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なぜ海外でわざわざ「直接」投資するのか
こんにちは!
めっきり寒くなって夏が恋しい
オーナー経営者専門FPの時田です。
なぜわざわざ海外で直接投資するのか
それは日本より海外で直接投資した方が
資産を堅実に増やせる金融商品が多いから。
「堅実」とは
元本の目減りリスクを減らすこと
(もちろん為替リスクはあり
しかし、日本円のみ保有も為替リスクがあると思っている)
「増やせる」とは
同じような金融商品でも日本と比較して
利回りが高いこと
なぜ日本よりも堅実に増やせるなんてことが起きるのか?
その理由は
国によって経済状況が異なるから
例えば、物価の上昇率
私がよく通っている香港では
コロナ前まで3%前後の物価上昇が当たり前でした。
裏を返せば
毎年、お金の価値が3%ずつ減っていることになります。
したがって、自分の資産を
年間で3%以上増やせなければ
物価上昇の分だけ
資産が減っていくことになります。
だから、香港で販売されている金融商品は
少なくとも3%以上が当たり前。
3%を切る商品があれば
それは資産が実質的に目減りしてしまうので
誰も買わないです。
![](https://assets.st-note.com/img/1733493518-ivQsfObg5XlVYC7jzU1SGNq8.png?width=1200)
こちらは香港の人が保険加入する時に
参考にしている「10 Life」という
保険商品の比較サイトです。
生命保険の1位を見てみます。
日本でも有名な
外資系大手のプルデンシャル生命
その香港支店の商品です。
(広東語でプルデンシャル生命は
「保誠保険」と表記するんですね!)
35歳、男性、保険金額10万ドル、5年払いの終身保険
20年後にどうなっているか
最低保証金額 102.8%
20年後の運用後想定額 267%(解約返戻金)
変額保険になりますが
最低保証でも日本の保険と同等です。
さらに香港の保険商品には
この267%の妥当性を調べるために
毎年「達成率」を発表するように
義務付けられています。
How is the fulfillment ratio calculated?
In simple terms, the fulfillment ratio can be understood as the aggregate actual accumulated non-guaranteed benefits against the illustrated aggregate amounts for all relevant policies at the point of sale. A ratio close to 100% means the insurer has come close to achieving its projected non-guaranteed benefits. If the ratio is higher than 100%, it means that the actual payout was higher than the illustrated amount at the point of sale, and vice versa.
達成率はどのように計算されますか?
達成率は、販売時点におけるすべての関連保険の示された合計金額に対する実際の累積非保証給付の合計として理解できます。比率が 100% に近い場合、保険会社は予測された非保証給付の達成に近づいていることを意味します。比率が 100% より高い場合、実際の支払いが販売時点の示された金額よりも高かったことを意味し、その逆も同様です。
(Google翻訳)
そこで確認できる達成率は90〜100%前後
したがって、267%まではいかなくても
その90%で約240%(2.4倍)にはなりそうです。
10万ドルの保険金もあって
さらに解約返戻金も20年で2.4倍
私は断然、香港の方が良いと思います。
ただし日本の法律上
日本人が外国の保険商品を契約することは
できません(泣
身近な保険でも
こんなに違うという一例です。
保険業法186条2項
日本に支店等を設けない外国保険業者に対して、日本に住所や居所を有する人や日本に所在する財産、日本国籍を有する船舶や航空機に係る保険契約の申込みを行う場合、内閣総理大臣の許可を受ける必要がある
話を戻して
一方、日本の場合
コロナ前の物価上昇率は
ほとんど「ゼロ」でした。
またはデフレと言われていたので
資産を現金のまま持っていても
お金の価値は減らなかったのです。
その分、金利も低く設定され
ほとんど増えないような金融商品が販売されています。
(増えないのに売れているのが不思議)
![](https://assets.st-note.com/img/1733476569-sJAiMRdOzprjYKo3nDSy7GX9.png?width=1200)
上記は直近10年間の
物価上昇率を比較したグラフです。
香港が「青」、日本が「グレー」です。
コロナ前は
香港が3%前後、日本が0%前後で
推移しているのが分かります。
コロナ明けてから
日本は急激な物価上昇が見られますが
香港は同じく3%前後で
安定しているのも面白いです。
国が違えば経済状況も違う。
経済状況が違えば投資環境も違う。
だから私は海外で「直接」資産運用をしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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おしまい
時田