ネタボケ日記(第2500回)

ウス、とけつだいこんです!お久しぶり!
めちゃくちゃ投稿をサボっていたんですけど、その理由として一番大きかったのがネタボケのサイクルが私の生活リズムにあんまり合わなくなってきて以前のように理詰めで回答を考えるのに必要な時間が十分取れていなかったので記事を書くほどの大喜利ができていなかったからですね・・・
ですが、今回は2500回!記念回だね^^ということで記事を書こうと決めていました。先に言っとくと、5位をとったから記事を書くんじゃありませんので悪しからず!ではやっていきゃーしょう

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お題はこちら・・・
なんでもできちゃいそうなお題ですよね、あとピタゴラスイッチってしっかりイメージがある人が多いから絵が浮かぶような回答が強いような気がします(もちろん、ピタゴラスイッチのイメージに結びついている前提ですが)

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私の回答はこちら・・・
ピタゴラスイッチのイメージに結びつくような絵を考えると先ほど言ったばかりなのですが、今回私はそれをあえて外れることにしました・・・
何を外しているかと言うと、ピタゴラスイッチの代名詞的な要素というのは「爽快感のある仕掛け」であるからして、「これがこうなってこうなる」みたいな回答が正統派であると考えられます。私の回答はそういう面で言えばあんまり仕掛けっぽくないので少しばかり「スカし」をしていることになります(少なくとも私はそれを意図しました)
なぜそういう回答を選択したかというと、ネタボケの競技人口が激増している今、記念回ともなれば500回答近くは回答が出るだろうなと思ったからです。そんな状況で正統派をやるのはもちろんかっこいいんですが「勝てる大喜利」を目指している自分としてはやはりどうやって上位を獲得すればいいのかということを画策するのです・・・実際にどういうプロセスで回答を作ったかを振り返ります!

【手順1】要素を拾うぜ^^b
「お題に回答する」ことを意識している私がお題の要素を無視することはほとんどありません。したがって、このお題の拾うべき要素を考えます。
手順1、なんて書いていますがこのお題で最低限拾うべき要素は「危険」だと思います。ネタバレ(?)になってしまうんですが、危険か?と思ってしまうような回答も上位にいくつかきていました。別にそれが悪いとは言わないんですが、私のスタイルだと今回のお題で危険を拾わない手はありません。回答の納得感は私の中では非常に重要な位置を占めています。
まあそれはさておき、ピタゴラスイッチといわれているからには回答に「動作またはそれに近いもの」が入っている必要があると思います。これは要素を拾うとかいう前の前提条件的なところがあると思います。例えば、「〜が言ったこと」というお題に対して喋り口調で回答するのと同じです。
つまり、このお題を一番簡単にすると「危険な(迷路の)仕掛け」に近いものになるんじゃないかなと思いました。
さっき言った通り、私はこの「仕掛け」の部分を少し外そうとしていたので「危険なこと」というお題に対する回答を考えた後、心ばかりの「ピタゴラスイッチ的要素」を加えるというアプローチの仕方をしています。実際はそういうプロセスになるだろうな、と考えていただけでもちろん「危険」な要素を拾うときにアプローチがしやすいような「危険」を考えていたことは間違いありません・・・
前置きが長くなりましたが「危険」について考えます。私が真っ先に思いついたのは「猛獣」です。安易ですね〜^^ですが、絵をイメージできる回答が強いってことは確信していたので具体的に想像がしやすい「動物」って悪くはないんじゃないかなと思いました。(ちょっとだけ余談(?)なんですけど、ネタボケライフの下位回答は「被り回答」であることがめちゃくちゃ多いです。それが起きちゃう1番の理由って「自分の回答しか考えてないから」だと思います。私は毎回(ネタボケだと特に)他の回答者はどう考えるだろう?と一度思案します。真っ先に思いつくような要素の拾い方は他の人も当然考えついているんです。もちろん、その要素をどうやって使うかによって回答は無限の幅を見せることはわかっていますが、その自信がないのであればなるべく他の人と違う要素の拾い方をするのが賢明と言わざるを得ません。「危険」という要素をとるにしても単純に「猛獣に襲われる」ことをボケの焦点とする回答はかなり高い確率で被ると考えています。
・拳銃(なにかしらの武器)
・毒
・猛獣
・タンスの角に小指(これは危険度の低い危険の代名詞的なもの)
などなど、こういう要素を回答に使うときはそれなりの工夫がいるかと思います。余談おわり)
じゃああとは工夫するということで要素は「猛獣」に決定!

【手順2】ボケの方向性を決めよう
今回のボケの方向性はかなり簡単です。もう何度も言ってるんですけど「仕掛けっぽいのが醍醐味のピタゴラスイッチであえて仕掛けじゃなく力技っぽいことをする」ってのが私の構想です。
今回のお題は、ボケの方向性に関してはあんまり数を出せないようなお題なのかなと思いました。新しいピタゴラスイッチを考えろと言われてるのでかなり限定的になっています。しかしその分「危険な」という縛りしかないのでどういうピタゴラスイッチにするのかという部分ではかなり幅がありますね。
とにかく、あんまり仕掛け仕掛けしてない感じの危険にするぞ!

【手順3】具体的に回答を考えます。
今私にある手札は「猛獣」「力技」です。かなーりふわふわしてますね。
だけど、猛獣を使うにはさっき言ったように工夫が必要です。猛獣の何が危険か?ときかれればそれは「襲ってくるから」でしょう。だったら今回私が工夫するのはその、なぜ襲ってくるのかという理由を考えるところです。
単純に襲われるより理由があったほうが納得感が強くなるのは当たり前です。しかも今回はピタゴラスイッチなだけあって納得感の強い回答は上位にくるんじゃないかなと思っていました。それを踏まえるとぶっ飛びすぎてない理由がいいかな、と考えて「赤ちゃんが盗まれてブチギレてる猛獣の親たち」にしました。あとはピタゴラ的に赤ちゃんを盗めばいいんだけど、今回は力技で行くと決めているので「誰かが猛獣の赤ちゃんを盗んで、ゴールを目指す」というピタゴラスイッチの緻密な仕掛けはどこにいったんだ!と思わせるような短期決戦っぽいイメージができあがりました。まああとはうまいことお題にそうような文にするだけなんですけど、まだ決まってないのが「誰が盗むか」ですね。これはハンター的なきっちりした人より無理やりやらされてるような貧弱な人の方が面白いと思いました。正直ここは感覚かも。まあでも「笑い」で考えると危険を普段から犯しているような人が危険から逃げているよりも危険とは無関係な人が危険から逃げる方が面白いとは思います。ということで今回は別にこの「誰が盗むか」は回答の笑いどころとまでは行かないので無難に危険とは無関係な響きの「おじさん」を採用しました。

そうこうしてできた回答をもう一度見せます!

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猛獣というワードは限定的な言葉なのでそのワードでかぶった時よりもダメージの小さい動物というワードに変えました。動物は猛獣より限定されていませんので・・・まあ、この回答を出すに至った辻褄合わせは手順1、2、3でできたんじゃないかなと思います。結果的には5位だったし今回はうまく作戦がハマったかなという感じです。


それでは、こんなことに興味のない人たちのために上位回答を見ていきたいと思います。(晒されたくない人はごめんね、でも褒めるだけだから!)

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上から見ていきましょう!

1位:これは「お見事」というほかにない気がします。みんながすべき「危険」を考えるところでこの回答はすでに優れています。「合鍵が作られる」という危険を思いついた時点でかなりうまくいってる上にピタゴラスイッチの何かが何かにぶつかって次の仕掛けが起こる、みたいな仕組みに無理なく落とし込んでいて正解にしかみえませんね。納得の1位です!

2位:これはおこがましいんですが、自分の回答と構造は近いのかなと思います。短期決戦というか、ピタゴラスイッチ的なこれが起きて次はこれで...みたいなステップが想像できないのがスカしっぽさを感じますね!
「危険」の拾い方も日常的な夫婦の冷ややかさをとるか〜と恐れ入りました。書き方が面白いですよね、私は自分の回答を作るときに「このお題にそうような文にします」みたいなことを偉そうに言ったんですが、
夫の発言→それに対応する妻の行動→ゴール
みたいなフローを一文で表現しないところは自分にない発想でした。こういう回答の仕方は確かにあるんですけど、ウケる回答にまで磨き上げるのはかなりテクニックがいると思っています。

3位・8位・9位:この3つの回答はかなり発想が似ていますね、だけど面白いし、肉付けが違うからどちらも上位にこれてるいい回答だと思います。
「危険」の拾い方ですが、「何か恨みをもつ対象が現れる」という感じでしょうか?3つの回答ともかなり具体性が高いのが特徴ですね。イメージがしやすいから強いです。

4位:アルマニワールド全開の回答ですね!球が転がって何かが起こるのはピタゴラスイッチの十八番ですけど、その結果起こることが現象じゃないのがすごいですよね、私にはできない回答だ〜
私だったら、「柵が壊れて羊が逃げる」とするところなんですけど、この回答はその羊に起こることに焦点を当てています。この理屈を外れない範囲の意外性がおもしろいんですよね。これ今度俺も挑戦してみようかな。

7位:この回答は私が普段「存在しないボケ」と言ってる類の回答です。どういうことかというと、「愛人/嫁コース」や「香水の匂いをつけたビー玉」は実際には存在せず、回答者が作った概念でそれを回答の主軸にしているということです。このような回答は突拍子もなさすぎる回答になりがちなんですが、この回答は力技ではあるけども、みんなが知ってる「危険」なシチュエーションに落とし込めてるのでわかりやすいですね。

10位:この回答は純粋なコースの説明というよりはこのピタゴラスイッチをみた人の感想になっているのが他の9つの回答とは違いますね。事故映像かと思っていたのは主観なので他の回答が客観的にコースを説明している中では少し違う雰囲気が出ていたのではないでしょうか。「危険なので」とかの前にかなり金かかってんなとツッコミたくなる回答ですね!


という感じで10位以内の回答を振り返ってみました。やっぱ最初に思った通り絵が想像しやすいような回答が上にきてる印象ですね。記念回なだけあって採点者の好み次第で少し上にきたりする回答もあったようで、下位の回答は完全に上位をとる気がない回答ばかりです。めちゃくちゃ面白い。QPさんも久しぶりにみれてラッキーですね<^Q^>
個人的な感想としては採点したかったけどちょっと用事があって無理だったんで残念だったのと、入賞できたのでよかったです。またいつか書きます。ありがとうございました!

(4528文字)

とけつだいこん

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