【音霧雑記】超適当法案 総額20兆円支給で日本を救え!
20兆円というビッグな金額を提示するのは誰でも出来るんだ。5千兆円よりなんとかいけそうな金額でしょうが、でも20兆円ですよ。そんな金何処から出すのって「ま、埋蔵金がありまーす!」と言うのは駄目ですね……結局なかったですし。まあ20兆円を何に使うのとか、その資金を捻出するのにどうすればいいのかまでを色々考えてみようという記事です。ハッキリ言って音霧カナタは政治を知らんので、無責任極まる内容になること承知の上で読んでください。※この法案はフィクションです
1000万円を200万人にばらまこう!
10人に1000万円で1億円。
百人に1000万円で10億円。
千人に1000万円で100億円。
万人に1000万円で1000億円。
10万人に1000万円で1兆円。
100万人に1000万円で10兆円。
200万人に1000万円で20兆円。
計算間違いはないはずです。1000万円を毎年国民200万人に支給する。ただしただの国民ではない。生まれてきた赤ん坊です。少子高齢化が進むこの時代、お金を使ってくれる、未来を担ってくれる、そんな若者という存在を育てるためには、幼稚園無償化とかそういう無償化ばかりではいけないと思います。やはり払うべきモノには払うべきです。しかし先立つものがなければ、子供を産む時のリスク、将来の不安、金銭面の不安とか、いろいろ気になること山積みだと思います。
だから先立つものを、先に振舞ってしまえというのがこの法案。赤ちゃんが産まれたら「おめでとう」と国がお金を払うのです。10万円でも、100万円でもない。諭吉1000人1000万円。子供が成人するまでにかかると予想される金額2000万円の、半額を支払ってしまうのです。
このお金で何を解決するって、先にあげた通り学費とか将来設計のためのお金ですよ。
Q1:子供を産むだけ産んで育てない親とかいそう
A:同様に、仕事もないけど結婚もせずに励む人とかもいそうです。ここで解決策として「結婚後1年以上経過していること」等の項目を増やして制限をかけるべきだと思います。
Q2:200万人以上生まれたらどうするの?
A:1000万円を堅守するなら、来年度繰り越しとか。でもそれではあまりにあんまりですので、【総額20兆円】という法案に訂正し、出生児で20兆円を割った金額にするのもありだと思います。もしくは20兆円自体をかさ上げして支給金額を上乗せすると言う手もありますね。
Q3:これまでに生まれた人とかには何かあげなくていいの?
A:過去を振り返るばかりでは前に進めない……。
この法案の狙いは経済の活性化も
少子化問題と経済の活性化というのは結びつきそうにないけど、こうやって支給するとなれば話は別です。1人の赤ちゃんに1000万円支給であれば、お金を使う人で溢れかえります。街にお金が溢れるとお金の暴風で経済が回ります。安くて先細りするデフレを、思い切り是正してしまえというのが狙いです。どんどんガンガン使っておくれ……。貯金だけでは経済困っちゃうから……。
地方創生とか空き家問題とかも解決?
10万円ならひょっとすると享楽とか美食のために費やされる可能性があります。100万円なら旅行費に消えることもあるかも。しかし1000万円ともなれば、おいそれと無計画に使い切るのは難しい。
だからこのお金を使うとするなら、1000万円のレートで買い物を進めると思うのですよ。1000万円。それこそマイホームとか!! でも、都内でそんな場所ないよと思う方へ。何で都内限定で考えるのでしょうか、東京郊外でも東京都以外でもどこでもいい。今の世の中、1から家を建てるだけではなくリノベーションとか空き家だった場所をそのまま使うとか、やり方はいくらでもあります。
東京都に一極集中する現状打破にもなりますし、地方に人が流入すれば地方創生とか活性化にも繋がります。空き家を埋めるのです!
でも20兆円ってやりすぎじゃあない?
毎年、それこそ十数年とかを見据えた長期政策。毎年20兆円はキツイ。わかる。でも今後の日本のことを思うのだったら決して高くないお金です。
子供の数って国力と直結するものだと私は思っているので、子供が多く生まれる国は、それだけ未来を紡いでくれる人数が多いことを意味します。日本の人口グラフが壺型ではなくワルプルギスの夜になる現状、これをどうにかしないといけません。
ガンガン子供を産んでもらうには、相応の手当てが必要だと思いますし、それは10万、100万では難しいとも思うのです。1億は無理でも、1000万円ならば……それだけの金を投じる、未来を見据えた投資と思えば安いもの。
そのお金、どうやって捻出する??
お題目は立派できゃっちーだ。しかし選挙でこんなマニフェストを言っても、誰も信じないしほら吹きだと笑われるのは明白。キチンと20兆円をどうやって生み出すか、考えていきましょう。
まずは生活保護の見直しから。生活保護対象を、マジで生活できない人に限定します。日本国籍のない、もしくは国籍取得から日の浅い海外の方は全員シャットアウトします。差別? と騒ぎが起こるでしょうが、「日本国民の重大な政策のために、日本人を最優先いたします」と言えば無問題。というか自国民優先は当たり前です。日本の国力が衰退しては生活保護もくそもないのですから。
続いて政治家の政治資金削減。正直な話、これはもっと少なくても良い。給料とは別枠で、実質第2の給料だと思うこれを大幅に減額しましょう。不透明な予算が嫌なら予算計上委員とか新設して、会計事務で徹底して引き締めればいい。
1000万円という大金を赤ちゃんに配るなら、幼稚園無償化もいりませんし教育無償化もいりません。この部分の予算はバッサリとカットしましょう。
教育無償化で成り立っていた家庭もあるでしょうから、そちらは別途フォローも必要です。
その他諸々の出血要素を減らしていき、消費税など諸々の税率を減らせば準備万端であろうと思います。税率を減らすと税収下がるという意見もありますが、現状増税で買い控えが起きているので、人間でいう血行不良を起こしています。動脈硬化に至る前に、血液の流れをサラサラにする必要があるのです。内需の拡大です。税金負担が減ると買い物が楽になって経済が大きく回転するので、景気が良くなると思います(もっと経済勉強しておけばよかった)。すなわち税収も多くなると思います。諸問題あって今は出来ませんが早くやってほしいな……。
赤ちゃんが増えまくるってことは
仕事がないといけない。「地方町工場」とか「民芸品」などの担い手。食の大半を輸入で賄う飽食の日本を、田畑や畜産などの方面からも支えたりするのも急務です。折角大人になったときに、パソコン関連かコンビニしか目指すものがないとか、食料は合成食品だけとか、そんなの嫌ですからね。
かといってこれからの世界は、PCに明るくないとなかなか厳しい。PCの授業、プログラミングの授業も大きく推進していきたいところですね。
そして子育てをし易い空間の確保も必要。それは赤ちゃん専用車を造れとかそういうのではなく、空気感の事を指します。電車内で赤ん坊が泣いていたら、近くの大人があやしてあげるとかを、恥ずかしげもなく出来るような空気感が欲しい。今となっては懐かしい雷親父のような、子供の規範になる大人も欲しい。要するに、家族だけで子育てするから大変なのであり、全体一致で子育てをしてあげられるようになると、もっと楽になる。
ベビーシッターも沢山必要になる。お母さんだけでは子育てがめっちゃ疲労困憊で大変だから、1000万円の内いくらかは幼児の頃にかけることになるのではないか。
居住区もばらけさせないと人口一極化が進んでしまう東京。人口難の地域に人を、道路を広げることも忘れてはいけない。そうなると足(車)が必要になる方もいるだろう。自動車は電気自動車や共用、レンタル等で皆で使ったりも出来る措置を。
要するにこの法案を完全にやるとなれば
少子高齢化、デフレ脱却、諸々の経費削減、公共事業の拡充、社会全体の雰囲気、地方創生、過疎問題の解決、各種インフラ整備等。そういった問題全てに着手していかねばなりません。20兆円PONとあげるだけでは刺激になっても解決には至らないのです。受けたお金をキッチリ使って還元すること、貯金ばかりでは結局何の意味もない。
20兆円は後々巡り帰って来るか
手痛い出費を重ねることになるだろう初年度。そして僅かに楽になる次年度を経て、3年4年と経つごとに、国の負担は少しずつ軽くなっていきます。
何故かと言うと、配ったお金が少しだけ戻るからです。成人までに2000万円が必要という一例を先程述べましたが、20歳までに2000万円、ざっくり1年で100万円使う試算になるとします。
1人1000万円を支給するこの制度だったら、10年分に値します。仮に消費税率を半値の5%とした場合。1年間で政府が得る消費税は
100万円×5%=5万円 5万円×200万人=1000億円(1年目)
その値1000億円。内需も回復傾向を示し、株価もわずかに上がる。そうなると次年度はこの1000億円と、増えた税収で20兆円を賄う。
5万円×400万人=2000億円(2年目)
5万円×600万人=3000億円(3年目)
5万円×800万人=4000億円(4年目)
増えた子供の数だけ積み重なって税収も増えていく。10年目、この値は最高値になり、1兆円になります。
10年目にして200兆円という血税を投入した結果得るものはなにか。
1:減税後の税率5%で、全国民が恩恵を受け、購買意欲回復。
2:インフラ整備加速。
3:田畑などの就職率が上がり、担い手を欲しがる中小企業なども活況。
4:市場に溢れた200兆円が株の購入も加速させる。
5:内需による回転が凄まじくなり、円高円安の影響を受けにくくなる。
6:未来有望な若者が10年で2000万人増える。
7:デフレ解消。
8:諸々の社会問題解決。
大きく上げられるのはこれら8つ。メリット多めです!
最後に!
冒頭で述べた通り、この法案はフィクションです。実際にこういう法案を通そうとすれば、議会が紛糾するでしょう。それが正しい。
実際に「あれがあるから出来ない」「これを通す必要がある」という数多の障壁があるでしょう。私は政治に疎いけど、たまにこういう荒唐無稽な政策を考えたりするのは好きだったりします。
でも実際欲しいなーこの政策……と思いながら筆をおくことにします。ご読了ありがとうございました!
サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。