最低限エコーでみるべき肩関節脱臼 整復前後の描出ポイント
今月の千木良先生のお話は,肩関節脱臼の固定肢位についてでした
今回は私は被せて肩関節脱臼についてお話していきたいと思います!
みなさん知っての通り超音波画像診断装置(エコー)
肩関節脱臼は合併症を高確率で発症する合併症は主にX線検査を用いて判断されてきました.
Michael Gottliebらの先行研究(1、による
肩関節脱臼に対して超音波検査の感度および特異度は高率でした
X線検査より超音波検査が有利であるという多くの研究報告があり,スポーツ競技の受傷直後などで有用性,利便性が示されています(1,2
肩関節は人体で最も脱臼しやすく、
上腕骨頭の位置により前方脱臼と後方脱臼,下方脱臼に分けられますが
今回は肩関節脱臼の90%以上、外傷性脱臼の約45%以上に及ぶとされている肩関節前方脱臼に遭遇した際のエコー描出のポイント(部位)をお話します
大結節骨折やHill-Sachs lesionなどが,整復の際に障害となったりします
その際に合併した大結節骨折とHill-Sachs lesionを超音波検査で検出することにより 適切な処置や整復方法の選択につながります
注意
あくまでも「肩関節前方脱臼でココだけは絶対確認しましょう!」というところだけ今回選択しています.
受傷機転や症状(理学所見など)により
エコーでの描出する適時部位は増加します
ご了承のほどよろしくお願いします
患者のために 自分のために きちんとした判断・処置ができるように!
しっかり勉強しましょう
ここから先は
3,391字
/
13画像
¥ 980
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?