乳がんの検査はおすみですか。
ブレスト・カンサー・ビクトリアから手紙が来ました。そろそろ検査の時期ですよ、と。はっきり言って、検査に行くのがちょっとめんどくさい、と思っている方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした!!
された方はわかると思いますが、マンモグラフィーでの検査時に乳房をギュギュっと挟まれます!これが結構痛いんだよね! もちろん、この検査をしたとしても乳がんの発見が100%可能ということではないと、手紙の中にも記載されているけれど、早期発見に役立っていることは確かだと思います。
実は私の友人に乳がんになった方がいます。彼女の場合は健康診断でがんが見つかったそうです。早期発見だったと言っていました。けれども、乳房をとる手術をしなければなりませんでした。手術は無事成功しましたが、投薬、キーモセラピー(化学療法 英: chemotherapy 抗がん剤の投与など)を受けなればならず、髪の毛は抜け、副作用にも悩まされたと聞きました。女性にとって、乳房をなくすことはどんなに辛いことでしょう。片方の乳房がなくなって体のバランスがとりにくくなったと言っていました。
そして、5年ごとにがんの再発がないかを確認する検査をするそうです。再発が本当に怖いんです、と彼女は言っていました。
乳がんの検査は2年に一度あります。私がめんどくさい、と思わないで検査に行くことができるのは彼女のおかげです。そして、それが明日なんです。
女友達には、「検査だから、おっぱい、もまれに行くよ!」と冗談交じりに言いましたが、「うう、痛そう!」というリアクションが返ってきました。でも痛いのはほんの一瞬。これでがんが発見されて、早期治療ができれば、治る可能性は高くなると思うのでやるっきゃないでしょ!
そして、自分で触診するこも大切だと聞きました。自分の体を守れるのは自分です。自分だからこそ小さな変化も感じられると思うんです。今はいろいろな動画も出ていると思うので、参考になると思います。元SKE48のメンバーの矢方美紀さんはセルフチェックでがんを発見しました。
【#乳がんダイアリー矢方美紀】 簡単にできる『乳がんセルフチェック』の方法 NHK
このNHKの番組で、乳房再建のことについても触れていました。3つ選択肢があります。
【#乳がんダイアリー矢方美紀】乳房再建のリスクと選択肢について NHK
https://www.nhk.or.jp/nagoya/nyugan/diary/program_08/index.html
一つ目は自家組織を使う方法。お腹や背中などの自分の皮下組織を胸に移植し乳房を作る。見た目や感触は自然な感じ。メンテナンスが必要ないのが利点だが、欠点は手術による新しくできる傷などで体への負担が大きいこと、新たな傷跡が残ること。新たにできる傷の長さは35-40センチ!
(これって結構キツイよなあ。)
二つ目は人工物を使う方法。風船のように膨らむシリコンを胸に入れ、そこに生理食塩水を注入し、皮膚を伸ばしてから(約半年後)シリコンを取り出し、新たなインプラントに入れ替える。インプラントにはゲル状のシリコンが入っている。欠点は合併症が起こる可能性が高いこと。合併症で痛みや手術が必要になることがある。
(これもやーだなあ。)
三つ目は装着式の人口乳房。一つ目、二つ目がいろいろな理由で難しいと判断された方への希望のおっぱいがこれ!すべてがオーダーメイドで、ほくろや血管など細かいところまで再現されているとのこと。人口乳房は粘土で胸の型を作り、それをもとにシリコン製の人工乳房を製作。その人の体に合わせて色づけを行う。
人口乳房の製作に携わっている三輪さんは、ご自身が乳がんで乳房を失ったそうです。放射線治療の影響で皮膚が伸びづらくなり断念されたそうです。そのため学校に通い、なんと自分で人口乳房を作ってしまったとのこと。
「私が作ってすごく嬉しかったのがきっかけなんですけど、その感動を沢山の方に伝えたいし、実際、人口乳房を付けていると乳がんだって忘れられる瞬間があるんですよ。元の自分に戻ったっていう、それを沢山の方に伝えたいと思って。」とおっしゃっていました。
三輪さんの工房はこちらです!
ブレストケアマイン
京都本社:京都市西京区川島野田町14-2-204
電話:075-874-5819(月~金 午前10時~午後6時)
東京工房:東京都中央区日本橋小舟町8-14-0501
電話:03-6264-8075(月~金 午前10時~午後6時)
経験者、女性だからこそのお仕事だと思いました。乳房をなくされ、とても悲しい気持ちになっている方を救っておられます。
乳がんであれ、どのがんもいつどの場所で大きくなっているか分かりません。私にもあるのかも、と思うととても怖いです。だから、皆さん、ぜひ、検診に億劫がらずに行きましょう。早期発見、早期治療が大切ですよね。できることからを初めてみませんか。