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TidalCycles が使えなくなった時の話...

僕は、田所淳さんの著書でTidalcyclesを知りました。また、かろうじてHTML / CSS & Javascript をかじった程度なので、プログラミングに関して、ほぼ無一文みたいな感じです。(笑)それでも、Tidal でのシーケンスの捉え方、リズムの構築手法が直感的で、面白かったのであまり抵抗意識みたいなものがありませんでした。

さて、そんなものですのでインストール手順は田所先生の著書に頼っていました。しかし、掲載されているバージョンが 0.9 から 1.0 なのですよね...。 Alex McLean のYoutube チャンネルでは、面白そうな新機能、リズム関数などが紹介されていたのですが、試せずにウズウズしており、バージョンアップに踏み切りました。


そして、Tidal が使えなくなりました。


プログラム、ましてや Tidal の基盤”らしい” Haskell とはなんなのか全くわからず絶望的でした。(笑)

https://chat.toplap.org/channel/tidal-install

「インストールで解らないことがあったら、ここで聞いてね!」って紹介されてたチャットルームがあったあので、何度か問い合わせて見ましたが、「もう治らない!」という思い込みが強く、いただいたアドバイスもよく理解できず...。果ては、いきなり MAX を勉強し出したり...。(笑)← Gregory Taylor の 『Max / MSP で学ぶシーケンス・アドベンチャー』で簡単なシーケンサを作って、Battery や FM8 と連携させたりはできるようになりました。

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もちろんMAXの方が自由度が高いのですが、あまり音響の生成に関して興味がなかったことと、「リズムを構築する考え方」に関してTidalcycles は直感的で洗練されていると思いました。

そして、少し時間がすぎて、「治してやる!」熱が湧き上がり、2-3日かけて復旧いたしました!「使っているMac Book を初期化したらどうだろう?」と思ってやってみるもうまくいかず... 結論として、参考にしたのはオフィシャルサイトのトラブルシューティングページのみでした。

https://tidalcycles.org/index.php/Troubleshooting_a_Tidal_install

このページは、[Haskell] [Tidal Library]  [Super Collider] など、Tidal を構成するパーツが「正確にインストールされているか」、「ファイルディレトリは間違っていないか」など、確認項目が網羅されています。

僕は、一番上の Haskell の段階でターミナルでは、誤った表示がされていましたので、上からシラミ潰しにしていきました。技術的な仕様に関しては、全く解らないので、上のページを見ていただくのが一番だと思います。

なので、復旧までの流れを一連としてまとめるとこんな感じです。

1 . PC の 初期化 (多分全く意味が無かった!)

2. tidal-bootstrap を使って インストール ( https://tidalcycles.org/index.php/Installation )

3. トラブルシューティング

忘備録的にこの時の各々のバージョンは以下です。

Mac OS 10.15.5 / Tidal 3.10.0 / GHCi 8.8.3 / Atom 1.48.0 x 64 / Super Collider 3.10.3

あくまで僕の例なので、環境によって工程が異なると思いますが、参考になったら嬉しいです。先のTOPLAP のチャットルームでは、Alex や Mike Hodnick さんも質問に答えてくれるので、インストール以外でも楽しい場だと思います。ではでは!