7/3【GJ WEDDING AWARD 2024】レポート
トキハナの 渡辺優子です。
7月3日(水)雅叙園グループのアワード【GJ WEDDING AWARD 2024】が開催されました。
2017年からコロナ禍を経て、1度も途切れることなく続き、今年で8年目。
昨年までは、パートナーや社内スタッフをメインに総勢100人ほどが審査員となり開催されていたアワード。
今年からは、社外からも審査員を招いて、規模を広げての開催となりました。
その記念すべきアワードにトキハナブランドマネージャー神田裕子を特別審査員としてお招きいただきました!
特別審査員は、プランナー経験も豊富で現在ウェディングプランナー・式場・パートナー向けにコンサルティングやトレーニングをされている衣川雅代さんをはじめとする錚々たるメンバー。
グッドウェディングアワード受賞歴のある日本を代表するプランナーの皆様を含む6社の方々と並び、メディアからの参加はトキハナのみということで、非常に嬉しくもあり、身が引き締まる思いで参加させていただきました。
東京のみならず全国から、結婚式に込められた思いや、結婚式当日にたどり着くまでの葛藤や悩み、今伝えたいことなどをプレゼンする総勢18名のプランナーを150名ほどが見守りました。
ノミネートされた18名の入場時、声援を受けながら花道を歩く姿は、涙を浮かべ感極まっている様子が多く見られました。ここに至るまでの努力が想像でき、声援に背中を押されている彼らの姿が印象的でした。
これから始まるプレゼンに向けて、緊張感と高揚感が入り混じったその瞬間は、まさに感動的。
審査項目は「プレゼン力」「提案力」「実行力」「総合」に分けられ、全7項目を一人ずつ採点していきました。
入社2年目の若手プランナーが初めて担当した結婚式や、サプライズ希望が重なり何を優先すべきか迷った話、本当の結婚式の意味を模索し続けた時間、失敗を経て見つけた答えや、結婚式の本質について考えたことなど、時に声を振るわせながら真っ直ぐに伝えてくださる姿が印象的でした。
プランナーをしたことがある人は一度や二度のみならず、何度も経験した迷いや葛藤や、その先にある光のようなものを見せてくださったようでした。
素晴らしいプレゼンの中でも一際印象的だったのは、「日常が紡ぐ、非日常」をテーマにしたものでした。結婚式を前向きに思っている新郎と、結婚式をやりたくない新婦の話でした。
プランナーとして、マニュアル通りに打ち合わせを進めることもできたけれど、そうはせず、「ふたりの結婚式に対する気持ちは実際のところどうなんですか?」と問いかけることから始めたそうです。
もしかするとSNSで目にする結婚式に違和感を持っているのではないかと考え、本来の打ち合わせの流れを変更し、より具体的なイメージができるよう、家族のことを思い浮かべてもらいながら話を進めたのは、
「漠然とした結婚式という人生の一大イベントが、日常とかけ離れた特別な日ではなく、日常の延長線上にあることを実感して欲しかったから」という言葉が印象的で、心に残っています。
披露宴の進行について、やりたいこと・やってもいいこと・やりたくないことを分けていき、ふたりの希望を洗いしながら、意見のぶつかり合いにならないように、やりたい理由・やりたくない理由を確認しながらふたりが歩み寄って考えられるようにされたそうで、このやり方は結婚式を控えている人のみならず、多くの方へのヒントになりそうです。
次第に、ご家族へ感謝を伝えたいけれど、目立ちたくないと考えていたことがわかり、結婚式について更に深ぼっていくようになったそうです。
結婚式は決めることもやるべきことも非常に多いものです。
その中で、進行や演出の意味をしっかりとふたりに説明し、取り入れることでゲストがどのような心情になるかを伝えることにより、嫌な気持ちのままではなく、前向きな気持ちで取り入れていただくことを大事していたそうで、新郎新婦のふたりはどれだけ安心できたことかと、聞いていて胸が熱くなりました。
「華やかに彩り、素敵な写真や映像を残すことだけが結婚式ではない。ふたりが歩み寄りながら、心から納得した一日を迎えることがいかに尊く、幸せか」という最後の言葉は、結婚式の本質であり、意義を伝えてくださるものだったと思います。
ブライダル業界の中では「当たり前」にある選択や、「イレギュラー」は、結婚式をあげるふたりにとっては「当たり前」ではなく「特別なもの」。
SNSなどで目にする機会も多い一方で、「結婚式」の意味について考える機会は少なく、「なぜ」かわからず、どんな結婚式をすべきか、何を考えるべきかイメージができないことも多いのかもしれません。
だからこそ、ふたりにとっての「なぜ」を紐解いていく必要があるのではないでしょうか。
さまざまなパートナーシップや生き方の可能性が増えている一方で、なし婚が増えていると言われています。
そのような中で、結婚式をすることを選択したふたりに寄り添い後押ししたい、というメッセージが、この「GJ WEDDING AWARD 2024」全体から感じ取れました。
ある登壇者が宣言していました。
プランナーにとって大事にするべきことは、応えて考え続けること。それは時代が変わった今も昔も変わらない、と。
そして、プランナーの仕事は選択肢を広げることだからこそ、プランナーは考えることをやめてはいけない。ふたりが納得して迎えられる結婚式こそが良い結婚式、ということを。
このメッセージは、トキハナとしても非常に共感しましたし、ブライダルに関わる人間として、忘れてはいけないことだと改めて再認識しました。
さて、18名の熱いプレゼンの後は、来賓を代表としてトキハナ神田より総評をさせていただきました。
その後3名の受賞者の方へ表彰式が行われ、森木総支配人からのメッセージがあり、幕を閉じました。
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▼審査員・神田裕子より感想
まずは冒頭の入場シーンがとても感動的で素敵でした。
堂々と入場するご登壇者、それを応援するチームメイトたち、スクリーンに映し出された激励メッセージの数々。雅叙園グループの皆様の、このアワードにかける想いの強さが凝縮されたひと幕だったと思います。
登壇された方は、初担当の方からベテランの方までキャリアも様々。経験にかかわらず立候補できる、風通しの良い社風があってこそ実現した舞台なのだと想像できます。
また、プランナーが日頃から誇りや情熱を持ち、他部署の方々もその想いを理解してサポートされていなければ、成立しなかった事でしょう。
プレゼンテーションでは、ひとりひとり結婚式が大好きで、新郎新婦に想いに寄り添って伴走したい、というあつい想いが届き、胸を打たれました。
そして、自分たちが所属する会場やそのチームへの愛情と信頼が強く感じられたのも、大変印象的でした。
そういった想いは自ずとお客様にも伝わるものだと思います。準備期間は何かと不安になりやすいものですが、きっと「この人たちとなら大丈夫」と、新郎新婦の安心感に繋がっているのではないでしょうか。
トキハナも結婚するふたりの心に寄り添い続け、結婚式の魅力をたくさんの方に届けられるよう今後も励んでいきたいと思います。
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トキハナでは今後も結婚式の課題を発信し、結婚式をしようかどうか迷っている方々や、従来の結婚式の在り方ならやらなくていいと思っている方々に、「だったら結婚式をやりたい」と感じてもらえるサービスを展開していきます。
今後の発信や結婚式のプログラムをカスタマイズできる「プランニングシート」や、自分たちに合った結婚式スタイルを提案してもらえる「コンセプト診断」などのサービスの他、結婚するふたりの人生を支えるサービスを提供してまいります。
結婚式の未来を共に築き、多くのカップルの夢をサポートしていくことで、誰もが自分らしい選択をできる世界になるように、より豊かで多様な結婚式文化を創造していきたいと思っています!
改めて、雅叙園グループの皆様、素晴らしい機会をありがとうございました!
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