ホロライブ・オルタナティブ始動は超巨大コンテンツの産声か

 オルタナティブは、もう一つの選択・代替手段等を意味する様です。

※判明している情報が少ないため、軽い考察と感想とを述べる記事になります。

ホロライブについて簡単に説明

 ホロライブと言えば。若者中心に浸透しつつあるバーチャルユーチューバー(Vtuber)が、数多く所属する企業です。企業Vtuberは配信や案件などで金銭を取得する言ってみればストリーマー。Vtuberの大手企業は主に3つ、

いちから株式会社の「にじさんじ」。
カバー株式会社の「ホロライブ」。
「.LIVE(以下『アイドル部』)」を持つ株式会社アップランド。

 最古参は初期からVtuber活動をする【電脳少女シロ】ちゃん所属するアップランド。次いで【ときのそら】ちゃんが所属する今回取り上げるカバー株式会社。2018年2月に活動を始めたにじさんじとなっています。

 ホロライブはにじさんじ同様、元々アプリの名称。3Dで自由に配信出来るのがホロライブアプリで、一般公開もしていた(今見たら私の見る限り公開していないようです)。対するにじさんじアプリは、アプリ自体は出来上がっているものの、宣伝用のライバー達が予想だにしない人気を獲得したためか、一般公開はしていない。

 ホロライブには最初、ときのそらちゃんのみ所属。2Dで一気に大量のライバーを創出するにじさんじが台頭したのを受けてか、箱推し文化の始まりを敏感に察知し「ホロライバー」の魂を募集し今に至ります。.Liveも同様に募集、一気に揃えました。

凄まじいインフルエンサー集団

にじさんじ:在籍引退含めて100名を超えるライバーが存在。下限でも登録者数が並のユーチューバーを凌ぎ、登録者数10万人超えならば普通に数十人存在する。最初の8人は美少女美女が7人:男性1人という比率だったが、現在は男性ライバーも数多く存在。美少女は言うに及ばず、おっさんや謎のピエロに正統派だったりアウトローだったりと、バラエティに富む。男女関係なくコラボをする事が多い。芸人集団という認識で間違いない。

ホロライブ:女性部門のホロライブと男性部門のホロスターズで完全にすみわけをしており、芸人要素もあるがアイドル集団という認識の方が正しい。にじさんじよりも人数は少ないが、狭く深くで1人1人の登録者数は高め。海外からのリスナー人気も開拓したためか、登録者数100万人級が複数人存在。人数を絞っているためにじさんじよりも3D化までが速い。

アイドル部:女性のみ、そして在籍人数は上記よりも明らかに少ない、少数精鋭。最近新人がようやく加入したが、それまでは初期メンバーで頑張っていた。ファンも根強く応援し、結束力と地固めならば他社に全く引けを取らない。少し前までは鎖国状態で、アイドル部以外とのコラボ配信は殆どなかった。アイドル部なのでアイドルのはずだが……個人的に芸人サイドでも通用する。ガリベンガーVを見れば大体わかる?

 全てに言えることだが、いずれ劣らぬインフルエンサー集団。波及力は年々増しているため、今後にも要注目!

で。そんなホロライブがやること

 海外リスナーを数多く開拓し、日本での人気も当然高いホロライブ。

 メディアミックスで独自のコンテンツを創出することを発表しました。クリエイター募集フォームを見ると、

イラストレーター,サウンドクリエイター,マンガ家,シナリオライター

アニメ制作関係業務者(アニメーターなど)
ゲーム制作関係業務者(プログラマーなど)

 という事なので、軽く目論見を予見出来る役満状態。ゲームにまで着手するのは、にじさんじが先かと思っていましたがホロライブが先でした。「遂にやったな!」とこっちは笑みを浮かべる次第です。

ゲーム化?

 オルタナティブと銘打つわけですので、本家ホロライブとはまた違うキャラ付け、世界観で再構築するのは濃厚でしょう。それならば本来持ちえない能力を持っても良いし、殺伐な世界観でも問題ないわけです。これからは推しへのスパチャがガチャに変わる可能性があるかも?

 その場合、今の配信プラットフォームは「ホロライブの稼ぎ場」ではなく「ホロライブコンテンツの宣伝の場」に変わる可能性もあります。……尤もスパチャ機能を消すなんてことはないと思うのでいつも通りでしょうけど。

アニメ化?

 ゲームが先かアニメが先か。個人的にアニメはホロライブ公式配信の短編アニメがあるので後回しでも良さそうですが……そうではなくホロライブ公式配信アニメを、狂気と混沌特盛とは別に用意する可能性ならあります。

 にじさんじはライバーの面白いポイントを切り抜き、専用の絵師によってイメージを増大させる「ぷちさんじ」がメイン。ホロライブは完全新規収録による短編アニメ「ホロのぐらふぃてぃ(ホロぐら)」なので、配信だけでは知りえない情報が詰まっています。端的なキャラの魅力を見せるのはどちらも成功していますが、完全新規のホロぐらは注目度が高めで再生数も桁が違います。

 今でも十分強力ですが、「ぷちさんじのような動画」制作にアニメーションを用いる可能性もあるでしょう。

舵取りをしっかりすれば超巨大コンテンツの完成

 所属するVtuberがインフルエンサー集団のため、今回のコンテンツはまさに巨大戦艦を建造するようなもの。あれやこれやと手を伸ばし過ぎてしまわないか心配ですが、出来上がれば海を越える一大コンテンツになり得るポテンシャルを有しています。

 ……あとの問題は金銭面。それだけの物を作るとなれば当然金がかかる。出来上がりのクオリティもどうなるかは定かではない。PVを見る限りは超高品質で素晴らしいのだが、特にそらちゃんが最初に映っているのが神なのだが、女神がいるのだが、PVが素晴らしい作品はこの世にごまんとある。

 不安要素もあるがそれ以上の見返りもあるだろう今回のオルタナティブには今後も注目です。

ホロライブに興味湧いた?

 もしくはにじさんじや、アイドル部に興味がわいた? そういう人はとりあえず、上述の「ホロぐら」「ぷちさんじ」等を見てみよう。アイドル部にはそういう動画がないので配信か、有志があげた切り抜き動画等も見てほしい。誰か1人でも好きになったら後は沼への一里塚!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。