49人目 おじさんになりたくないおじさんの彼
休日に予定がなく暇だったので、マッチングした中で私の街まで来てくれそうな人を、相手から誘う形で上手く誘導して、行ってみたかったスイーツ店へ連れて行ってもらうことにした。(ひどい)
48人目の彼で、会う前に通話しておけばよかったと後悔したので、念の為に会う前日に通話を提案した。
すると、いきなり彼から真正面の写真が届いた。
(私から写真送ってとは一切言ってない。)
でぃす、いず、中年おじさん!!!
シワ、表情、これぞ、おじさん!!!
もしこの写真がプロフィール画像に設定されていたら、会おうとは思わなかっただろう(ひどい2)。
でも今さら「明日キャンセルで」なんて失礼なことは言えない。
30分ほどアプリで通話をした。
会話は普通に成り立つが、楽しい、面白いとはならなかった。
文字通り、8歳年上の知らないおじさんと世間話をしたといった感じ。
彼は「おじさんだけどおじさんにはなりたくない」と言っていた。
おじさんに見られないように見た目など色々意識してるそうだ。
翌日は彼に会う為じゃなくて、食べたいスイーツをご馳走になるのが目的!と完全に脳をシフトした。
◆はじめまして
48人目の彼と同じく、家の近くのコンビニまで迎えにきてもらった。
彼の住む街のナンバープレートと、彼のプロフィール写真に写っていた外車のエンブレムから車を特定し、助手席の横に立って、笑顔で手をふった。
写真通りの、THEおじさんだった。。
助手席に乗り、目的のスイーツ店へ向かってもらう。
彼の話し方が少しむにゃむにゃしてるなと思い口元を見ると、矯正をされていた。
どんなきっかけで、その年齢で矯正をしようと思ったのか尋ねてみたかったが、手で口元を隠しながら話されていたので、そこに触れられたくないだろうと思い聞かなかった。
(何この話。)
スイーツ店では、かき氷を食べた。
彼の趣味のゴルフと仕事の話を主に聞いて、共通点が全然ない二人だったので当たり障りのない会話をした。
私がお手洗いに行ってる間に会計を済ませて下さり、ご馳走になった。
ありがたい。
私がこっちに引っ越してきてあまり出かけてないと話していたので、少しドライブしようかと車を走らせてくれた。
マッチングアプリで知り合ったアラサー、アラフォーの男性と話すと「結婚」「同棲」というワードがよく出てくる。
彼は以前同棲していた彼女がいたそう。
私と彼の家は、高速を使って車で30〜40分の距離。
通勤があるから同棲は難しくても、週末だけ泊まりにくるでもいいって話をされた。
このおじさんの家に行くなんて…考えられん!
私はまだ結婚を考えてなくて、変わり者で、普通の家庭には収まらないような女ですアピールをして、彼好みの女性じゃないように振る舞った。
私個人の中身じゃなくて、結婚相手の条件として見られているように感じた。
プロフィールの結婚に対する意思も「すぐにでもしたい」になっていたな。
迎えにきてもらったコンビニまで送ってもらい、さようなら。
◆振り返り
身長高いし、中年太りしてないし、ハゲてないし、お金持ってるし、結婚相談所ならすぐご成婚されそう。
ただ、私はおじさんに惹かれないと確信。
会話が楽しければ印象も変わるだろうけど、面白くなかった。
私はおじさん好きじゃないと確信できたし、行きたかったスイーツをご馳走になったので感謝。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?