GASの実行時間のQuota(制限)について
背景
GASはとてもお手軽で便利なのですが、重い処理や時間を要する処理を実行するのは苦手です。もちろん、コードの書き方や工夫でチート?することは可能ですが、Googleが定めているQuota(制限)がありますので、GASで処理を書くにあたって参考にしていただければと思います。
Quotaを読み解く前に…
Googleアカウントの種類について説明しておく必要があります。Googleアカウントには主に以下の種類があります。
1. Consumer
- ****@gmail.comなど、一般向けのGmailアカウント
2. G Suite Free Edition(Legacy)
- G SuiteがまだGoogle Apps for DomainのBetaだった頃のアカウント
3. G Suite Basic / Gov
- 主に自治体などが利用するプランのアカウント
4. G Suite Business / Enterprise / Education
- 企業、または教育機関向け上位プランのアカウント
5. Early Access
- いわゆるリリース前の機能を試しているアカウント
そしてそれぞれの種類によってQuotaが変わってきます。
アカウントの種類別のGASの実行時間のQuota
1. Consumer : 6分間
2. G Suite Free Edition(Legacy) : 6分間
3. G Suite Basic / Gov : 6分間
4. G Suite Business / Enterprise / Education : 30分間
5. Early Access : 30分間
著者の場合
G Suite Free Editionですので6分間までの処理を実行できることになります。皆さんもご自身のアカウントをご確認の上、処理落ちのないコードを書きましょう。
Freelance Cloud Architect/Consultant @ 時藤屋 https://tokifu.jp/