『ざつ』 お気楽TRPG日記100。「信長の黒い城」入稿完了とか、Role & Roll216とか、CY_BORGとか、シャドウラン横浜とか、ゲーム学校とか。
概要:還暦TRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の雑談とか、告知とか、ゲームを遊んだ話とかだが、10月期アニメがたくさんありすぎて大騒ぎだよ。このnote日記も100回目らしいが、まあ、いつものようにいくぜ。
信長の黒い城 入稿完了
「信長の黒い城」ルールブック入稿完了! イメージCDも入稿しました。タイトルは「黑怕合-クロユリ-」です。ジャケットもilleenさんの超カッコいい描き下ろしイラストになりますので、お楽しみに!
詳しくは公式サイト参照。
https://www.kickstarter.com/projects/nobuborg/trpg/posts/3627060
ウェブ上でシナリオに関する質問がありましたが、基本ルールには3本のショートシナリオを掲載。それぞれ3-5名ぐらいで2-3時間で遊べる感じです。「信長の黒い城」は「Mörk Borg」系のハック&スラッシュ戦国ドゥーム・メタル・ファンタジーですので、人数はあまり少ないと地獄を見ますね。
Role&Roll216見本誌到着。
Role & Roll216。今回、朱鷺田はエクリプス・フェイズのシナリオ「ザ・シング:異星の落とし物」を寄稿。
エクリプス・フェイズのシナリオ「ザ・シング:異星の落とし物」は、謎の太陽系外惑星で発見された異星人の何かが人々を襲い・・・。
まあ、その何かが「ザ・シング」なんですが・・・
シャドウランは西上柾氏によるオーバーホールの2回目。チームの公的認知度を扱うルールとか、検問突破とか、夜逃げする場合のチェックの基準とか。 世の中、せちがらいぜ。
Role&Roll216の新作情報コーナーでは、まもなく発売の「信長の黒い城」もご紹介いただいております。
CY_BORG パンクたちは生き急ぐ
先週土曜日は、池袋のミステルにて、「CY_BORG」。あのドゥーム・メタル・ファンタジーTRPG「Mörk Borg」のサイバーパンク・バージョンだ。超カッコいい! 我慢できなくなってきたので、遊ぶ!
「CY_BORG」に関しては、別にnoteで紹介したので、こっちを見てほしい。うわ、「ざつ」。
舞台になるのは、世界の終末を予感させる20X3年、「CY」と呼ばれる謎の電脳都市。ネオ資本主義の巨大企業群が支配する街のストリートに生きるパンクになるが、世界はすでに堕落と混乱と悪意に満ちている。
「我々は、この街を焼くべきだった。一世紀前にな」
CYニュースのヘッドラインには街のあちこちで起こる事件が流れる。
企業に見捨てられたパンクたちは、戦う。
生きるために、スタイルを貫くために。
これもKickstarterで資金を集めていたので、蹴ったら、たっぷりの豪華版が届いた。そいつを持って会場(ミステル)へGO!
「あ、キャラシートがある!」
某女史が開口一番、驚きの声を上げる。
普通、TRPGなんだからキャラシートぐらいあるだろ?
いや、それは普通のTRPGの話だ。
「Mörk Borg」系は「お前のキャラなんか、チラシの裏だ」「名前をつけてもいいが、そいつはお前を守ってくれない」とか言うぐらい、命の軽い世界なので、ルールブックにキャラクターシートが一切ついていないのが、カッコいいスタイルになっている。
そういう訳で、「CY_BORG」もルールブックにはキャラクターシートがないが、まあ、贅沢なリワード・セットだったので、カラーの! キャラシートの束がついてくる。相変わらず、デザイン優先で、機能性とか考えてないが、そこも、カッコいい(頭の悪いパンク仕草)。
早速、ダイスを振ってキャラ作成。まずは、オプショナル・ルールのクラスも入れない、装備チャートだけの基本で作成。今回、集まった4人は、以前にも、「Mörk Borg」や「信長の黒い城」を遊んでいるので、割と頭の悪いチャートで誕生するパンクどもにもなれたもの。
「装備品に【二日酔い】とあるが?」
「Hangoverだから、二日酔いだ。誰か別の訳が思いついたら教えてくれ」
「(スマホで検索)二日酔いだな」
「二日酔いを装備か。パンクだな」
「おで、二日酔い!」
うん、楽しそうだからOK。
割れた瓶しか武器のない防具なし、HP1のパンクとか、ゴミカスっぽいキャラが出来る。
「ちなみに、割れた瓶は、【尖らせた大腿骨】にしてもいい」
「Mörk Borg以来の人類伝統の武器! 大腿骨!」
「でも、この近未来の電脳都市だと、大腿骨の方がレアじゃね?」
そんなチンピラどもに、チュートリアルを開始。「Mörk Borg」の予言に相当するシナリオ・フックの「残念なニュース」で振ったら、「兵器企業が値上げした結果、銃弾価格が高騰! 白兵戦武器が一般化」という謎のシチュエーションが発生。特殊銃弾の密売の噂を聞いたパンクどもは、取引が行われる「閉鎖された遊園地」を襲うことになる。
今回のリワードで、ロケーション・シートがついてきて、これがまた、カッコいいし、便利。これもd6を3回振れば、シナリオネタが振ってくる。「閉鎖された遊園地」で、サイレイジ(サイバーサイコみたいな暴走症状)が殺人を繰り返しているというネタが出たので、ラスボスはサイレイジ・バーサーカーに決定。遊園地に潜入しようとしたら、番犬代わりにクロウラー・ドローンがおり、これと戦闘をする。盗んだタクシーで轢いた後、自動火器付きなので、死にそうな気分に(イヤ、一人死んだ)
キャラが死んだら、その場でダイスを振り、出来たら、途中乱入というハウスルールを使っているので、早速、ダイスを振りつつ、次なる遭遇は、盗んだ弾薬箱を引きずるチンピラ3名とのバトル。一人前に防具を来ていて、ショットガンとマチェットとか持っているので、割れた瓶のチンピラには歯が立たない。またも死者が出るが、なんとか二人倒し、一人が逃げた。残されたのは、レアものの、強化炸裂弾。敵の死体からショットガンとボロボロのジャケットをはいで、ヒャッハー、おおもうけだぜ、とかやっていたら、取引相手のサイレイジ・バーサーカーが「俺の銃弾」とか言いながら、サイバーブレイドをぶんぶん言わせて襲ってくる。
マッド・サイボーグ、硬い、強い、2回攻撃!
なんとか倒すも、すでに、最初のキャラが生き残っているのはたった一人。死亡率75%! いや、もう二人死んでいるヤツもいたが、まあ、楽しそうだから、それでいいか!
2シナリオ目では、オプション・ルールのキャラクター・クラスを投入し、作成。
・忌避されしナノマンサー ハラペコ
子供の頃に企業に売られ、外宇宙以来のナノバクテリアの実験体にさせられた結果、ヘソのところにも口があり、こっちで摂取するとドラッグの効果が2倍、という謎生き物。目を合わせると超能力で人が死ぬ。
・見捨てられたギャングのチンピラ 「おい」
小柄で乱闘の最初に、ラッキー・パンチを放って味方を有利にするぐらいしか役に戦いチンピラ。チームを追い出され、街でふらふらしている。
・反逆のサイバー殺人鬼 あ・うん
フィラメント・ツヴァイハンダーを振り回して人を殺す目出し帽のサイコな連続殺人犯。毎朝、装備をきちんと並べて整備しないと気がすまないのだが、武器として、「たくさんの投げナイフ」もあるので毎朝全部並べて、装備しなおす。
・炎上したハッカー Fuuu
視差幻影により、透明になれるアプリを使うハッカー。
なお、Fの後の「u」の数が今日使っているキャラの数、つまり、3人目。
2本目は、ルール掲載のシナリオ「Lucky Flight Takedown」。
カジノで借金を作った企業人の依頼で、カジノの記録をチャラにする簡単なお仕事。客を装って店に入り、オフライン化されたサーバーを破壊する。
公式シナリオなので、詳しくは言わないが、パンクなNPCが多くて雰囲気よし。カジノなので、当然、賭けて遊ぶルールがあり、チンピラが一獲千金を狙って、有り金の大半を溶かす(ヒーローポイントまでつぎ込む)流れは、もはや達人のワザマエ!
「CY_BORG」では、グリッチというヒーローポイントが1日、1-2点もらえるのであるが、これ、他人にも使えるので、いい感じにチーム感が出る。ここのカジノでは一度倍にした賭け金をもう2倍にするんや!と、4点つぎ込んで全部すった。
カジノ・シナリオをクリアし、サイバーパンクらしいEDを迎えたメンバーは残り時間でもう1シナリオ。「残念なニュース」の結果、スラムに巨大植物怪獣が出現。どう見ても、ウルトラマンみたいな展開だが、その生物素材を巡り、バイオ企業協賛のバトルロワイヤル大会が開催される。賞金は10万¤。やるぜ、やるぜ、とツッコミ、ロードランナー(暴走族)や企業警備部隊とドンパチ、貴重な犠牲を出しつつ(Fuuは5人目に突入。新キャラで登場したターンに死ぬヤツ)も、植物怪獣の根元に到達し、バイオ素材を入手する。カルト集団も蹴散らして脱出するも、企業は賞金なんか払うか!と戦闘ヘリで地域の掃討を始めたので、パンクどもは泣きながら、逃げ出した。
まあ、バイオ素材は転売して、明日の飯代にはなったし、企業警備部隊から装備をはいだので、プラスな気がする。
いやはや楽しかったぜ。
シャドウラン横浜 幻のラーメンを求めて
祝日は、シャドウラン横浜キャンペーン。
今回はホライゾンの依頼で、エルフのゴローちゃん主演の「永遠のグルメ」新東京SPのために、幻のラーメン屋探し。
詳しくはRole & Roll203掲載「永遠のグルメ」参照。
超中本2075(トロールでも辛いと言い出す、超絶辛口北極ラーメン)とか、家+二郎+(家系と二郎系を合体させて進化し、トロールでも満腹になる超爆食系背脂ラーメン、全部マシマシ×5)とか、2076年の新東京ラーメン談義で盛り上がる。
なお、このゴローちゃんは松重豊顔のエルフなので、超中本とか、家+二郎+とか食べたら死にそう。
なお、この時点での、プレイヤーたちの感想。
「家+二郎+はまだ大丈夫。
トロール二郎とかドワーフ中本でなければ、OK」
まあ、二郎はラーメンかどうか疑問な食べ物だからな。
その後、幻のラーメン屋台があるという、新東京アンダーグラウンドへ。
渋谷アンダーグラウンドの設定はRole & Roll206に掲載。
以前、救った渋谷地下ヒカリエ村に行こうとしたら、ゾンビが出現。そういえば、新東京アンダーグラウンドに、吸血鬼のネクロマンサーが逃げ込んだという話が・・・
ゾンビを倒し、ヒカリエ地下のスクワッター村に行ったら、長老から渋谷地下にヴァンパイアが住み着き、5人のハンターが向かったが、帰ってこないとのこと。あとあと、幻のラーメン屋での撮影が行われることを考えるとヴァンパイアのネクロマンサーとか超面倒くさい。ヒカリエ村を支援している渋谷のヤクザ弁護士と相談して、ヴァンパイア退治のミッション発動。
ハンターのゾンビを倒し、ヴァンパイア・ネクロマンサーに迫る。
汚泥の精霊の接着パワー・トラップを切り抜け、対ヴァンパイア用の木剣を構える探偵に向けて、ネクロマンサーが必殺の呪文を唱える。
NPCネクロマンサー「わが必殺の、スレイ・ヒューマン(対ヒューマン攻撃呪文)を喰らえ!」
PC「人間ぽいけれど、オークですが、何か?」
(資質「ヒューマン風の外見」)
ネクロマンサー「はあ?」
痛恨のカテゴリーミス。
なんで、そんな属性限定呪文取ったの? マナボルトでよくねえ?と思う方もおいででしょうが、Forbidden Arcanaというシャドウラン5thの上級魔法ルールサプリメントでは、各様式ごとに「好きな呪文」があり、Necro Magicの項目には、SlaughterとかSlayとか属性限定呪文があるのです。
まあ、ネクロマンサーを倒して、アンダーグラウンドも平和を取り戻したので、渋谷の地下遊水路の湖畔にいるという「幻のラーメン屋」へGO。
確かに、屋台がある。
親父が作るのは、なんと塩ラーメン。
探偵「ほお、これは美味い。出汁は鳥っぽいが、どこか違う。もしかしてワニ?」(趣味技能:美食3)
店主「ええ、ワニもいい出汁を出してくれます」
探偵「いや、待て。それだけじゃない。この爽やかな味わいはもう一種類、魚系の出汁が加えられているな。もしかして鮎か?」
店主「この地下水路に、川魚が迷い込んでいましてね」
鮎の干物とワニ肉で出汁を取り、絶妙なバランスで形成された淡口塩ラーメン。鶏ハムのようなワニ焼豚(炙り)を載せた丼そのものが美しい。
店主は顔出しNGと言っていたが、なんとか説得して出演してもらうことに。
数日後、来日したエルフのゴローちゃんと合流。そこには撮影スタッフとともに、ブラッド・ピットを縦に潰したようなドワーフのメンタルカウンセラーがついてくる。
ゴローちゃん「最近、忙しいし、疲れているのでメンタルケアを指導してもらっています」
ドワーフ「私は身心合一を目指す第六世界ヨガの指導員です。トランスヒューマニズムの思想で、現代社会の持つ技術と精神の乖離を乗り越える技術を指導します」
また、変なヤツが出現。明らかに両足がサイバーレッグなのに、エッセンスが少ししか減っていない。それも「ヨガの効果」とか言い出す。いや、ヨガじゃねえから。
ちなみに、インストラクターのイメージは「ザ・ロストシティ」のブラッド・ピットのドワーフ版。無駄にかっこよく、無駄に悟っているヨガインストラクターの元傭兵。
実は、これは今回のもうひとつのテーマである。
先ごろ、シャドウラン翻訳チームの西上柾さんが、Sixth World Editionから持ってこようと提案したオプション・ルール「トランスヒューマニズム」の運用テストである。
詳しくはこちら。
簡単に言えば、「マンデインさんが精神修行して、イニシエイトしたら、その階梯分だけ追加のエッセンス・ホール(1.0)を得て、そこにサイバーウェアやバイオウェアを突っ込める」というルール。イニシエイトすれば、果てしなく強くなれる魔法使いとのバランス取りのためのルールで、なんで、5thのサイバールールとかでやらんの? というネタ。
この2/3ブラッド・ピットは両足をサイバー化したが、トランスヒューマンでイニシエイトしていたので、エッセンス・ロスが少なくて済んだという設定。ヨガで人機一体! いや、待て。
PC「そんなことが出来るのか?」
ドワーフ「わが師匠なら、サムライ並みのウェアを入れても、人としての心を失いませんでした」
PC「その師匠は?」
ドワーフ「宿敵に追われ、今はどこにいるかもわかりません」
PC(やばい、フラグ立ったぞ!)
君たち、訓練されすぎ。
かくして、ゴローちゃん@幻のラーメン屋シーン収録に合わせて、出現する軍用フルボーグ。とりあえず、GMがやり放題にエッセンス10点分の全身サイバーリムと加速装置、バイオ強化をぶっこんだモンスターNPC。全身のリムに装甲6点とか最大強化をぶっこんだ上にアーマージャケットを着せたので、装甲値36点。血小板工場3、痛覚編集3点。制御リグR3も搭載し、光学迷彩し、レーザー砲を搭載したVTOLドローン「サイバースペース・デザインズ・ダルメシアン」を3機引き連れている。明らかにファンネルである。前日に、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を見たのは気にしないことに。
PC1「最大加速の全身義体? エッセンス的に無理だろう」
PC2「まさか、トランスヒューマニズム?」
そして、全身義体のフルボーグはラーメン屋の親父に声をかける。
フルボーグ「大佐、探しましたよ」
店主「軍曹か?」
軍曹「部隊にお戻りください。トランスヒューマン・プロジェクトにはあなたが必要です!」
しかし、どう見ても、店主のエッセンスは6.0のマンデイン。
店主「もう人殺しは嫌だ。ラーメン屋としてひっそり暮らさせてくれ」
軍曹「第五階梯トランスヒューマンのあなたには、無限の可能性があるはずです」
具体的には、5.0ぶんのエッセンス・ホール。サイバーウェア入れ放題。
店主「それに今の私がプロジェクトに貢献できる部分は残っていない。
それはすべて、ラーメンに捧げた」
幻のラーメン屋を守るため、トランスヒューマン・フルボーグと対決するPCたち。装甲値36点とかどうするんや? と思ったら、「魔力剣」装備の魔法剣士アデプトがいた。連撃の結果、3秒で軍曹の残りコンディション・モニターが1マスに。
軍曹「本部には、大佐は死んだと伝えます」
店主「ああ、そうしてくれ。
探偵さん、助かったよ。お代は?」
探偵「また、美味いラーメンを食わせてくれ」
ちなみに、ホライズンの撮影チームは、このバトルの間もカメラを回しており、放映された「永遠のグルメ」では、サイバー兵士と魔法剣士のバトルの後、仲良く、ラーメンを食べる「泣けるエピソード」が挿入された。
ゴローちゃん「腹が減った」
セッション後、PCもラーメンが食べたくなり、近所の鳥料理屋で、鶏そばを頼むことに。
バンタンで「Mörk Borg」とか「水星の魔女」とか
10月に入ったので、非常勤講師をしているバンタンゲームアカデミーの後期授業開始。
まず、水曜日は高等部向けの「ゲーム研究Ⅱ」。アナログゲームで世界観の活かし方とか、ゲーム製作を学ばせてくれというので、「Mörk Borg」から「信長の黒い城」へつなげる感じで、OSRのミニTRPGを1本作るという授業になった。
世界観の使い方という授業なので、今期アニメの注目作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の話をする。
ガンダムで学園物の上に、百合という予想外の展開に注目せよ! というあおりをしますが、実際、ゲームデザイナーとして業界に入れたら、将来、仕事で「水星の魔女」を使う可能性すらある訳です。ゲーム学校ですから、可能な限り、こういうのを見なさい、という話。
「逃げたらひとつ、進めばふたつ、手に入る」
いい台詞だ。2話目でも、うまく使われている。さすが大河内さん!
その上で、「水星の魔女」を理解する上で、比較対象によく上がる「少女革命ウテナ」の紹介をする。1997年、エヴァの翌年の作品やからね。
ちなみに、朱鷺田的に、おすすめの見方は、まず、地上波放映の1話2話を見る。「少女革命ウテナ」の1話を見る。もう1回、1話を見る。
まだ気になるなら、Prologueを配信で見る。
その後で、公式サイトの「ゆりかごの星」を読み、1-2話を見直す。
割りと大変ですよ。
「ゆりかごの星」はYOASOBIさんに主題歌を発注するために、大河内さんが描き下ろした小説なので、「祝福」と「ゆりかごの星」を反復横とびするのは、物書きとしての勉強になりそうな気になる。あれを書いたら、YOASOBIさんが「祝福」で返してきて、それをアニメ化したのがOPとか。色々な意味で凄いし、全体的に「オルフェンズ」の返歌になっている感じがするOPもまた意味深であるよ。
あと、個人的に卓見だと思うTweetがこちら。
最高すぎる。ほんまや。
これが集合知ってヤツやね。
講義を1時間した後、「Mörk Borg」を見せてTRPG作るぜといった後で、「Mörk Borg」体験会。
Mörk Borgはゴブリン、バーサーカーと戦い、死者1名、猿1匹死亡。
今週はクラスを入れて遊ぶぜ。
金曜日はゲーム・アニメ・ライター科とノベル科。
主に、「水星の魔女」の話をしつつ、それぞれ講義を広げる。
ゲーム・アニメ・ライター科は、アニメ雑誌やゲーム雑誌のライターを育成する学科。マフィア梶田君が一番有名な卒業生だが、20年の歴史で業界のあちこちに卒業生がいて、アニメやゲームの記事を書いていたり、雑誌やウェブ媒体の編集をしたりしている。
まずは、10月期アニメを俯瞰して頑張れ、という状況で、毎回、ネタを拾ってきてコラムを書くことになる。
ノベル科の授業は「幻想世界論」ということで、世界観を中心に雑学全般の座学。今期は世界観の勉強になる作品として、「王立宇宙軍 オネアミスの翼 35周年記念 4Kリマスター版」と「すずめの戸締まり」に注目。
公開2週間後には解説する(AKA、ネタバレするぞ)ので、それまでに見ろというオーダーを出す。
いやあ、懐かしい。
創成期のガイナックスが最初に作った劇場版アニメで、すべての世界設定を一から作りつつ、宇宙開発ものを描くという作品である。
「すずめの戸締まり」は、新海誠監督の新作。
ビビットな描写が素晴らしい新海誠さんが今回はどんな感じにいくのか、楽しみである。
新海誠作品は前半の短編と、「君の名は。」以降の変化を分析するので、いずれ「秒速5センチメートル」も見て欲しいあたり。
とりあえず、「君の名は。」のあらすじを書く宿題を出す。
そんな感じで課題を出し、「水星の魔女」と「ウテナ」の話をした後、生徒から「ギャルゲーを遊ぶ話を書きたいので、どれから遊べばいいですか?」という質問を受ける。
いや、その質問している段階で、ギャルゲーの亡者どもが襲ってくるぞ?
ちなみに、Wikipediaにもギャルゲーの歴史という項目が!
まあ、色々考えてから、「ラブプラス」の歴史的な価値を語る。
まず、これ見ろ。
これが2010年ですね(血涙)
この時期、マフィア君がラブプラスの伝道師として大活躍してまして。
それはさておき、今年はガンダムSEED20周年だそうですよ(汗)
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。
2/3ブラッド・ピットの超人思想系ヨガセラピストとか。