みゆりんの夢、ひとつ叶いました!
な、なんと!みゆりんがずっと温めてきた、電子絵本の出版にやっとこぎつけました!
タイトルは「てるてるぼうずのまほう」です。
どうしてこの絵本を作りたいと思ったか、くわしくはこの本のまえがきに書いてありますが、ここでもちょっとお伝えしたいと思います。
日本語を教えて今年で17年目。いろいろな形で日本の文化を生徒に教えてきました。私が教えているのは小学生と高校三年生です。高校三年生は日本の文化を自分で英語で調べることもできるし、また、それについて深く理解はできます。
けれども、小学生に教える時に、やらためったら難しい長ったらしい英語の文章が並んでいても、プレップさん(年長さん)、低学年(一年生から二年生)にはちんぷんかんぷん。オーストラリアには移民として来て、まったく英語が分からない生徒もいます。
それで、そのような小さい子たちにもわかるような日本の文化絵本を作りたいとずっと思っていたのです。
そして、この本の何が特別かというと、日本語と英語での両方の言語での表記になっていることです。だから、日本語教師の方には生徒への読み聞かせ、文化紹介のリソースとして、英語を教えている先生は英語の表現を教える時に使っていただけたらと思います。私が勤める小学校の同僚の先生方、親しい友人に英語の校正を頼みました。もちろん、イングリッシュ・ネイティブスピーカーです!!
この「てるてるぼうずのまほう」は、二人のメインキャラクター、日本からオーストラリアに移住してきたようこちゃんとオーストラリア人のルーシーちゃんのごく普通の子どもたちが使う言葉で(会話で)お話が分かるようになっています。
日本のてるてるぼうずのお話、とってもかわいいと私は思ったんです。でも、てるてるぼうずの歌って、ちょっとこわいですよね。晴れになればいいけれど雨になったら、おぼうさんが将軍さまに首をちょん切られてしまいます。
だから、私は子どもも大人も読んでほっこり、気持ちがやわらかくなるお話にしたかったのです。ようこちゃんとルーシーちゃんの友情も書きたかった。それに、全く違う文化に子どもたち(大人も!)興味がわきますよね。
そして、この絵本は絵本画家のにあちんさんがいらっしゃらなければできなかった作品です。にあちんさんの挿絵画家としてのプロフェッショナルな姿勢に感銘いたしました。この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたいと思いました。本当に感謝しかありません!(上の絵もにあちんさんの作品。私の絵本の構想を実現して下さり、サポートをしてくださいました。私の夢を彼女の力で大きくしてくださったことも表現したくてこの絵を入れさせていただきました。)
にあちんさんと度重なるやり取りで、ようこちゃんファミリー、オーストラリアの学校の雰囲気、ようこちゃんのお部屋、ルーシーちゃんのベッドルームを本に盛り込むことができました。表紙は、雨だから暗いんだけど、ぱっと目を引く、てるてるぼうずが!にあちんさんのリサーチ、そして、あたたかい絵が読んだ方みんなを幸せにしてくれるはずです!
世界中の皆さんの読んでいただけると嬉しいです。
みゆりんこと、ワースみゆき
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?