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『ざつ』 お気楽TRPG日記48。TRPGライツ(シャドウラン/エクリプス・フェイズ/ザ・ループ)とか、Things from the Floodとか、MÖRK BORGとか、玉座の闇先行テスト(10/24)とか。


概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今週はちょっと真面目な権利関係の話から。でも、結局『ざつ』ですよ。

TRPGライツ関係

今週月曜日(10/11)、Twitter経由で以下の発表がありました。

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TRPG関連出版社6社は、合同で「TRPGライツ事務局」を設立し、ユーザーの皆様に安心して二次創作活動を楽しんでいただけるよう、テーブルトークRPGの「二次創作活動に関するガイドライン」を公開しました。

ガイドライン策定の意図や詳しい内容は、以下URLをご参照ください。

http://arclight.co.jp/trpg-rights/

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一応、私のスタンスは以下のような形でTwitterに流しております。

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TRPGガイドラインに関してはTRPGの主要出版社(および製作グループ)のもので、朱鷺田の製品のいくつかが含まれたり外れたりすることもあります。その理由のひとつとしては、私が制作した「翻訳物」および「版権物」は、このガイドラインでは対応できませんので、外れています。

「翻訳物」に関しては版権元の会社の規定に従ってください。翻訳者には許諾の権利はありません。

エクリプス・フェイズに関しては、クリエイティブ・コモンの範囲であれば、自由に創作の発表ができます。基本ルールブックをご参照ください。

シャドウランに関しては版権元Toppoのガイドラインがあります。

https://www.shadowruntabletop.com/legal/

ただし、これは知的所有権の所在、無料のファンページの規定とその場合のLegal Textとロゴの扱いに関してのもので、日本での同人誌に関しては規定しておりません。

「ザ・ループTRPG」に関しては、「ザ・ループTRPG」の版権元であるフリーリーグ社は、Free League Workshopという規定を作っており、これに従えば、DriveThroughRPGで同社の製品をベースにしたゲームを販売することで出来ます。特定ウェブ販売サイトとの合同企画ですので、日本国内での二次創作には対応していません。

https://www.drivethrurpg.com/cc/30/free-league-work-shop

「版権物」(いわゆる原作物TRPG)に関しても、原作版権者の規定に従うため、このガイドラインには沿いません。旧来の二次創作の範囲と考えるべきですが、私は公式にそれを述べる立場にはございません。

私は過去、「真女神転生TRPG」などの原作物に関わってきましたが、これらの多くは絶版状態で、権利そのものが切れており、今回のガイドラインに対応できるものではございません。

 この他、朱鷺田が過去に制作したオリジナルTRPG(主に、「深淵第二版」などエンターブレインで制作したもの)に関しては、在庫切れだったことで、リストから外れたものと思われます。現在、問い合わせ中ですので、少々お待ちください。可能なら、同様の扱いにしてもらう方向で行きたいものです。

 それぞれのタイトル、デザイナー、版元ごとに、事情や背景、考え方がありますので、ご理解をいただけますとさいわいです。

 あ、マンガ図書館Zに預けている「ファンタジーRPG入門 ドラゴンリング」にTRPGシステムがついていますが、まあ、いまさら、あれで同人誌とか二次創作とか作る人もいないと思いますので、放置してあります。そういう酔狂な人がいたとしても、人としての良識を期待しましょう。

『ざつ』だな。

Things from the Flood

 日曜日は、ザ・ループの続編「Things from the Flood RPG」のルールブックに掲載された公式キャンペーン第4話「Ash to Eternity」。

 公式キャンペーンの最終回にふさわしい派手な展開でした!

 Things from the Floodは、14-19歳のTEENを遊ぶナラティブTRPG。

 あれから10年、1990年代後半に入り、ループが閉鎖され、メーラレン湖諸島に大災害が起こった崩壊の時代が舞台。高校生が中心なので、キッドの頃ほどお気楽でもないし、そろそろ将来のことを考えないといけない。恋愛もその先もややこしい。

 キャンペーンは四季を超えるもので、最後には、夏休みを前に、
高校を卒業する18歳のティーンに将来を聞いてみたりする。

 ところで、「早い」とか「ざつ」とかって何?

MÖRK BORG

 MÖRK BORGは、「ザ・ループTRPG」のフリーリーグ社が出しているヘビーメタル・ファンタジーRPGです。いや、デスメタルかな。今回のトップ絵もまあ、スゴイですが、ルールブックの頭がオカシイ(褒め言葉)。

 フルカラーで滅びかけたファンタジー世界でのダンジョンハックをやる訳ですが、雰囲気がもうデスメタルとか、ドゥームストーナーインストゥルメンタルメタルとか世界が末期症状です。詳しくはAmazonで検索して! 『ざつ』!

「翻訳せんのですか?」

とはよく聞かれますが、正直、オレのデスメタル経験値が少なすぎて、文脈が再現できない。たぶん、デトロイト・メタル・シティどまりだ。

 『ざつ』。

 しかたがないので、MÖRK BORGの参考曲をはじから聞く回。というのを個人的に開催中です。ドゥームメタルとか、ドローンドゥームとか、ストーナーインストゥルメンタルフォーク・メタルとか、ペイガンな感じもあってなんかメガテンっぽいような気がする。『ざつ』な感想ですまぬ。

玉座の闇シーズン4 先行テスト会


 ゲームマーケット秋新作「玉座の闇シーズン4魔王復活」の先行体験プレイを10月24日の日曜日に行うことになりました。場所は東京か東京寄りの神奈川。参加費は会場費頭割り程度、最大で2000円程度の予定。進行役はデザイナーの朱鷺田祐介が行います。

 詳しくは、こちら!

 「玉座の闇シーズン4魔王復活」は、朱鷺田が制作している多人数型のライブ・アクション型マーダー・ミステリーです。ファンタジー世界を舞台に、戦争あり、探索あり、恋愛あり、そして、殺人事件の謎解きありの展開になります。12名から28名まで対応。楽しいよ!



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