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『THE FIRST SLAM DUNK』復活上映を観た映画館まとめ。

はじめに

以前、『THE FIRST SLAM DUNK』が終映したあと、個人的な備忘録として鑑賞した映画館一覧の記事を書いた。

『THE FIRST SLAM DUNK』を観た映画館まとめ。|your (note.com)

普段あまり映画館に足を運ぶ人間ではない自分としては、各地の映画館に足を運んだのではないかと思う。
せっかくなので、『THE FIRST SLAM DUNK』復活上映を観にいった映画館についても、所感とともに記録としてまとめておこうと思う。
別に全然読んで面白いものでもない、長いだけの日記もどきである。

※映画館の表記・紹介順は、『THE FIRST SLAM DUNK』公式サイトに準じています
※上映されたスクリーンや座席位置、混雑状況等によって音の響きは変わると思うので、あくまで個人的な感想です


・新宿バルト9

本上映のときには公開前から大変お世話になった新宿バルト9さんだが、復活上映では東京で鑑賞したのがラスト週末だけだったので、鑑賞できたのは全部で3回だった。
まずは、最終日前日の応援上映。
台風の影響でチケット販売が遅れた映画館が相次いだ影響か、新宿バルト9さんの応援上映は満席、完売状態で、最後の応援上映は熱気あふれる中終了した。
そのまま、Dolby Cinemaでのレイトショーを鑑賞した。
そして、上映最終日。
私の『THE FIRST SLAM DUNK』は9月1日、23時55分のDolby Cinemaで見納めになった。
昨年に続いて、最後の最後まで並走できたと思う。
そして、本当の最終回まで『THE FIRST SLAM DUNK』にDolby Cinemaを充ててくださった新宿バルト9さんには、感謝するばかりである。

・109シネマズプレミアム新宿

何を言っているんだと思われるかも知れないが……昨年の4月にオープンした映画館で、オープニング演目に公開から4か月以上経つ『THE FIRST SLAM DUNK』を選んでいただいてから、私は『THE FIRST SLAM DUNK』と109シネマズプレミアム新宿さんはズッ友だと信じている。
ラスト週末は、お膝元の新宿バルト9さんでさえ2回上映なのに、なぜか1日5回も上映してくれていた……。
オープン初日以来、久しぶりにS CLASSにて鑑賞することができた。
しかも友人と一緒の回を鑑賞できたので、久しぶりに利用した『OVERTURE』がぼっち利用じゃなくて、楽しくラグジュアリーに過ごせた。
やっぱり素敵な映画館だなーと思えた。
最終日ということもあり、ほぼ満席だったのも嬉しかった。

・TOHOシネマズサンストリート浜北

復活上映初日にお世話になった映画館。
新規グッズもドリンクホルダーも取り扱いがあり、とりあえずひととおり確保して鑑賞に移れたので、そわそわしなくて済んでありがたかった。
初回鑑賞が、お盆期間ではあるものの平日の午前中だったにもかかわらず、座席もかなり埋まっていて、とても嬉しかった。
今回、上映期間が限られていたことから本上映のときにお世話になった映画館にあまり足を運べなかったりしたのだが、こちらには初日に行けて良かった。

・ミッドランドスクエアシネマ

ミッドランドスクエアシネマさんには1と2があり、スクリーンによって違う建物に振り分けられているが、図らずとも今回両方で鑑賞することができた。
まずは1の方で、Dolby Cinemaにて鑑賞。
本上映のとき、最初にDolby Cinemaで鑑賞したのがミッドランドスクエアシネマさんだったので、思い入れのあるスクリーンである。
復活上映でも、こちらのDolby Cinemaを観られて良かった。

そしてミッドランドスクエアシネマ2に移動し、2回目の応援上映に参加。
夜に行われたこちらの応援上映は、MIDLAND QUALITY SOUNDSYSTEM「粋 鼓動<Kodo>」という独自音響で、特殊音響システムのスクリーンで応援上映が開催されるなんて、とてもゴージャスだった。
応援上映ということもあり、独自音響を堪能できたとは言えないかも知れないけれど、こちらの応援上映では基本的には試合パートのみの応援だったので、宮城の過去パートはじっくり鑑賞できた。
応援上映も満席に近く、盛り上がっていたと思う。
応援上映が実施されたスクリーンの最前列はリクライニングシートだと知って、興味があって最前列で鑑賞したのだが、大きなスクリーンを見上げるようにして観るのも面白いな、と思った。
通常上映で特殊音響を鑑賞できなかったのが心残りではあるが……また次があると期待したい。

・109シネマズ名古屋

愛知県ラストは、昨年もお世話になったこちらの映画館で。
こちらでは、幸運にも時間が合ったのでIMAXで鑑賞できた。
土曜日のお昼ということもあり結構埋まっていて嬉しかったな。
最初はエグゼクティブシートで鑑賞しようと思っていたけれど、何と全席埋まっていたので、通常シートでの鑑賞となった。
ちょっと残念だけど、それはそれで嬉しくもある。
エグゼクティブシートではないけれど、若干リクライニングするような椅子で、快適な映画鑑賞だった。
やっぱりラージフォーマットでの上映は、いい!
図らずとも、これが復活上映での最初で最後のIMAXになった。
鑑賞できて良かったと思う。

・安城コロナシネマワールド

独自音響の「重震シアター」での上映がある映画館で、せっかく愛知に行くならぜひ足を運びたいと思い、早朝の上映に合わせてうかがうことができた。
重震シアターも最前列で鑑賞したのだが、轟音上映やライブ音響上映ほど「ガツン!」と音圧を感じるような響きではなく、名前から受けるイメージよりは丸い感じで、だけど細かな音も聞き取りやすいという、面白い音響だった。
こういう「どことも似ていない映画館」というのが全国にはもっといろいろあるんだろうなーと思うと、『THE FIRST SLAM DUNK』を通してその一部を体験させていただけて、新しい知見を得られたのも嬉しい。
知らないことを知れるのって、何歳になっても楽しいものです。

・ミッドランドシネマ名古屋空港

本上映のときに1度お邪魔したことがある映画館だが、今回はイベント興行の『”音”で楽しむ! ミッドランドシネマ名古屋空港映画祭 ライブ音響上映』に参加した。
5日間の日程で延べ35作品を上映するイベントで、そのうち10回も『THE FIRST SLAM DUNK』を上映してくださる……! と聞けば、足を運ばざるを得ない。

ロビーにも独自の装飾があった。ありがたい……

全部で3回鑑賞したのだが、最前列センター、中段センター、最後列センター、と、すべて希望する位置のセンターで鑑賞することが叶った。
最前列センターは安定の良さ。
座席を通して響く振動だけでなく、前から音圧を感じることができる。
ただ、ミッドランドシネマ名古屋空港さんの最前列だと、鑑賞に支障はない程度ではあるがスクリーン中央下部に一部機材が被る。
最前列でも位置によるのかも知れないし、身長によるのかも知れないので一概には言えないが、気になる人には気になるかも。
中段は、前が通路になっていて出入りがしやすい。
ここまで上がると機材の被りもなくなり、席もスクリーンの正面で、スクリーン全体がとても観やすい。
普段は積極的には選ばない位置だが、改めて中段センターっていい席だなと思えた。
最後列のプレミアムシートは、もうプレミアムシートというだけで観やすい。
荷物置き場もあるし、隣席とのパーテーションもあるし、席の前は通路になっているから出入りもしやすいし。
最後列なので前から体に響くような音圧はないが、ライブ音響上映ならではの座席を通して響くドリブルの衝撃などはきちんと感じられる。
三者三様、どの席も違う楽しみ方ができて、とても良かった。
個人的には最前列が好きなのは変わらないのだが、プレミアムシートの快適さも捨てがたい……。

・T・ジョイ梅田

1回目の応援上映に参加し、無事にハリセンをいただくことができた。
満席とは言えないまでも、満席に近い着席率で、他の皆さんと一緒に体育館の観客になれた。
T・ジョイ梅田さんで応援上映に参加するのは初めてだったが、基本的には試合中に声をかける感じで、宮城の過去編でのヤジがほぼなく、個人的には気持ち良く参加できた。
山王応援団がいたのもいいなーと思えた。

・イオンシネマシアタス心斎橋

これだけあちこちの映画館に足を運んだつもりでも、実は「ここに行ってみたかった」と思う映画館(スクリーン)が何か所か残っていたりする。

『THE FIRST SLAM DUNK』を観た映画館まとめ。|your (note.com)

以前、記事の中で上記のようなことを書いたが、「ここに行ってみたかった」と思う映画館(スクリーン)のひとつが、イオンシネマシアタス心斎橋さんのグランシアターである。
わずか9席(私が実際に鑑賞した際には、1席予約不可能な席があり、実質8席だった)のプレミアムシアターである。
本上映のときに何度か大阪まで映画を観に行ったが、予定が合わなかったり行ける上映回では完売したりしていて、心残りになっていたスクリーンだった。
念願叶って、復活上映で初めて鑑賞することができた。
Dolby Atmosの音響、ウェルカムドリンクとスイーツ、リクライニングシートと、ラグジュアリーな設備が整っている。
シートの脇には靴用のトレイが設置されていて、靴を脱いでリラックスして映画に集中することができる。
「最上級の贅沢映画体験」と公式で謳われているように、まさに映画館でしか味わえない「体験」だった。
これまで鑑賞した中で1番座席数の少ないスクリーンが、あべのアポロシネマさんの41席というスクリーンだが、今回大幅に更新した。
というより、多分これ以上少ないスクリーンで鑑賞することはないんじゃないかと思う。
鑑賞仲間を9人(8人)集めたら、実質貸し切り上映ですね。
心残りが解消できて、嬉しかった。
復活上映のおかげです、ありがとうございました。
そして、これが復活上映での最初で最後のDolby Atmosになった。

・MOVIX堺

本上映のときになんばパークスシネマさんで開催されていたイベント興行の『”音”で楽しむ! 映画祭 ライブ音響上映』に、今度はMOVIX堺さんで参加した。
とはいっても、こちらは本当にすごかった。
何しろ、「『THE FIRST SLAM DUNK』しか上映しない映画祭」なのだ。
詳細は以下の公式ページをご確認いただきたい。

音で楽しむ!MOVIX堺「THE FIRST SLAM DUNKライブ音響上映」 

単独の作品だけの映画祭を実施してくださるのもすごいし、それを復活上映の『THE FIRST SLAM DUNK』に充ててくださるのもすごい。
何としてでも行きたくてスケジュールを組んだ。

ロビーの装飾が最高だった!

2回鑑賞することができたので、最前列センターと最後列センターで1回ずつ観ることにした。
MOVIX堺さんは、今回の復活上映で初めて足を運んだのだが、客席も広く素敵な映画館だった。
私は、『THE FIRST SLAM DUNK』に関しては最前列センターを好んでいる。
いくつか理由はあるのだが、そのうちのひとつに轟音上映などの音が大きい音響システムで音圧を感じることができる、というものがある。
今回、スケジュールの都合上、残念ながら轟音上映での鑑賞はできなかったのだが、ライブ音響上映の最前列では音圧を十分体感することができた。
また、MOVIX堺さんの最後列は通路になっているので、非常に出入りしやすかった。
前から響く音圧はなくなるが、最後列でも細かい音は拾えるし、スクリーン全体をバランス良く鑑賞でき、とてもいい映画体験ができた。
前回のライブ音響上映では最前列でも最後列でもない席で鑑賞したので、今回は新しい観方ができて嬉しかった。

おわりに

2024年1月23日の、1日限り、2回限りの復活上映。
あのときもどうにか2回ともに鑑賞することができた。

『THE FIRST SLAM DUNK』復活上映に寄せて。|your (note.com)

あれから7か月、20日限定の復活上映だったが、最初から「終映は9月1日を予定している」とゴールが示されていたので、自分なりに全力で通えたと思う。
9月1日の最終上映に参加したいという希望も叶ったし、ミッドランドシネマ名古屋空港さんとMOVIX堺さんでの2回のライブ音響上映にもそれぞれ参加できた。
念願のシアタス心斎橋さんのグランシアターでも鑑賞できたし、他にMOVIX堺さんと安城コロナシネマワールドさんは初めて行った映画館で、復活上映のおかげで新規開拓できた。
ただ、心残りもある。
2025年夏での閉館が予定されている、東映さんの旗艦館・丸の内TOEIさんでの鑑賞が叶わなかったことだ。
本来の予定であれば、最後の応援上映の前に丸の内TOEIさんで鑑賞するつもりでいた。
しかし、台風10号の影響で新幹線が終日運休になり、予約していた新幹線もダメになってしまった。
自宅や職場などには影響がなく、私の方もどうにかパワープレイで東京まで辿りつき、14時30分から友人が予約してくれていた「THE FIRST SLAM DUNK “COURT”」のGALLERY&CAFEに間に合っただけでも十分に幸運と言わなければいけないとは理解している。
それでも、やはり、残念だ。
来夏までの間に、もう1度足を運ぶ機会があればいいな、と願っている。

最後の最後、台風の影響で悔しい思い、大変な思いもしたけれど、2024年8月13日から9月1日まで自分なりに全力で並走できたことは嬉しく思っている。
私にとって、『SLAM DUNK』は夏の終わりとともに終わった作品で(作中季節としても、現実の季節としても)、だからこそ、またあの夏に出逢えたみたいで嬉しかったし、楽しかった。
また1日限りでも構わないから、ファンのみんなで同窓会のように集まれる復活上映の企画が立ち上がるといいな、と思う。


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