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ワイナピチュ登山

2024/4/28 ワイナピチュ登山

2日連続のマチュピチュ。贅沢だなあ。
今日のチケットはサーキット4とワイナピチュ。13時半頃にアグアスカリエンテスを出発する電車を取ってあるし、ワイナピチュのために体力を温存しておきたいので今日はシャトルバスでマチュピチュへ向かう。シャトルバスだと所要時間15~20分くらい。
昨日より時間が早いからか早朝は霧がかかっていて、天空の城ラピュタみたい。

昨日見落としたスポットを見ることも忘れずにチェックしながらワイナピチュへ。
ワイナピチュ入山用の門から入り、再度QRコードを見せると名前やパスポート番号の記帳を済ませて山登りスタート。

往復約2時間の登山
遠くに見えていたワイナピチュ、随分近くまで来た。

歩き始めはハイキングレベルの道だったのが、割と開始すぐに険しい道になっていく。
最初から最後まで(一応)人が歩けるように舗装されているけど、途中途中両手でしっかりとロープ・山肌に捕まらないと滑落しそうなところもチラホラ。
混雑という程ではないにしろ前にも後ろにも人がいるので、足を滑らせたら後ろにいる人を巻き添えにしてしまうのが恐怖。

晴れているから軍手はいらないかと思って、リュックに入れたまま入口で預けてしまった。登ってみると前日の雨や朝露でロープが湿っていたので、軍手つけて登ればよかった。

登り始め。本当に険しいところは写真撮っている余裕がない。
9合目あたり。
登りやすそうに見えて階段の幅がめちゃくちゃ狭いから、四つん這い推奨。

この階段を登り切ればゴールまであと少し。
マチュピチュとワイナピチュを写した写真はこれまでよく見てきたけど、ワイナピチュから見下ろしたマチュピチュはあまり見たことがなく、昨日見たマチュピチュよりも私はこちらの方が感動した。
実際に行って登ったからこそ見られた景色!

命がけの一枚。柵とか手すりとかは当然なし。

頂上が一番怖かったかもしれない。
写真で私が座っている岩、自然の岩なので水平には置かれていないし、登るための手すりとか階段もない。究極の自己責任で楽しんでいます。

マチュピチュの左側に見える蛇腹状の道がバスの通ってきた道。マチュピチュを発見したハイラム・ビンガム氏にちなんで名づけられたハイラム・ビンガムロード。

こうして上から遺跡全体を見下ろしていると、マチュピチュに行こうと思い立ってから下調べしたり計画表作ったりしてきた時間が思い起こされて胸がいっぱいになる。

コロナに3年間阻まれてやっと海外旅行ができるようになったと思ったら、2023年はペルー各地で暴動が起きていたので陸路がところどころ封鎖され、マチュピチュも封鎖。時間的にも物理的にも長い道のりを経てようやく夢が叶った。

名残惜しい思いはあるけれど電車の時間もあるのでこれでマチュピチュとはお別れ。最後に何度も何度も後ろを振り返って遺跡を後にする。

帰り際にビスカッチャ発見。

行きは10時間かけてきた道を帰りは電車とバスで5時間ほどかけてクスコへと帰る。旅程全体の半分ほどしか過ぎていないけど、もう旅のクライマックスの気分。

ペルーレイルの駅。

旅の終わりのような充実感と寂しさの混ざった気分で電車に揺られていると、30分ほどして「機械トラブルのため引き返しまーす」というアナウンス。
ここまで進んで戻るんかい。
1時間遅れくらいでオリャンタイタンボに到着し、そこから先はバスでクスコに向かう。

天井までガラスになっていて全方位の景色がよく見える。
オリャンタイタンボまでの景色もひたすら山に囲まれている。

オリャンタイタンボからクスコまで、右にハンドルを切ると異音のする不安なバスで辿り着くと、クスコの中でも行ったことのないWanchaqという駅で降ろされた。
ここからGoogle Mapで道を調べながら宿まで行こうと思ったら、電波が入らない…!
楽天モバイルはペルーでも使えるけど場所によっては電波が入らない場所もあり、運悪くバス停がそのエリアだった。
スマホで地図見れば帰れるだろうからと完全に油断して事前に経路の確認もしていなかった。
タクシーもあるけど車酔いが~。

でもそんなときは、地球の歩き方があれば安心!!
紙の地図持ってて良かった。いざというときに頼れるのはアナログな手段だなと身に沁みて感じた。地球の歩き方重たいなと思っていたけど命拾いした。そして幸いそんなに中心地から離れたところにいるわけでもなかった。

今日からの2泊も以前と同じ、お湯が出ないHostel Magico。改めてチェックインすると以前とは別の部屋に通される。
なんと、2日間オーナーの娘さん(9歳)と相部屋でよろしく、とのこと。
突っ込みどころ満載なんだけど、娘さんはそれで了承しているのか?
しぶしぶOKしているんではないのか?
私がヤバい奴だったらどうするのか?などなど色々言いたい。

とりあえず「明日レインボーマウンテンに行くのに午前3時前に起きないといけなくて、娘さん起こしちゃうの申し訳ないんだけど…」と言ってみるが、問題ないよ!と返ってきた。もう確定らしい。

娘さんはとてもいい子で、翻訳アプリを使って色々話しかけてくれた。ちょくちょくお客さんと相部屋になるそうなので慣れているみたい。
彼女が慣れているのならストレス与えていなさそうでよかったけど、やはり家族とゲストを相部屋にするのは、安全面でも、仕事とプライベートの境界という意味でも私はどうかと思うのだが…。

マチュピチュから帰ってきてすぐにレインボーマウンテンが翌日に控えているハード日程。明日も朝から動くぞ!

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