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処暑・次侯〜天地はじめてさむし(2022)

「ガイアの法則」だの「芸人と俳人」だの活字漬けのここ数日でした。

引き継ぎ俳句を放出していくよん♪

8月28日
季語:朝顔

大地這う朝顔と今日生きる糧


家の近所にいる朝顔ですね。何かしらに巻きついて上へ伸びていくイメージの強い朝顔が地べた這っておるんですよ。
ど根性感ありますよね。
底辺だとしても頑張って生きている朝顔に元気を貰います。
咲いている花の綺麗さはどこで咲いていても同じですからね。
数日後、周りをよく見てみたら他の植物の枝に巻きついて横に伸びているのもいて「生命力…!」って思いました笑

ちなみに「句またがり」というテクを使ってます。五七五で綺麗に収めないやり方です。

8月29日
季語:底紅忌

底紅忌ポストの前で手を合わせ

いわゆる「キモノ」です。
文豪とかの命日(忌日)が「〇〇忌」という形で季語になってるやつ。
太宰治だと「桜桃忌」とか「太宰忌」と言われるやつですね。
本人の名前そのままとか、生前に書かれた作品と命日の季節の絡みで決まることが多いみたいです。

「底紅忌」は後藤夜半という俳人の命日だそうで。初めて知ったわ。
田舎から花街に憧れて読んだ句が多いそう。

決して懸賞に強かったとかそんな話ではないです。
なんなら手を合わせるような人でもなさそう(wiki調べ)

普通に手紙を出す予定があったんです。
忌日含め思うところがある人への手紙だったのでこうなりました。
まずわからんべな…汗

8月30日
季語:浴衣

浴衣着てノスタルジアに染まりけり

日帰り・浴衣で小旅行に行った日。

文筆に舵を切る前は結構、陽キャな世界観で活動していました。
あちこち行っていろんな人と話すような生活。
567氏が出てきてからそういう生活に疲れていたのもあって控えていたのですが、普通にあちこちで人と話してましたね。
あとは567氏の前に交友のあった人の共通の知人と話したり。

街並みもノスタルジアなのですが、やっていることもノスタルジアな一日だったと記憶しています。

8月31日
季語:秋の初風

雨上がり甘く香る秋の初風


とにかく頭の音を「あ」で揃えたかったんですよね。
そしたら俳句全体の感じとやりたいことの意味がやや崩れた印象に。

雨がちな一日だったと記憶しています。
雨上がりの土の匂いって結構好きなんですよ。
「甘い」が出てきた瞬間「あ」で韻を踏みたくなった。

多分そこに拘らなければ「雨後」とか別の言葉を使って上手いこと纏められると思います。
「秋雨」とかもいいですね。
季節を問わないならもっと広げられるけど…作った時、何考えたっけ…?

てかこれ「『雨上がり甘く香るは秋の風』とかでもよかったんじゃね?」と後日思う次第です。

「秋の初風」という季語にとらわれちゃったけど「秋」だけで成立するし。
(季語に困ったらとにかく春夏秋冬のどれか入れとけという雑な理解←)

「秋の風」にするなら「律の風」にしたほうがお洒落な気もするけど…韻とどっちを取るかですね。

9月1日
季語:厄日

ジリジリとベル鳴り響く厄日かな

「厄日」は「二百十日」の子季語です。
春分の日から二百十日後を差し、台風やらなんやら農家にとっては災厄が多かったとか。
気をつけないといけない日だったんですね。

そんな日に職場で火災報知器が誤作動。
なんなら一時、ネットも繋がらなかったとか。
電話も殺到してちょっと大変だったみたいです。

「まぁ今日『厄日』だしな…」と季語のおかげで落ち着いていました笑

ジリジリ言うのは残暑の暑さだけで充分っす。
てか残暑だけでも煩いですわ…汗

今日はこんなところで。
またまた。



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