『ざつ』 お気楽TRPG日記72。サイバーパンクRED、カッコーの話とか、玉座の闇4とか、Role & Roll 210「ざつに始めるシャドウラン」とか、10年前のゲームマーケットとか。
概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。サイバーパンクRED発売かよ!
サイバーパンクRED、カッコーの話
いや、来ちまった! サイバーパンクREDだ! ひゃっはあ。
2077が来た時から、こういう日が来ることは分かっていたが、すげえぜ。
「シャドウラン」を翻訳しているオレが言うのもなんだが、それだからこそ言うぜ。
買え! マストバイだ!
一緒に、暗黒の未来、赤の時代を駆け抜けようぜ。
REDの先代というか祖先にあたる「サイバーパンク2020」も買って遊んでいたが、オレは、割とすぐに、「シャドウラン」に移行してしまったので、偉そうなことは言えない。
数少ない思い出は、カッコーというキャラを作ったことだ。あれは、鈴吹さんと健部さんに誘われて、「サイバーパンク2020」を遊んだ時に作ったネットランナーだ。セッションの半分以上、ネットの中でヨタを吹いていた。その後、リプレイに出演し、後にトーキョーN◎VAに移住したようだが、オレがプレイしたのは最初の1回だけで、後はFEARさんにお任せした。
あいつは勝手に世界へ羽ばたいていった。
そういう訳で、もうあいつは、オレのキャラじゃないが、それでも、時折、「カッコーが好きです」と言ってくれる人に会う。
ありがとう、あいつを愛してくれて。
どこかで会ったら、よろしく伝えてくれ。
玉座の闇4
先週、土曜日はライブアクション型マーダーミステリー「玉座の闇 シーズン4 魔王復活」埼玉公演。最大28名というこの時節をまったく考えない多人数ゲームではありますが、21名の参加者を得て、シナリオ付きのライブRPGということで、わちゃわちゃ遊んでいただいた。
こういうイベントがもっと開けるとありがたいと思います。有料ではありますが、GM進行役も引き受けますので、随時、お声がけをば。
そんなことを言っていたら、同じ日にどこかで最大人数で遊んでくれていたようだ。ありがたい!
コノスさんのサイトでは品切れ中ですが、ゲームマーケット2022春では増刷し、OZON STUDIOさんのマダミス・ブースに委託する予定です。よろしくお願いします。
Role & Roll 210で「ざつに始めるシャドウラン」
発売中のRole & Roll 210に、「ざつに始めるシャドウラン」と題するジャンプスタート用記事を寄稿しています。
ん? どっかで聞いたようなタイトルだな。
まあ、いいよ。
今回の内容は、初めてシャドウランにふれるGMとプレイヤーのための圧縮キットだ。4名の作成済で、やるべきことがはっきりしているキャラクター(イラスト付き)に、ミニマムのルールサマリー、ミニマムのデータで遊んでもらおうというものだ。
ストリート・サムライ、ガンスリンガーアデプト、スペルスリンガー(アデプト)、デッカー。
今回の記事は、シャドウラン5thをバランスよく遊ぶために、切れるルールを全部切ったら、どうなるか? という挑戦でもある。
■今回、省略した主なルール
・継続テスト、チームワークテスト
・リーチ
・リミットと精度
・動作の分類
1行動パスに1回行動でいいじゃん?
・振り直し以外の【エッジ】の使い方と使用制限
【エッジ】は振り直しだけだ!
・範囲攻撃(範囲呪文、手榴弾、制圧射撃)
・精霊召喚/束縛、錬金術、儀式呪文
そもそも、精霊召喚は、データが増える上に、バランスブレーカー。
呪文も【フォース】=【魔力】で、オーバーキャストは禁止。
・ハッキング、監視指数、ホスト、テクノマンサー
・ヴィークル戦闘とチェイス
この辺、ご意見などありましたら、お聞かせください。
10年前のゲームマーケット
カナイセイジさんの出世作「ラブレター」が10周年を迎えるとのことで、おめでとうございます。封筒に入った16枚のカードをもらったあの日から、もう10年か。アークライトさんが記念企画をするそうだ。
まずは、おめでとうございます。
ちょうどいいので、10年前に、4Gamerさんに書いたゲームマーケット2012春の記事を発掘してみた。
いや、みんな若いし、鈴木銀一郎先生もまだお元気だった頃。
なつかしいねえ。
ついでに、ラブレターの誕生の背景になった500円ゲーム企画の話も。
いやいや、面白い時代でした。そして、あの日から走り続けているデザイナーさんたちがいて。4月になれば、今年のゲームマーケット2022春。
当日、どこで何をしているかは未定ですが、まあ、会えたら、よろしくお願いします。うわ、『ざつ』だな。
オチはない。