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”ギバー”が成功する脳科学、量子力学、心理学的理由と”テイカー”の見極め方


「ある人々は誰かに良くしてやるとお返しをしてもらおうと、
常に期待している。」-- テイカー

「また、ある人々は良くしてやった事を意識していて、
相手は自分に返すべき恩義があると思っている。」-- マッチャー

「しかし、第三の人々はそんなことなど、考えもしない。
私たちはそのような人間でなくてはならない。」-- ギバー

『自省録』:マルクス・アウレリウス・アントニヌス

上記は、ローマ時代の5賢帝時代の最後の皇帝”哲人皇帝”こと
マルクス・アウレリウス・アントニヌスが
3種類の人間について記したものである。

今回のnoteは、”ギバー”が成功する理由について

量子力学 →物理的にどのように影響を及ぼし合っているのか

脳科学  →無意識の領域で行われる共感による脳への影響

心理学  →与えることで自分の心理状態はどうなるのか


という観点から研究された内容と

自分の豊かさを奪ってくる”テイカー”をどのように
見極めればいいのか、ということについて執筆します。


量子力学の観点から見て、ギバーが成功する理由


先に結論から書いておきます。
量子力学の観点からギバーが成功するとされている理由

それは、

全ての人間は「振動」しているから

です。

おめでとうございます!
これを知ったあなたも今日からグラグラの実の能力者です!

1-1.全ての生物は「素粒子」でできている


まず、前提として、全ての物質は素粒子でできています。

つまり私たち人間もリンゴも素粒子で構成されているということです。

この素粒子はそれぞれ固有の振動数を持っており、
常に振動しています。


次に、人間を形作っている細胞は、脳波の影響を受けて再生します。
脳波とは、すなわち振動です。

つまり、私たちの細胞は、


脳波の影響を受ける=振動の影響を受ける


ということが成り立ちます。

1-2.人間の脳波と意識、言葉の関係


脳波の中でも8~12Hzのアルファ波は、
幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」の合成を促進します。

"ありがとう"と言われると幸せな気持ちになったことがある人がいると思いますが、あれは脳内で「セロトニン」が放出されていた、というわけです。

脳波(振動)は意識や言葉によって変化する


1-3.周囲に影響を与える「バイオフォトン」


全ての生物の細胞からは「バイオフォトン」という
光の素粒子が放出されています。

そもそもバイオフォトンとは?

生き物の生命活動に伴って発せられる極めて弱い光のこと。
細胞内の呼吸やエネルギー代謝によって常に体の外に放出されている。

微弱すぎて肉眼では確認できないが、超高感度な光検出器を使うと靭帯の発光を測定することができる。

このバイオフォトンも素粒子なので、振動しています。

人間は素粒子でできておりその素粒子は常に振動している。
脳波は振動で、意識や言葉で変化し、細胞の形成に影響を与えている。

その細胞からバイオフォトンという振動数を持った
光の素粒子
が放出されている。

つまり、

自分の意識、言葉は自分の脳波に影響を与え、

影響を受けた脳波が細胞を作り、

脳波から作られた細胞からバイオフォトンが発生し、

バイオフォトンの振動が他者の振動数にも影響を与える。

ということになるのです。

これ、普通に面白くないですか?

自分の言動が他者に影響を与える、ということは自明なわけですが、
意識そのものも量子力学の観点から見ると他者に影響を与えるそうです。

オーラがある人、というのも
このバイオフォトンが関係しているのかもしれません。


脳科学の観点から見て、ギバーが成功する理由


こちらも先に結論から書きます。
脳科学の観点からギバーが成功する理由は、

無意識の共感により、他者への言動が

自分にも影響を与えているから

です。

ここでは、脳の共感力無意識がキーワードになります。

2-1.無意識に行なっている共感=エンパシー


共感力とは、

  • 相手と感情を一致させる力

  • 相手の気持ちを感じる力

とされています。

例えば、映画や漫画、ゲーム等で
泣いたり怒ったり喜んだりドキドキした経験があると思います。

あの現象は、無意識にスクリーン内の人物と自分の感情を
重ね合わせているから起きています。

これを

共感=エンパシー

といいます。
このエンパシーの特徴は、

  • 主語が抜け落ちて認知される

  • 他人と自分の区別がつかない

  • 無意識の領域で行われる

  • 人間だけでなく、サル、ネズミ等の社会性のある動物にも見られる能力

というものがあります。

この、無意識の共感により、

発言が誰に向けられているかわからないまま共感する

という現象が起こります。

2-2.意識的に行う認知的共感=メンタライジング


一方、メンタライジングという共感は、人間にしかないもので、
意識的に行う共感のことです。

メンタライジングとエンパシーの違いは、簡単にいうと

思考して共感しているかどうか

です。

一歩踏み込んだ共感なので、かなりレベルが高いです。
相手の立場に立って共感するというものです。

また、これは持論なのですが、
メンタライジングには2種類あると思っています。

①自分のこれまでの経験から生まれるメンタライジング

具体例

  • 接客業をしたことがある人が店員さんの気持ちがわかる。

  • 浮気された人が浮気された人の気持ちを理解できる。

  • 男にしかわからないキ○タマを蹴られた痛み。

このように、自分がこれまでに経験したことがある事柄なら、
相手の気持ちを想像するのは容易いと思います。
これも一つの共感です。

②相手の行動や状況、判断材料を集めて推測するメンタライジング

具体例

  • ペットの仕草、反応を見て何をして欲しいか考える。

  • デート中の女の子の言動から脈あり・なしを判断する。

  • 自分が無意識に怒らせた人の怒っている要因を洗い出す。

言うまでもなく、このメンタライジングはどちゃくそハイレベルです。
「思いやり」という言葉をもっと具体化したものかもしれません。

このメンタライジングができる人は、コミュニケーション能力が高いと言われたり、優しいと言われたり、多方面で人からモテる印象があります。
高度な共感能力なので、できる人の数は少数派だと思います。

SNSの論争等を見ていても、相手を論破して気持ち良くなりたいのか

「なぜ、この人はこういう意見になったのか」という

その人の背景に思考を巡らせる人は圧倒的に少ない、と感じています。
そのため、かなり身につける価値は高いのではないかと思います。

このメンタライジングは、
今までの知識・経験を総動員する必要があるのですが、
違う切り口で共感するには、

ゼロベース思考で物事を考える

というのが有効だと思っています。

ゼロベース思考とは、前提知識や自分の知識・経験など、既存の枠組みを
すべて取っ払って、基礎ベースがない状態で物事を考える思考法です。

自分の思考を客観視することと、
過去を分析するのではなく、未来志向で「もっとよくするには?」
と考えるのが重要です。

※余談ですが、このゼロベース思考は、マーケティング企画立案
  デザインコミュニケーションなど、さまざまな方面で役に立つ思考法
  なので、今のうちからトレーニングするといいと思います。
  
  自分の意見や思考を批判することで鍛えられるそうです。
  (クリティカル・シンキング)


2-3.他者に行う言動はすべて自分に返ってきている


これまでのことをまとめると、
無意識に行われている情動的共感=エンパシーにより
自分の言動は、主語が抜け落ちてしまうので、

無意識に行われている共感は、自分の発言が
相手に向けられているのか自分に向けられているのか判断できていない
ということになります。

そのため、【他者に行う言動は全て自分に返ってきている】
という論理が成り立つということです。

意識的に行う認知的共感=メンタライジングは、
ギバーが成功する理由と直接関係があるわけではありません。
しかし、後述する4章『2種類のギバー』、5章『テイカーの見極め方』
で出てくるので、頭の片隅に置いておいてください。

心理学の観点から見て、ギバーが成功する理由


最後に、心理学の観点から見たギバーが成功する理由です。
これの結論は、

誰かを助けるという行動はエネルギーが増える


からです。

3-1.自己肯定感が上がるヘルパーズハイ


読者のみなさんは、見返りを求めず、誰かを助けたことはありますか?
人間は、誰かの役に立っていると心の底から思う時や、
誰かから感謝された時に脳内ではドーパミンがたくさん分泌されます。
ドーパミンはやる気ホルモンといわれ、活発的になります。

また、オキシトシンというホルモンも脳内で分泌され、ストレスが緩和
されるそうです。

つまり、

人を助けることで、幸福感とやる気が増すのです。

これをヘルパーズハイといいます。
倫理的満足感ともいうそうです。

このようにギバーは、
他人を助けることでエネルギーを増やしているのです。

3-2.同属性の法則


心理学では、「同属性の法則」という概念があります。
これは、人は自分に近い性格傾向の人を好むというものです。

つまり、「ギバー」は「ギバー」を好み、お互いに助け合い、貢献し合い、高め合おうとします。圧倒的なスピードで自己成長、切磋琢磨するのです。

「テイカー」も「テイカー」を引き寄せます。自分のお金儲けばかり考えている人が、「詐欺的な儲け話」にダマされたり、会社のお金を社員に持ち逃げされたという話がよくあるそうです。

具体例としては、「マルチ商法」が挙げられるでしょう。
マルチ商法は参加者の紹介や商品販売でマージンなどの
利益が得られるというビジネスモデルですが、

「相手を幸せにしたい」という気持ちより、
「こいつを勧誘してお金が欲しい」という気持ちがあるのです。

マルチ商法を行なっている人は、
全員お金に目をギラつかせているテイカーの集団ということです。

「お金欲しさ」が先行してしまうビジネスは、”課題解決”というビジネスの本質的な部分を外しているので、短期的には成功するかもしれませんが、
長期的には成功しません。

まさに、長期的に成功するギバーと対照的に短期的に成功するテイカーを
表しているビジネスモデルなのではないかといえます。

同属性の法則が発生する心理的理由

同属性の法則が発生する理由は、
合意的妥当性が発生するからだと言われています。

合意的妥当化とは、他者からの合意や他者との一致を正しさの証明と考える傾向のことを言います。

自分と属性やふるまいが似ていない人と一緒にいると、自分の意見を否定されるため不安になりますが、自分と属性やふるまいが似通っている人と一緒にいると、自分の意見を肯定的に捉えてもらいやすいため安心し、相手に親近感を持つというわけです。

自分と似たような人たちといた方が攻撃されないし、安心できる快適な空間
(コンフォートゾーン)であるということを無意識に理解しているのです。



ギバーが成功する理由 まとめ

量子力学からの観点によるギバーが成功する理由

ギバーの意識脳波に影響を与え、脳波細胞に影響を与え、
細胞バイオフォトンに影響を与え、
バイオフォトン
が他者にも良い影響を与える振動を与えるから。

脳科学からの観点によるギバーが成功する理由

無意識に行われている情動的共感(エンパシー)によって、
ギバーが発する相手を心地よくさせる言葉を
まるで自分に送られた言葉のように脳が錯覚するから。

心理学からの観点によるギバーが成功する理由

ヘルパーズハイ
によって自己肯定感が上がるから。(倫理的満足感)
同属性の法則によって、同じギバー気質の人間を引き寄せるから。


2種類のギバー

ここまでギバーが成功する理由をさまざまな観点から説明しました。
とはいえ、全てのギバーが成功するわけではないです。

最も成功するのはギバーであるが、それと同時に
最も失敗するのもまたギバーなのです。

ここからは、成功するギバーと失敗するギバーについて書きます。

4-1.失敗する自己犠牲型ギバー


失敗するギバーとは、
ズバリ、断れないいい人でテイカーに食われる人です。

自己犠牲型: 他者利益には興味、関心があるが自分の利益には無頓着。
       人に与える一方で自分の利益を損なってしまうタイプ。

自己犠牲ギバーの特徴として、相手だけを勝たせるという特徴があります。
相手だけが勝っているので、相手からの見返りがなければ、
自分の手持ちはマイナスになります。

こういうタイプの人は、お人好しでテイカー気質の人間に
奪われるだけ奪われてすっからかんになってしまいます。

相手を選ばずにランダムにギブしてしまうのです。

ただギブすりゃいいってもんじゃないのです。

4-2.成功する他者思考型ギバー


成功するギバーは、
自分にもメリットをもたらす人を選んでいる
エンジェル投資家のような人です。

要するに、ギブする相手を戦略的に選んでいます。

他者思考型: 他者利益と自己利益の双方に興味関心があり、受け取るより                        多く与えるが、自分にもしっかり他者から還元されていく。                          自己利益を損なわないタイプ。

成功するギバーは、イニシアチブをとって
主体的に助ける人を選んでいます。
これが他者思考です。

成功するギバーは、見返りを求めているわけではありませんが、
ギブすることで、最終的に自分の利益にもなることを知っています。
ギブすることで自分も相手も勝てるような人を選んでいるのです。

この自分の利益にもなるような人を選ぶときに、
2章で前述した高度なメンタライジング能力が必要になってくると思います。
成功するギバーは、相手の言動から相手を分析し、将来的にどのような
人間になっていくのだろうか、という未来志向を持っているといえます。

また、成功するギバーは関係が薄い人を助けます。
これは、弱い繋がりが大事、だということがわかっているからです。

※弱い繋がりが大事、という詳細はどこかのnoteで書きます。

このように彼らは、Win-Winゲームをしているのです。
利益のパイを大きくし、チームの総力を上げることを考えています。

”みんなの利益を最大化しよう”という考えです。

これが、成功するギバーの特徴です。

ギバーになるためには?
結論:認知的不況和を利用する

認知的不況和とは?
自分の元々あった考えと自分が今行ってる行動に不協和、
不一致が生まれること。
その結果、不調和を解消、あるいは低減しようとして
行動や態度に変化が起こる。

まずはアクションを先に起こして、あとから信念や動機が生まれてくる。



テイカーの見極め方


ぶっちゃけ、ギバーになることよりも、
テイカーと関わらないようにすることの方が重要です。
ギバーになっても、周りにテイカーがいれば自分のエネルギーを搾取され、
注ぐべき場所にエネルギーを注げなくなるからです。

ギバーのギブをネガティブにしてしまうのです。

チームの組織論においても、テイカーは害でしかないです。
テイカーは自分個人の利益を追求するので、
チームのエネルギーを搾取していきます。

ここからは、テイカーをどのように見極めればいいかを書いていきます。

5-1.一番タチが悪いのは”人当たりがいい”テイカー


テイカーを見極めるといっても、
「言動や仕草、周りからの評判で見抜けるのでは?」
と思った人もいると思います。
ここら辺のテイカーは、容量が悪いのですぐ見抜かれます。

問題は、”人当たりがいい”テイカーなんですよね。

第一印象も良くて、詐欺師のような人です。
しかも、彼らはテイカーにも関わらず「ギブ」をしてきます。

なかなか狡猾なヤツらです…笑
筆者は騙される自信しかありません😭

なぜ、ギブするのか、
それは、ギブ以上の利益をテイクするためです。
(ギブ < テイク)

つまり、この手のテイカーにとって、ギブとは
相手からテイクするための撒き餌なのです。

このようなテイカーを『戦略型テイカー』と言います。

そして、彼らは前述したメンタライジング能力が高いです。
相手が何を言われたら気持ち良くなるのか、何を言ったらアウトか、
これまでテイクしてきた知識・経験からさまざまな角度で
メンタライジングできます。

5-2.テイカーを見分けるレック判断


テイカーを見分ける方法があるそうです。

それがレック判断。

動物たちが異性にアピールする行動がありますよね。
自分が優位であると思わせるそのアピールする際の行動を、
レック行動といいます。
このレック行動からテイカーを見極めるというものです。

※あくまで傾向がある、という話なので断定はしないでください。

レック判断:その1 本人よりも見栄えのいい写真を載せている。

テイカーは、自己主張が強い傾向があります。
写真の使い方にもよく表れているそうで、
本人よりも見栄えのいい写真をデカデカと載せるそうです。

会社の年次報告書では、
1ページ丸々自分の顔にしていたテイカーもいたそうです。
(ギバーは右上に小さく自分の顔を載せていた)

レック判断:その2 自分より目上の人、偉い人に媚を売る。

テイカーは、自分に利益をもたらすであろう、
と判断する人間に媚を売る傾向があります。
これは、自分だけの利益を追求する心理からきています。

一方、店員や後輩等、自分にとって利益にならない相手への対応は、
冷たいです。自分より弱いものに威張る傾向があるみたいです。

レック判断:その3 何か成果を残した時の主語が『 I 』か『 We 』か。

テイカーは、恩着せがましい傾向があります。
プロジェクトやイベントで成果を上げたとき、
テイカーは、「わたしのおかげで成功した」
と、主語を『 I 』にして話します。

このように、テイカーは、
個人の利益を追求するので、成果を独占したいのです。

一方、ギバーは、『わたしたちで成し遂げた』
と、主語を『 We 』にして話します。
チームで成果を上げたと主張して、全員の株を上げるのです。

これらの観点からテイカーかどうかを判断することができるそうです。
全てのテイカーを見極めることは難しいでしょうが、
一つの指標にはなると思います。

ギバーとテイカー

ギバーの特徴
・他人の能力を見出すのが上手い。長所を見つける。
・長期的に成功する。
・自分の弱みを見せることができる。
・相手を信頼している。
・他人にギブするので、幸福感を蔓延させるムードメーカー

テイカーの特徴
・他人の短所を見つけて批判するのが上手い。相手を下げて自分を上げる
・短期的に成功する
・自分の弱みを見せない
・相手を信頼しない。周りのこともテイカーだと思っている
・他人に期待しないので、部下や同僚が成長しない

最後に

ここまで、ギバーとテイカーについて色々書きましたが、
読者のみなさんの中で、極端なギバーやテイカーはいないと思います。

テイカー気質なマッチャーだったり、ギバー気質なマッチャーだったり、
グラデーションがあると思います。また、その時のシチュエーションによって、ギバーになったりテイカーになったりすることもあるかと思います。

重要なのは、自分がギバーかテイカーか、ということではなく、

自分の言動を適宜客観視して、
自分が周囲へ与える影響を考えることだと思います。

その時に、この記事が役に立ったと思ってもらえれば、嬉しい限りです。

この記事を読んで、読者の皆さんに何か学びがあったり、
人生が豊かになればいいなと思います!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからもこのアカウントは、アウトプットがてら読書や日常生活
で得た学びを執筆していきます。よかったらフォロー、スキしてください!

コメント等で感想もお待ちしてます〜!


ここから先は、完全に筆者の個人的見解になりますので、ご注意ください

持論


『人間株」について


「人間って株に似てね?」って思うんですよね。

自分は他人を見るときに、
現時点ではどう、とか、過去はこうだった、とかはあんまり気にしなくて、
将来この人はどうなるんだろう
ということにめちゃくちゃ興味があります。

もちろんその人のルーツから分析する方が確度は高いし、
今まで積み重ねてきたものがあるので、ある程度のスペックは決まってる
とは思うんですが、それだけで決めるのって

ものすごくつまんないんですよね。
ワクワクしないっていうか。そこから逆転する方が面白いじゃないですか。

現時点で大したことないとか、99%の人はそうなんで考えたって仕方ないんですよね。もちろん、結果出してる人の方が説得力はあるし、学ぶことは多いんですが。

現時点で成功している、知識がある、技術力が高い、といった
株の高い格上の人は、安定した含み益が得られると思うんですが、
莫大ではないと思うんですよね。

なので、将来すごくなりそうなヤツと仲良くした方が
自分は面白いと思うんです。昔から知ってるからストーリー性が出てくるし、最終的に自分とどデカいwin-winゲームをしてくれる可能性があるので。

しかも、自分が何も持ってない時に仲良くしてくれる人って、
富、名声関係なしに、自分の人間性自体を好きでいてくれてると思うんですよね。お互いに信頼度高いっす。

ただ、注意点としては、将来そいつがすごくなった時に、自分がしょうもなさすぎて相手にされない、ということになったら終わりということです。
自分も同じように努力し続ける必要はあると思います。

今、すごい人たちと関わるのも大事ですが、現時点では何もないけど、
将来的に株価が爆上がりするような人物にギブするのも面白いと思います。


マッチャーになるな!ギバーとテイカーをスイッチしろ!


成果を出す人間になりたいのなら、
マッチャーっていう選択肢はないと思うんですよ。
マッチャーって結局テイカーと同じゼロサムゲームをしてると思ってて、

※ゼロサムゲームとは、利益と損失の合計が0になるゲームのこと。

例:
Aさんが10円、Bさんが50円の所持金があったとして、
Aさんがうまい棒を10円でBさんに売った。
Aさんは20円、Bさんは40円の所持金になった
結果的に、Aさんに+10円の利益、Bさんは-10円の損失で
合計は0円になっている。

誰かが得をして誰かが損をしているだけで所持金の総量は変わっていない。

ギバーがやってるWin-Winゲームをやってる訳ではないんですよ。
しかも、"やられたらやり返す"っていう半沢直樹精神も持ってて、
行動原理的には、ハムラビ法典の「目には目を 歯には歯を」
っていう感じなんですよね。

やってくれたらやる。っていう感じなので、
行動に主体性がないんですよね。周囲にコントロールされやすいんです。
こういう人たちは、これから優秀になる人の期待を見出せない。
または、育てる能力が低いのではないか、と思います。

初期状態で優秀ではない人間をシャットアウトしてしまうので、
先見性に乏しいのではないか、と思います。

「じゃあ、ギバーを目指そう!」ってみんな思いますよね。

でも、現時点のレベルでギブできるものって何かあります?

多分、ギバーになれない人って、元々持ってるものがそんなにないと思うんですよ。ギブできる余裕がないっていうか。
だから、ギブしたとしても途中で枯渇してトップギバーになりきれない。

そこで、自分は戦略的テイカー他者思考型ギバー
スイッチするのがいいんじゃないかな、と思うわけです。

要するに、

戦略型テイカーになって、大きな利益をゲットして、
他者思考型ギバーになって、大きなギブをしてチームの利益を最大化させる

っていう考え方です。

何も詐欺師になってお金配りをしよう!って訳ではないです笑

読書やセミナー、勉強会、交流会等で戦略型テイカーになって、ある程度のギブを使いこなして、知識やスキルをテイクする。
テイクした知識やスキルを他者思考型ギバーになって
チームやコミュニティでアウトプットする。

といったような具合です。
別にいやらしくはないと思うんですよね。
時には、戦略型テイカーのような貪欲さも必要じゃねって話です。

また、戦略型テイカーって悪いイメージしかないと思うんですが、
結構、他者思考型ギバーと紙一重なんじゃないかな、とも思えるんですよ。
共通する部分がある。

例えば、詐欺師、キャバ嬢、ホスト、ナンパ界隈
この業界の人たちって、お金を稼ぐ能力が高い
誰なら大きなテイクをできるかっていうのを見極められてるんですよね。

これは高い分析力と高度なメンタライジングが必要なのではないかと思います。しかも、誰なら大きなテイクをできるかっていう視点は、
トップギバーの誰なら利益をもたらしてくれるか、という人を選ぶ視点にも共通するものなので、この視点を身につけることは役に立つと思います。

いきなりギバーになったりテイカーになるのって難しいので、
対照的な立場をいったりきたりするのは結構勉強になると思います。
対照的な立場を経験したからこそわかるものもあると考えます。

最初からギバーを目指さずにギバーとテイカーを
TPOで使い分けることを意識するのもいいかもしれません。

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