暴太郎戦隊ドンブラザーズ37話感想「イとニとザとシ」
前回のドンブラザーズ
生姜焼きの獣人を撃破しました。
「なぜこうなったかというと…」(3回目)
ドンブラザーズ(4人) VS 脳人(3人)の最後の戦い。対峙したあとに大事なことは、名乗り。……今更名乗る必要あるか!? もう何度も関わっているから! おもしろファッションおでん太郎、男を惑わす魅惑のソノニ様、厳しめ激情編集長と、あんたらは既に紹介するまでもない面白さである。でもやらねばならない。で、どうしてここに至ったかをご丁寧に説明してくれるのもお約束だ。ドンブラザーズ決闘回だと必ずある過去がたり!
ということは乱入する忍者おじさんとか、遅刻してしまうネタも健在? 擦れるならばピカピカになるまでネタを擦る、それがドンブラザーズだ!
監査が入りました
物語も終盤で新キャラ登場、ゴールデン耳たぶ脳人のソノシ。監察官として現れたオネェ口調の彼はソノイと同期らしい。現れた理由としては「脳人として真面目に戦っているかを見に来た」とのこと。失礼な! 最前線でこの3人は真面目に戦っているぞ、今日だって
ソノザ編集長の場合
ハルカの書いた漫画に喫茶店でダメ出しをし、「お前なら出来る」と励ましもする優しいムーブ。
ソノニ様の場合
脱出できた理由を知りたい視聴者に「そんな事、俺が知るか」と一蹴する犬塚。彼を見に来て獣人じゃないことを喜んだり、いつものようにあしらわれることに何となく喜びを抱いている恋する乙女ムーブ。
ノイちゃんの場合
あれから足繁く通っている32点のおでん屋さんで太郎相手に常連ムーブをし、更にニックネームも貰っているソノイ。ファッションリーダーとしてのカッコよさを今一度取り戻したいのか伝言ゲームを連発し失敗(主にソノザのせい)するポンコツムーブ。
……………………と、と、とにかく、皆真面目に頑張っているんだ!! 頑張っているんだ!!! どこぞのドラマにも検査官でオネェ口調の強敵いたけど、まるきりそいつと同じ雰囲気を感じる。
無限床拭き編
「脳人の戦士として正々堂々戦い、決着をつけてほしい。でなければ無限床拭きの係にする」地味に嫌な罰です! 何で冒頭場面で名乗りを上げていたのかはこれでわかった。そりゃあファッションリーダーが床拭き掃除なんてやるのは不本意だろうよ。
喫茶ドンブラ除菌作戦
ソノイ:プールの水槽内にてボコボコ泡拭いて決闘を申し込む
ソノニ様:立体ホログラムで決闘を申し込む
だったので今回はソノザかと思いきや、ソノシが自らやって来て申し込んだ。そこは順当にソノザで良いのではないかと思ったけど「伝言ゲームで致命的聞き違い」「カンペを読んでも台詞の意味を理解できない」なんてポンコツやらかしまくっているから、ソノザには無理だろうと視聴者一同納得しか無い。
ソノシはソノザとハルカの関係性も暴露して帰っていく迷惑なムーブをしていたけど、これに伴い猿原さんはソノニに接近しようと言い出す始末。何でこんな俗っぽいこと言うかと言えば、
雉野が来るまで顔見知りの3人(太郎・ハルカ・猿原)で活動し、それぞれ関わり合いがあるなら自分は消去法的にソノニと関わりを持つのが順当と思ったためでしょうかね。そもそも女性に色目使う描写も特にないしフラグすら立っていないので。
マスター「……雪?」
マスター、君はやっぱり介人じゃあるまいか?
お掃除対決
汚い世界だからキレイにしようと「汚物は消毒だー!」な世紀末理論に則り暗躍(?)するソノシ。5人で挑むも歯が立たない程強い。ハルカに鞭で尻叩きもする器用さ。しかしそのまま倒すのではなく、あくまでも脳人3人組に倒してもらうことが前提のようであっさり撤退。「ここまでね」というのは長く戦えないから?(適度にあしらうならもっと出来た)
脳人を合法的に倒す方法
ヒトツ鬼になる直前の人間からヒトツ鬼の因子を採取し、別の者に移植すればヒトツ鬼になる。それがたとえ脳人であろうとも。
そんな重大情報をわざわざ太郎に話す理由が「無限床拭きの系」回避のためとは知る由もないドンブラザーズ。それっぽい決闘を演じる八百長をするため決着の大地に足を運ぶのであった。決闘回には碌でもない介入しか入らないのか!!
ケーキぶつけられる猿原とか中学生みたいな動きをするソノザを見ていると「真面目に戦いなさいよ!」と監察官が来るのも何となく納得してしまうよ。
忍者は死なない
もはや不滅めいたアトモスフィアで決闘の代名詞、ニンジャおじさん。何で行きているのかは犬塚が何故脱出できたのかくらい意味がわからん。でもニンジャはどこでも強いから、あれは影武者の術を使ったのではないかと考察の余地はある。
恥ずかしい名乗りをしなければならないとノイちゃんは言うが、太郎は「名乗りには名乗りで返す。それが礼儀というものだ」と古事記にも書いてそうなドーモ精神。やはりドンブラザーズの、ニンジャ……!
イヌの居ない合戦
ところで今回犬が居ない理由は何故? 蹴られたからです。
名乗りをあげよ!
「清廉潔白完全主義、ソノイ!」
「美しい花には棘がある、愛を知りたい、ソノニ!」
「思い込んだら一直線! ソノザ!」
「「「脳人三人衆、見参!!」」」(背景爆発!)
ソノシ「何か1人足りない気がするけど……まぁいいわ」
いいんかい!!?
負けじと名乗りを上げる犬塚不在のドンブラザーズだが、最後にジロウが割って入り「僕もやりたいです!」と5人目に! よしいつもの5人だな!(やけくそ)
例の発作で太郎が死ぬ
「嘘をつこうとしたら死ぬ」というのが太郎の最大の弱点。つまり、八百長試合=大嘘なのでソノニとの決闘中に発作で死ぬ太郎。「死亡確認」係と化したソノシ、そこにヒトツ鬼因子を打ち込んだソノザ。
死ぬことを作戦に入れた上でのスーパーコンビネーションでソノシを化かした7人はご満悦。(闇ジロウは状況を理解できていないが、ヨシ!)
ギリギリ踏み止まったソノイ
嫌な奴であっても、自分たちの手でヒトツ鬼を倒せば存在が抹消されるのでソノシを追い詰めても止めを刺せなかったソノイ。まぁ、ギリギリ踏み止まって良かったと個人的には思う。私利私欲で仲間を倒したら、二度と清廉潔白だなんて名乗れないしね。
みほちゃn
おでん屋さんで雉野はハルカと猿原に「みほちゃんが戻ってきた」と嬉々として語るシーンはあった。だが、夏美からみほに戻る切っ掛けはもう無いはずなんだが、帰ってきたと見栄を張っているのだろうかなんて思っていた私。甘かった。雉野の心は歪な修復をしてしまった。終始ギャグなのに最後はホラー、これがドンブラザーズである!
考察:何でニンジャおじさんは死んでなかったの?
32話の時点でソノイは桃井タロウのエキスを持って復活し、精神にも影響が及ぶ状態だった。そのため脳人特有の「ヒトツ鬼を消去する力」よりも「ヒトツ鬼を浄化する力」が勝っていた可能性は大いにある。それ故におじさんも生きていたのだと考えられます。
次回
ギャグ回確定。