認知症の始まり
前回、認知症の始まりを察知するのが難しかった義母の件を少し書いたのだが、書いてみたら、やはり認知症の始まりは義母がちょっとうつ気味になったところからが始まりのような気がしてきた。
しかし、鬱から認知症になったのか、認知症だから鬱なのか今となってはわからない。
しかし、確実にこれはおかしい、と思ったことがあり、心療内科の受診をお願いすることとなった。
今までは実家に行くと「何もないのよ」と言いいながらもずいぶん色々な食事を用意してくれていたのだが、ある日、いつものように「何もないの」と言って、本当に何もなかった。
同居していなかったので、やはり家事をしなくなるタイミングがどの辺りから始まったかがはっきりしないのだが、この時点で、毎日の家事をしなくなっていたようだった。そもそも、夫の実家は義父の方が家事をよくやっていたようだった。義母が足があまり良くなかったため、日々の買い物などはよく義父が行っていたようで、惣菜なども頻繁に買って食べていたようだった。
義父がどんどん家事をやり、義母がそれに対して毎回文句を言う、と言う感じだったようだ。ただし、これは私の憶測。でも文句を言っているくらいならまだ元気だったのか💦。
夫の家庭は両親、長男、次男の4人家族で母だけが女性ということもあり、おそらく本当に家庭のなかでは太陽のような、女王様のような存在だったのではないかと思う。
義父は寡黙で、あまり色々言わない人だったので・・・💦なおさら母は好きなように言いたいことは(家の中では)言えたし、それが当たり前だったはず。
心療内科への受診も、やはり少し抵抗していたが、一度の受診で認知症との診断があった、この時、すでに脳の萎縮もみられたようだった。
大学病院の認知症の外来へ通い、介護認定も受けて、デイサービスに通うようになったが、これも最初の頃は、「行く意味がわからない」と怒っていた時もあった。
でも、義母に異変を感じて心配するより、病院で認知症とはっきりわかった方が、すっきりしたかな?と思ったし、デイサービスも少しずつ慣れて、素直に通うようになっていた。これで少しでも認知症の進行がゆっくりになってくれたらいいな、と。