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風景印を探して
クリエイターの日々樹さんのご投稿で、「風景印」なるものを知りました。
風景印とは、郵便局で押していただける、いわゆる「消印」です。
全ての郵便局に置いてあるわけではありませんが、ネットで調べれば、検索出来ます。
今回は、珍しい形の風景印がある、東京の北に位置する文字通りの北区、田端へ行って来ました。
東京山手線、田端駅で降りて「田端大橋」を下ると、直ぐに目的である「東田端郵便局」があります。
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中に入り、
「すみません、風景印をお願いしたいのですが」と、あらかじめ記念切手を貼ってある、スケジュール帳を利用した風景印帳を差し出しました。
局員の方は、その手帳を手に取り、しばらくまじまじと角度を変えながら切手を見たのです。
切手と思われなかったかな?と思い、「記念切手です」と声を掛けると、
「あのぅ 風景印も、消印ですので、最低85円切手じゃなければ、押せないのですが…」
『へ?そっか!』と思い、
「では、足りない分の切手をお願いします」
「30円、5円の記念切手は置いて居ないのですが…」
「あ、かまいません」
切手を渡される時、局員さんから、
「3枚になりますので、星型に貼って頂くと、綺麗に押せると思います」
と、言われましたが、何の事だか理解出来ませんでした。
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押された、風景印を見て納得いたしました。
北区の花である、桜と田端操車場をモチーフにした風景印のようです。
春になると、操車場脇に咲く桜が見事だそうです。
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10分ほど北に歩くと、隅田川があるので、天気も良いし、向かってみることにします。
もう少しで隅田川、という場所で郵便局があるのに気づきました。
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間口5m程の郵便局です。
意をけっして入ってみます。
「すみません、こちらに風景印はありますでしょうか?」
「はい、ございます!」
諦めていただけに、この出会いが嬉しかった。
印帳を出し「85円切手お願いします」
局員さんは申し訳なさそうに、
「普通の切手になってしまいますが…」
切手を貼り「お願いします」と印帳を差し出しました。
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印帳を渡され、
「お時間ございますか?ネットを開いていただければ、よろしければ荒川区の風景印をご案内いたしますが…」
驚きのご提案をいただきましたが、待っているお客さんがいたので、
「すみません、時間が…」と辞退させていただきました。
「では」と渡された紙に
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荒川区内の風景印が印刷されていました。
「お忙しいのにすみません。助かります。
と、感謝の言葉を添えて隅田川に向かいます。
固く事務的と思われる、局員さん方々ですが、時間を割き丁寧にご対応頂き、心が洗われるようです。
改めて、感謝申し上げます(_ _)
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風景印帳というのを持っていなかったので、去年は、無印のスケジュール帳に押して頂いたのですが、「罫線が風景印のせっかくの図柄がもったいない」と教えて頂いたので、
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と、このようにいたしました。
ここまで、お読み頂きありがとうございます☺️