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先延ばしと脳の関係
最近、行動ができず迷ってばかりの自分をもてあましていたところ、youtube動画でメンタルコーチの大平信孝さんの動画を見て、気づきがあったので自分の言葉でアウトプットしてみます。
先延ばしの原因として、完璧主義がある。(自覚あり)
いいものが作りたい、と言う思いからいい条件がそろうのを待っているうちにできずに終わってしまう。
そうしているうちに、ぎりぎりのタイミングでラストスパートをかけて
何とかやってきた、というパターンができてしまい、それを繰り返してしまう。
しかし、先延ばしをするたびに、小さな心理的ストレスが重なって長期化していく。やらないといけないことがいつも頭の片隅にあると、脳のメモリ不足を引き起こし、パフォーマンスが悪くなる。
やる気は天から降って来ない。自ら小さく動いた時にやる気が出てくる。
しかし、脳は変化を嫌い、現状維持を好む。これは悪いことではなく、誰にでも備わっている防衛本能なのである。
脳には可塑性(経験や学習によって変化する柔軟性)があり、ちょっとした変化は見逃してくれるので、それを利用して、脳が見逃すような小さな変化を繰り返すことで変化を促していくとよい。
先延ばしのための5つのポイント
1.10秒アクション 10秒だけでいいから一歩踏み出してみる。
・パソコンを開く
・ジョギングシューズをはく
など、段差を感じないスロープレベルの変化がポイント。
シューズを履けば結局外に出る気になる。
★先延ばしをしている企画や予定に関して、最初の10秒でどんな動作をするかを文字化してみるとよい。
2.仮決め・仮行動を大切に。
例えば、2時間かけているところを15分だけお試しでやってみる、など。
・仮だから、プライドを傷つけずに失敗することもできる。
・小さいことでも自分が約束を守ると信頼につながり、自己肯定感が上がる。
逆にできないと自己肯定感が下がって意欲が減る。意欲が減退すると先延ばしループにはまる。
★小さく決めて小さく動くことがエネルギーチャージになり、いいスパイラルを生んでいく。
★行動することの目的はエネルギーチャージすること。
★自分で決めてやることで、フィードバックを受け入れやすくなる。
アドラー心理学的な目的論的アプローチ(目的を重視して物事や行動を考えるアプローチ)から
・本当はどうしたいのか
・何が目的なのか
・どんないい展開が待っているか
を考えて
★ゴールイメージを先取りしてみる。
ゴールを意識すると一つ一つの今の行動のクォリティが変わる。
3.脳の「快追及」のスイッチを使う。
ハイパフォーマーは快追及を上手に使っている。
「しなきゃ」じゃなくて「したい」の本音の想いがあると行動が軽やかになる。
人には3つ声がある:頭の声、体の声、心の声。
人の行動原理は二つしかない。「快追及」か「不快回避」。
「不快回避」ばかりだと疲れてしまう。行動しない言い訳が最速で出てきてしまう。これでは続かない。
4 今できていること、今までにできたことを中心に現在地を把握。
人は同じ失敗を繰り返したくないのでダメなところに目が行きやすい。
できていることをベースに現状を把握すること。
★いい部分と課題の両方が見えたら現在地設定がニュートラルにできる。
現在地確認ができたら目的地設定をする。
行きたい未来が不在では何ともならない。どこにも行けない。
目的地設定も、完璧主義になりすぎずに。完璧じゃなくてもいい。ラフでいい。
5.軌道修正のための振り返りをする。
仮決め→仮行動→軌道修正を1日とか1週間単位でやっていく。
★振り返りが過去の懺悔になってしまう場合があるので注意。よかったことの振り返りから先にやる。ささやかなレベルでいい。こうすることで悪いことばかり見るバイアスをとって、ニュートラルに見ることができるようになる。
振り返りのステップは
1.よかったこと。
よかったことを振り返っていくと自分が好きになっていく。周りの人のいいところも見えてくる。
2.未完了のことや課題を確認。
3.振り返りの時間は睡眠前後が一番良い。
・今日本当はどうしたいのか。
・今日一日何をしたいのか。
・どんな活躍をしていきたいのか。
・このために頑張りたい。
ということを振り返る
着実に生きたい未来に近づいているという感覚をもてればよい。
100点じゃなくてもいい。
今まで30点だったのが60点になることが大切。
100点かそうでないかではなく、過去の自分と比べて自己ベストと更新していくことを目指す。