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婚活パーティーに行ったら意外にモテた話【長文】

これまでマッチングアプリで知り合った男性について書いていましたが、今回は番外編です。

23人目の高身長イケメンの彼とご飯に行った3日後、当県の、とある業界主催の婚活パーティーに参加しました。

ちなみに23人目 高身長イケメンの彼の記事はこちら▼

業界の名前を出してしまうと身バレしそうなので伏せておきますが、
女性より男性の比率が圧倒的に多い業種で、その団体が年に1回開催しているようでした。
ネット徘徊をしていて偶然見つけました。
参加費は男性2000円、女性はなんと500円(!)
その業界団体が主催しているのでめちゃくちゃ安いです。

婚活パーティー会社が開催していなくて、参加費用も安いし、なんだか面白そう。良い人がいればラッキーという軽い気持ちでしたが一人で参加する勇気がなく、同い年の彼氏がいない友人を誘ってOKをもらい申し込みました。

◆パーティー当日

骨格診断とパーソナルカラー診断結果により、タートルネックとAラインスカートの組み合わせで出動。

駅で友人と待ち合わせをし、作戦会議をしながら電車で会場まで向かいます。
私はこれまで2回、友人は数回婚活パーティーに参加したことがあり、お互いなんとなく流れは理解していました。

「もしカップルになったら、遠慮せずにその後に相手と夜ご飯を行くことにしよう」

「良い人がいなかったら帰りの足+夜ご飯できる人探しに脳を切り替えよう」


そんなことを相談しました。

友人と参加すると緊張しないというメリットがありますが、一方で友人への気遣いでチャンスを逃すことだって考えられます。


開始時刻より少し前に会場へ到着しました。

受付で本人確認のため免許証を提示しました。
プロフィール用紙、印象カード、自分用のメモ用紙を渡され、決められた番号の席へ座るよう案内されます。

長机がコの字に配置されており、ちょっとしたお菓子とドリンクが置かれていました。

1分で描いたイメージ図▼

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男性16名、女性15名の参加でした。
私は15番、友人は14番だったので最後の申し込みだったのでしょう。
友人とお喋りをしながらリラックスしてプロフィール用紙に趣味などを記入しました。

しばらくすると、正面(16番)とその隣(15番)の男性が席に座ってこられたので4人で時間までお話ししました。
※16番と15番は同僚
男性は全員スーツ姿です。

開始時刻になり、受付の方(業界団体の方)が司会をされ、まずはその業界についてと男性参加者の紹介動画をスクリーン上映。
男性の仕事風景を見せてくれるのが初めての経験で結構おもしろかったです。男性の会社名と本名が出ているので真剣な婚活パーティーなんだと思いました。

その後は定番のお見合い回転寿司。
この不自然な状況がおかしくてなぜか笑いが止まらなかったです。
女性は座ったままでいいの?
男性だけが動かされていいの?
たった数分間で良いか悪いを決めないといけないの?
っていうか、みんな当たり前のようにこのシステムに馴染んでいるけど、私は異様な雰囲気に笑っちゃう。

おぉっと。一人で笑っている場合ではない。
司会者の「ではプロフィールを交換してください!スタート!」の声で我に返り、プロフィール用紙と印象カードなるものを相手に渡し、決められた時間内で会話します。

どうせ数分間で相手を知ることなんて難しいと感じ、自分が質問したいことは1つだけに絞って、あとは相手に気持ちよく喋ってもらうことにしました。

その質問は「今日はどうやってここまで来られたんですか?」です。

実は開始前に友人とお手洗いへ行った際にさらっと男性側の顔を見てたんですよね。
年齢層が高めで良さそうな人はいませんでした。
なので早速、車で送ってくれそうな男性の目星を付けたかったんです。
損得勘定が働くというか、効率的というか、ね。

自分用のメモには、
年齢、住んでいる街、一人暮らしor実家、会社名を記入しました。

男性が隣の席へ移動する間にサっとメモをとるしかありません。
16人もいると誰が誰だか分からなくなりそうですが、最終的には意外と見やすい表ができあがりました。


さて、この日ほどマッチングアプリ経験が活かされた日はありませんでした。

慣れってすごいです。
一切緊張せずに笑顔で男性の目を見つめて「初めまして」と言えるようになっていました。
客観的に男性を見れるので、この人は早口だから緊張しているな、無口なタイプだな、私に興味なさそうだなと相手のことを考える余裕が生まれます。

ほとんどの男性が自分のアピールポイントを話している間に時間がくるので、私は笑顔で相槌したり少し深堀質問しているだけでした。
たまにシャイな男性がきた場合は質問を多めにする感じです。
自分の話は質問されない限りしませんでした。

後半になると、男性側の疲れが出てきて前のめりな勢いも落ち着いてきた様子でした。

そして、最初に配布された謎の印象カード。
相手の番号のところにA~Dを書き込むようになっています。
はっきりと覚えていませんが、

A結婚を前提にお付き合いしたいです
B二人でお食事からどうですか?
C友人と一緒に今度ご飯でも。
Dごめんなさい。タイプではありません。

を選択するようになっています。

私は正直にCかDを書いていました。
すると回転寿司が終わった後に、司会の方が「それでは最初にお渡しした印象カードを回収します。集計結果を後ほどお渡しします」と言ってびっくり!

笑いがこみ上げてくるのを一人我慢している間に、きちんと説明されていたんでしょうね。印象カードの説明を全く聞いておらず、自分用のメモだと思い込んでいました。
ほとんどの人にCかDを書いていたのでめちゃくちゃ気まずい。
というか、Dにした人ごめんなさい。

結局全員と話してみて気になる人はいませんでした。

休憩時間に友人と小声で相談しました。
「誰か良い人いた?」「うーん」
友人もときめくような相手はいない雰囲気だったので、最初に作戦会議をしていた内容でいこうと思い、声を落として「11番と12番が○○市の同じ会社の先輩後輩で、今日は12番さんの車で一緒に来ているって言ってたよ。あとは、7、8、9、10番が同じ会社で家近いから送ってもらえるかも」と言いました。
友人は「何番と何番?え?どの人?」と誰が誰だか分からない様子。
私は最初から今日送ってくれそうか考えながらメモをとっていましたが、友人はそこまで考えていないから分からないのも無理はありません。さらにお手洗いでこの場にいない男性もいて、顔と番号が合致しないようでした。
そうこうしていると休憩が終わってしまい、友人と足並みが揃わないまま次のアピールタイムのコーナーへ。


最初は女性が目を伏せて席に着き、男性がもう一度話したいと思う女性の前に座って1:1で話せるというもの。
これが男女で2回ずつ繰り返されます。
この仕組みってすごく酷ですよね。
人気者は取り合いだし、そうじゃない人には司会者から座るように促されるんでしょ、きっと。

1回目は、車で送ってくれそうだと目星をつけていた12番さんが目の前に座っていました。3歳年下で顔がぶちゃいくだけど、まともに会話のキャッチボールができて、この日一番身長の高い人でした。(身長高い人好き。)
2回目は、お見合い回転寿司で1年間で30キロダイエットに成功したとアピールしていた男性が来てくれました。


次は女性から男性へのアピールタイム。

私は12番さんの車に、11番さんと友人と私を乗せてもらって夜ご飯をご馳走になり、近くまで送ってもらおうとずる賢いことを考えていました。
11番さんは見るからにモテなさそうな頭頂部が寂しい40代男性で、年長者だしご馳走してくれそうな雰囲気がしました。
はい、考えが姑息です。

私は1回目は12番さんの前に座り、2回目は空席だった11番さんの前に座りました。
11番さんが目を開けて私を見た瞬間喜んだ表情を見せたので、少し申し訳ない気持ちになりました。


2度目の休憩タイム。

この間に女性は男性からのメッセージカードが入った封筒を貰いました。
予想外に5枚も入っていました。
その内12番さんから2枚。
たしか一人3枚まで書けたので、1枚は別の女性、2枚は私にくれたのでしょう。
残りはアピールタイム2回目に来てくださった方、真正面の16番さん、その他1名。

そして、私に対する印象カードも入っていました。
ほとんどがAとB評価で、Dが一つも無かったのが嬉しかったです。
Dをつけないのがマナーなんですかね。
(私がD評価した人ごめんなさい。)
50代の男性からAの結婚を前提に…にされていたことには驚きました。
私は30代だし世間一般的に婚活市場でどうなのかと思っていましたが、意外と需要あるじゃんって自信がつきました。

この結果を見て気になった人の番号を用紙に記入し、その用紙を司会者の方に回収されたと思います。
確か1位~3位まで書けたけど、私は12番しか書かなかったような。
この辺記憶があいまい。


カップリング発表。

12番さんとカップルになりました。
その場でLINEを交換しました。
なんだか恥ずかしい。
しかもカップル成立すればお食事にも使える3000円分の商品券をプレゼントだって!?

私は4人で夜ご飯に行ってそのまま送ってもらうプランを考えていたので、
12番さんに「11番さんと来てるよね?私友達と来てるからこの後4人でご飯でも行く?」と尋ねてみると、
「あの先輩(11番さん)、行きたいところがあるって言ってもう出た。」と返ってきました。
わわわ!私の目論見が!
すると友人が「なんか向かいの席だった16番さんと15番さんが送ってくれるって」と言いました。

ということで作戦変更。
私は12番さんの車に乗せてもらい、
友人は15番さんの車で16番さんと一緒に送ってもらうことになりました。

結果オーライで、12番さんが車を停めた駐車場までいくと驚愕。
新車で1000万円は超える国産高級車ではありませんか。

私「なんでこの車にしたの?」
彼「地元の先輩が中古車販売店やってて買った。次はランク下がるけど○○が欲しいんだよね。」
うわぁ、田舎の粋がってるヤンキー感強いな。

車に乗り彼は断りなくアイコスを吸いだしたので、私は窓を開けました。
終始「緊張してるー」と彼が言っていたので落ち着く為に一服したかったのでしょう。
彼はカップル成立の3000円分の商品券を私に手渡し、「それあげる。使わないし。」と言ってくれました。
ごっつあんです。

彼がお店を全然知らないと言うので、私が車を停めている近くの居酒屋に行くことにしました。

車内の会話から変にかっこつけな所が見え隠れしていたのですが、お店でさらに引っかかるところが出てきました。

私が「全部食べられる?食べてから注文もできるよ。」と諭しても聞き入れてもらえず、一気に結構な量を注文しほとんど手をつけず大量に残した挙句、「俺いつも注文したものは残すのが当たり前だから」と呆れることを言い出したり、

先輩の11番さんを「あの人会社で舐められてるから」と中傷したり、

私が「一緒に参加していた友人が前の席の男性2人の車で送ってもらってるんだよね。男二人に女一人だからちょっと心配。今頃大丈夫かな。」と言うと、「あいつらダサいから何もできねーよ」と侮辱しました。

あーこの人苦手だ。

緊張が溶けた彼は「実は・・・」とかなり年下の奥さんと数か月前に離婚したことを明かしてきました。
話していた離婚原因がお子ちゃまで呆れてしまいました。

帰りたくなった私は友人に「ちゃんと送ってもらってる?」とLINEを送り、
友人から「3人でご飯食べてるよ」と返ってきてとりあえずの無事を確認してから彼に退店しようと言いました。

彼が大量注文し大量に残した分まで支払いたくなかったので、レジで彼の後ろに立ち、ご馳走してもらいました。
(一応端数くらい払いました。)

私が駐車していた所まで送ってもらってバイバイ。
友人からのLINEを確認すると、「ちゃんと送ってもらってさっき別れたよ」と届いていたので安心しました。

◆その後

12番さんから毎日LINEが届きました。
夜にいきなりLINE通話がくることも。
急な通話は嫌なので気付かないふりをして、LINEもあまり返さないようになったら彼から連絡がこなくなりました。

◆振り返り

企業や団体主催の婚活パーティーって手厚いんですね。
参加費500円なのに3000円分の商品券をもらえたので、すごくラッキーでした。
マッチングアプリと違って、最初から本名や勤め先が分かっている安心感もありますし。

私がカップリング成立した男性(12番さん)に関しては、自分の見る目がなかったと思います。
数分間で見極めるなんて無理。
ほぼ第一印象で有無判定しないといけないし。

自尊感情低めの私ですが、他人から高評価をもらい(自己判定甘い?)、意外と自信がついた婚活パーティーになりました。

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