金魚のさんぽ
海外の記事。
自粛で、ペットのさんぽのみ外出が認められるなか、
金魚の散歩にでて捕まってしまった人がいるという。
写真には、警察に囲まれる金魚鉢を抱えた男性の姿があった。
一瞬笑ってしまったけれど、
なんだかこの人のことが気になる。
犬の散歩はよくて金魚のがいけないのはなぜなのか。
金魚にはさんぽが必要ないから?
でも、ほんとうのところ、金魚にさんぽが必要かどうかは、
本人(魚)に聞いてみないとわからない。
金魚鉢ごと移動すると、金魚に世界はどう映っているんだろう。
車窓の風景が移ろっていく感じなのだろうか。
それとも、金魚にはそういう認識はないのだろうか。
そんな金魚の事情とは別に、
この飼い主が以前から金魚を散歩に連れていっていたとすると、
平常通りのペットのさんぽに出た、ということになり、
また事情が違ってくるように思える。
「こら君!金魚にさんぽは必要ないではないか!」
と警察がやってくるとしたら、見たい。
ずいぶんとシュールだ。
そして
"金魚と一緒やったらOKちゃうか?”
と思ってしまった男性の発想力は果てして豊かなのか、どうなのか。
どこまでもシュールだ。
パンデミックの世界を、異世界の景色を見ているような気分で過ごしているせいか、こんなシュールなはずの記事のほうがリアリティを感じる。
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