【第1回】TRAVESENS特集〜トラベルデザイナー編①〜
こんにちは!
TOKIでインターンをしている齋藤です。
『TRAVESENS(トラベセンス)』( https://travesens.com/ )は、旅行業界の手配業務を効率化するためにTOKIが開発した旅行業務管理サービスです。
現在、大小さまざまな旅行会社に導入いただいてますが、このブログシリーズではまず、開発元であるTOKI社内でどのように使われているかを紹介します。様々な担当者の観点からヒアリングをし、旅行業務における利用シーンについて掘り下げます。
今回は、トラベルキュレーターの視点から、TOKIのMICE・EVENT業務を担当されている宮島さんに、TRAVESENSがもたらす価値についてお聞きしました!
『TRAVESENS』 はどんな悩みを解決するのでしょうか?
私は以前、カード会社で富裕層向けイベントの企画を担当しており、多くの旅行会社と関わりを持っていました。
その中でさまざまな旅行会社から、旅程表やそれに伴う見積もりはExcelなどで作成していたが、トラベルキュレーターによってアウトプットに差が出てしまう状況について聞いていました。
ばらつきがある旅程表では、旅程に含まれる内容や各項目の料金などの詳細がお客様に十分伝わらないことが多く、結果としてお客様との間で繰り返しメールのやり取りが発生したり、最悪の場合はクレームやキャンセルにつながることもありました。
TRAVESENSを使ってみて最初に感じた良い点は、旅程表に含めるべき項目が事前に定められているため、チェックリストとして活用でき、情報の抜け漏れを防ぐことができることでした。あらかじめ定められたフォーマットに登録済みのコンテンツを適用することで、誰でも綺麗で整理された旅程表を簡単に作成できます。
また、作成された旅程表を元に自動的に見積もりも作成され、PDF形式で出力してお客様と共有できる点も便利です。以前はエクセルやパワポでとても時間がかかっていました。
TOKIならではの提供価値は何でしょうか?
TRAVESENSで作成される旅程表は、項目のカバー範囲が広いため、お客様に細かい部分までしっかりと情報が伝わるため、ミスコミュニケーションがなくなり、品質の維持・向上へつながります。
このような背景には、TOKIがこれまで蓄積してきた、富裕層向けの丁寧に作り込まれたアイティナリーがTRAVESENSのベースとなっていることもあります。導入いただいている企業様から意外と好評をいただいている点として、TOKIの厳選したキュレーションに基づいたコンテンツが利用できることも、TRAVESENSの魅力の一つです。
他に、システム導入後、会社全体でどのような変化がありましたか
先ほどの通り、各トラベルキュレーターにとっては、TRAVESENSを旅程表作成のチェックリストとして使うことで、抜け漏れを減らし業務効率が向上します。一方で、会社側から見ると、さまざまなキュレーターによって蓄積されたデータを会社全体で一元管理できる点も、大きなメリットです。
変化①
これまでのExcel形式では、各担当者がローカルファイルにデータを保存していたため、全社での共有が行われず、過去の事例の検索や再利用も難しかったです。しかし、TRAVESENSを使うと、一度誰かが使用したコンテンツは全社で共有されるため、コンテンツが特定の個人に属人化することなく、後から参加した人も再利用しやすくなります。
変化②
また、担当者が頻繁に入れ替わる企業では、以前は担当者が退職すると、その人のプライベートフォルダに保存されたデータへのアクセスが失われ、評判の高いアイティナリーも失われがちでした。しかし、TRAVESENSでは全てのコンテンツが一つのデータベースで管理されるため、過去の知見が蓄積され、会社としての価値も維持できます。
TRAVESENSを通じてどのようなビジョンを持っていますか
TRAVESENSを活用することで業務を効率化し、旅行手配の件数を増やすことはもちろん、それによって得られる余剰の時間をお客様とのコミュニケーションやコンテンツ開発に充てることができ、結果として旅行単価の向上につながります。
また、旅程作成や見積もりに忙殺されがちだった時間を、ホスピタリティの向上に注ぎ込むことにより、観光体験の質の向上や顧客満足度の向上につながり、顧客のリピート率も向上します。
これまで旅行業界では、さまざまな企業が独自に業務管理システムを開発してきましたが、その結果として統一性に欠け、管理が複雑でした。ですが、観光業務に従事するすべての人が利用できるように設計されたTRAVESENSは、業界全体で横断的に使われる可能性があると思っています。
私たちとしては、TRAVESENSを通じて、旅行デザインのクリエイティビティに割ける時間を増やし、トラベルデザイナーの可能性を広げることを願っています。
インタビュアーから一言
私自身、インターンを始めてからTRAVESENSについて学び始め、業界の課題への理解も深まりました。
多くの業界でDXの重要性が説かれていますが、データを一元管理することで社内の知見が共有され、蓄積されることが、会社としての価値を高める上で重要であるという点が、DXの価値の本質だと感じたインタビューでした!
TRAVESENSのデモ申し込みについて
以下のリンクからデモをお申し込みいただけます。
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