ゆく砂、くる砂。
先月、夫婦で鳥取砂丘に行った。
そして、夫が事前に申し込んでいたサービスで、プロのカメラマンの方にガイドと撮影をしてもらった。
私達は、いつも2人きりで旅するので、ツーショット写真は、自撮り棒で撮ることがほとんどで、
他者に、それもプロの方に撮影してもらうのは結婚式以来だった。
見出しの写真には、米粒サイズの私達が写っているのだけど、もはや誰だか分からない。
しかし、このような引きのツーショット写真は初めてだし、鳥取砂丘でしか撮影できない絵だと思うので、貴重な一枚だと私は嬉しかった。
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鳥取砂丘は、海から吹き上げる風によって、自然に出来上がった場所。
砂丘のエリア外にも、飛んだ砂が積もるので、箒などで掃き掃除がかかせないように、砂は常に風に吹かれて動いている。
砂は、同じ場所にとどまり続けることは無いのだと、分かってはいるのだけど、
私が10年前、友人と訪れたときと、大まかな見た目は変わらない巨大な空間(東京ドーム約820個分)には、やはり圧倒される。
ガイドさんが教えてくださった。
この景色を守るための地道な活動が砂丘を支えていると。
外来種の植物を見つけたら除去し、在来種を守ること。
浜に打ち上がったゴミを拾い、海と浜を綺麗に保つこと。
風と共にあるこの場所の営みを、ガイドさんのおかげで、垣間見、知ることができてよかった。
10年後は、どうなっているだろう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、また。