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今年の12年生のクラス

もしかしたら、私の生徒がこれを読む可能性があるかもしれない、と思いつつ書いている。今日は高校3年生の日本語のクラス、今年最初の日!ロール(出席表-先生は今日初めてもらえる😑)を見てみたら、15人の名前が。でも、同僚の日本語の先生からもう一人は増えるようだ、と情報が入る。

もしかしたら20人以上になるかもしれない。本心はこのまま17人で定まってもらいたい。人数が少ないと他の学校とクロスマーキングといって、お互いの生徒のテストをチェックしないといけない。それも、先生同士の都合をあわせるのは難しいと思う。しかし、15人以上のクラスだと一人一人にフィードバックするのにも時間がかかるし、オーラル(口頭)の試験の練習にも時間が非常に取られる。

ほとんどの生徒が9時前にはクラスの前にいて待っていてくれた。今年はこの学校で様々なリノベーションをされていて、去年とは違う建物での授業になり私自身、教室の位置をよく把握しておらず、実は通り過ぎてしまった!生徒のトイレの場所などが違うため、この学校に平日通っている生徒に確認しなければならなかった。

今年の生徒たちの印象は(今のところは)大人しい感じ。去年の11年生担当の先生から聞いてはいた。かなり静かだよ、と。ちゃんと私の話を聞いてくれていればオッケー。

ファーストハーフ(前半)の最初の1時間20分は私の自己紹介、生徒の自己紹介、使うテキストブックの説明、生徒の日本語学習歴などを記入してもらった。クラスの方針(クラスのルール、例えば遅刻はしない、クラス開始前には学校に来て単語テストの準備をしている、外に食べ物などを買いにいかない)などについて話した。そして、単語テストの資料を送る為、生徒には一人ずつ、私のラップトップに名前とメールアドレスをタイプしてもらった。本人がタイプしたから、メールアドレスは間違いない!

セカンドハーフ(後半)はレベルテスト。時間は60分。辞書は使わせない。通常のテストでは日本語の場合、辞書を見てもいいことになっているが、今回はどのぐらい生徒が書けるか、読めるか、理解できているかを確認するためのテストだ。

テストの内容としては日本語の動詞の活用、形容詞の活用(単語の意味の英語、現在形、現在の否定形、過去形、過去の否定形)がきちんと書けるか、文法のチェック。たとえば、英文を見て日本語の文章に適した動詞、形容詞に変えるエクササイズ。Have you been to Japan?「日本に(   )ことがありますか。」など。リーディング(テキストを読んで質問に答える)、また、ライティングは200字で日記を書く。

生徒が真剣にテストを受けている間に私は先ほど生徒がタイプしてくれたメールアドレスをグーグルのグループメールに真剣に打ち込んでいく。もしかしたら、またロックダウンに戻る可能性もあるかもしれない。その場合はまたオンラインティーチングに戻ってしまうから、グーグルクラスルームを立ち上げておくことは必要だと思った。資料も入れておけるから、生徒は資料をなくさずにすむので安心だ。

レベルテストがおわったら、日本語のVCE(Victorian Certificate of Education=日本の大学入試センター試験のようなもの)の試験を受けるうえで知らなければいけない漢字の書き取りを行った。生徒に「今年は漢字を教える時間はありません。だから、自分で復習するように!」

今年の生徒に今日会ったばかりだから、彼らについてまだ分からないことは多いけれど、みんな真剣に今日のアクティビティーをこなしていったので、これからの授業も頑張ってついてきてほしいと思った。








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