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さようなら、りんごの木

ちょうど、今年のりんご狩り日程が決まった直後の知らせだった。

異常気象の影響か、りんごの木がだめになってしまい不作。木を伐るので、りんご畑も閉じるとの連絡を農家の方からいただいた。

このりんご畑との関わりは、以前のnote(親族が集うりんごの木)でも書いたのですが、

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父が、山梨県の、とあるりんご畑の木の一本を契約していて、ここ10年ほど、毎年秋がきたら、親族一同でのりんご狩りを楽しんでいた。

この一本の木から、毎年、何百個もの実をいただき、我々だけでなく、その友人やら、職場の人たちにもお裾分けして、楽しませてもらっていた。

今回の知らせを聞いた、知人たちも、楽しみにしていたようで、残念がっていた。

りんご狩りには、引きこもりだった従兄弟が奇跡的に参加したり、父方と母方の従兄弟世代の珍しい交流がみられたり、

畑にレジャーシートを敷き、持ち寄った手作り弁当を、みんなでつつきながら、もぎたての林檎に舌鼓をうつという、

あたたかくて、豊かな、私たちにとって、たいへん贅沢な時間だった。

伐ったあとに、また新たに植え直すのか、分からないけど、

こうやって、循環していくことも自然の定めなのかもしれない…と、言い聞かせているけど、

やっぱり、さみしい。切ない。

さようなら、りんごの木。          ありがとう、りんごの木。

noteにかいておきたかった。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、また。

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