牡牛座の美学 『所有』と 『執着』のあいだ.
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【おうし座は「地 × 不動」の組み合わせ】
おうし座は地の星座であり、不動の星座。
特性としては
「温厚、所有欲、五感で得られるものへの傾向」。
まさに「揺らぎません」系。
ちょっとやそっとじゃ動きません。
地に足のついた現実的な安定感。
粘り強さ、我慢強さに関しても、
12星座ではトップだと思います。
せかされてもブレない魂こそが
「おうし座」。
そもそも「現実的」という言葉は
解釈が広いと思うんですが、
「防御、着実に積み重ねること」であり、
「所有」という概念とリンクしていきます。
「所有」とセットにあるもの。
ちなみに「所有」の対義語は、
辞書では特に決められてはいません。
僕自身は「所有」とセットにあるのが、
実は「執着」だと考えています。
モノを持てば持つほど、豊かになる感覚。
ただ、持つほどに手放せなくなる感覚。
これも同時に存在しています。
つまり、所有への執着です。
「手放せば入ってくる」という
スピリチュアル的な考えもありですが、
地×不動のおうし座にとって、
所有とは「五感で確かめられる」もの。
所有を通じて
五感を満たすことへこだわり、
人生そのものを体感し尽くそうとする。
それこそが、おうし座の美学です。
美学とは、こだわりでもありますし、
そこから生まれる不安も
引き受けると決めているもの。
徹底的に所有することへ
価値を置くことは、
常に喪失が隣り合わせにあり、
本当は怖いことかもしれません。
そして、所有の最上級のもの。
実はこの肉体そのものではないかと、
僕は感じています。
いつか手放すことがわかっているからこそ、
味わい尽くす生き方をする。
五感で体感することを
愛するおうし座だからこそ、
「喪失への不安」へ
本当は敏感なのかもしれません。
12星座の2番目に位置するおうし座。
自分がほしいと思うものを
貪欲に手に入れることで、
人生の醍醐味や快楽を味わおうとします。
身体が歓ばない人生なんてありえない。
だからこそ、ホロスコープを詠むときに、
僕はあえて
言葉にしていることがあります。
どうか、
とことん味わい尽くしてほしいんです。
徹底的に五感を歓ばせてほしい。
誰にでもできることじゃない。
おうし座のあなただからこそできること。
いつか失う不安や
怖さと向き合いながら、
どこまでも五感を研ぎ澄して
生きていこうとするあなたを、
僕はリスペクトしています。
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