聴はカウントせず)

 こちらも655票もの投票をいただいた。ありがとうございます。
 俺も、自分でKPした回数が多いんで、正確には覚えていない。21世紀越えてからで、50回はやっているはず。 学校で最低でも20回、クトゥルフCONの回数、比叡山炎上とかテストプレイもあるし・・・。

 ベテラン組の中には、「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか」と、ディオばりの台詞を書き込む人もあり、公式だけで150本以上のシナリオが存在するのはスゴイことです。

インタビュー

 大学院で文化研究をしている中国からの留学生の方が、日本のTRPGの歴史を研究しているとのことで、知り合いから紹介され、20世紀のTRPGの歴史的な経緯の確認で、Discordでインタビューを受ける。何冊かこの手の本は出ているが、なかなかよい資料がないので、まあ、オーラル・ヒストリーという感じである。
 私の場合、1982年頃に、翻訳家の小川隆さんがD&Dを持ってきて、「今、これがアメリカで流行っているので、試しにやってみよう」というのが最初。確認してみたところ、ちょうど「E.T.」公開の前で、冒頭でやっている何か正体不明のゲームが「D&D」なので、これを知りたいというのがSF界隈にあったものですね。ちょうど安田先生がSFマガジンでTRPGを紹介した直後でもありました。

 その過程で、インタビューアーである学生さんのTRPG経歴を聞いたら、中国でも「クトゥルフ神話TRPG」の動画が人気で、クトゥルフを遊んでいるとのこと。その他に面白いTRPGとして上がったのが「無限恐怖」というウェブ小説を元にした同人TRPGだという。さまざまなフィクションの世界を旅する二次創作的なものだが、大人気で、「無限流」というジャンルも発生しているようだ。勉強になるなあ。

 こういう若い人との出会いは刺激的でありますな。
 そう言えば、先週、ゲーム学校の授業に遊びに来た映像製作の生徒さんが高校生でありながら、色々、面白い動画を紹介してくれた。

The Caretaker - Everywhere At The End Of Time - Stages 1-6 (Complete)

6時間ものの動画作品。

The Backrooms (Found Footage)

 奇妙な地下室を舞台にしたホラー映像。

LOCAL58TV - Digital Transition

 昔のCM風のホラー・ムービー。
 本人も動画を作っているとのこと。

Vaesen


Veasen (Fria Ligan)


 仕事の傍ら、フリーリーグの19世紀北欧ホラーTRPG「Vaesen」を読み進める。魔物(Veasen)を見ることが出来る「Insight」の持ち主たちが、スウェーデンの古都ウプサラの古城を根城に、魔物退治を行うナラティブ系TRPG。基本システムは、「ザ・ループTRPG」と同じYear Zero Engineだが、独特の雰囲気を持つ。
 その中には、 本部である古城を復刻して、魔物退治たちの団体「ザ・ソサエティ」の施設を拡張していくルールがある。団体が途絶し、謎の古城をPCたちが本拠地とするものの、そこには閉ざされた部屋や場所があって・・・ TVシリーズ化できそうなキャンペーンルールである。

 オチは考えてない。『ざつ』だな。


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