私のセクシュアリティ
昨今、SNSで
有名な方が性自認について自分の思いを述べて
それについて、色んな人が色んな事を言ってる事が増えた気がする。(当社比)
私の親しい友達は、性的マイノリティに関して
「自分はそういう人に偏見はないよ!」と
と声高に言うこともなく、
割と「そうなんだー。ところで酒足りなくね?」
くらいのテンションて受け入れる人達ばかりなので、
わーーーっ!となってる世の中の意見を聞くと
あっそうか。
そういうテンションの人々が多いんだったこの世の中は。
と、改めて実感する。
そして、私は別にそれが良いとも悪いとも思わないし、
ただの学歴も職歴もないプー太郎なので
そういうのを目にしても、
お気持ち表明をする勇気はない。
(馬鹿が露呈するので。)
ただ、そういうのを目にする度に
言いようの無い寂しさは感じている。
そんなプー太郎の私も、
自分のセクシュアリティについて思うところがある。
あんまりSNSで言ってない気がしたので
ここに書こうかなぁと思う。
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私は分類すると、パンセクシャルである。
でも、パンセクシャルという言葉を知ったのも
ここ3年くらいのことで、
それまでは、バイセクシャルと名乗っていた。
私がセクシュアリティについて
おや?と感じたのは
小学校4年生の時だった。
とても早めに初潮を迎えた私は、
すぐに生理マスターとして
同級生から尊敬される立場になり、
「生理ってどうなるの?」という友達のあどけない質問に
ドヤ顔をかましまくっていた。
好きな男子はいなかったし、
この歳で恋愛なんかバカバカしいと思っていた。
そんなある日、当時仲が良かった子が
放課後、数人の友達と遊んでいた。
その姿を、偶然、遠くから目撃した私は
話しかけに行こうと思い、その場に駆け寄ろうとした。
しかし、
何故か急に変な気分になり、
その場で私は固まってしまった。
なんだかその子が
いつもと違うように見えたのだ。
遠足が終わる時のような、運動会が終わる時のような、
切ない気持ちなのに、
熱いものを飲んだあとのように、
胸の奥が熱くなり、鼓動が少し早くなった。
その子をじっと見ていたら、
変な気分は酷くなった。
私は、おや?と思った。
今思うと、好きとかではなく、
単純に、ときめきのような感覚だったと思う。
ちょうどその頃、上戸彩が
トランス青年を演じていたドラマが話題になっていて
「性同一性障害」という単語だけは
そこら辺の子供でも知っていた。
私は、女の子に対してドキドキした事とドラマの上戸彩は、
何か関係があるのでは?と思い、
その事について1人で何日も考えた。
でも、性同一性障害って確か、
自分が思っている性と
身体の性が合わない人について言う言葉だ。
私は自分を女だと思うし、スカートもピンク色も好きだ。
男みたいになりたいと思ったことは1度もない。
じゃあ、私は何なんだろう?
そもそも、この気持ちの動き方は恋愛感情なのか?
分からないまま6年生になり、
私は少女漫画から少年漫画にハマっていた。
女オタクあるあるになるんだけど、
実家のパソコンでYahooを開き、
好きな漫画のタイトルを調べることにハマっていた。
普通のファンの人が
本業の漫画家さんのように
キャラクターを素晴らしく描いて、
作品をホームページに載せていた。
それはまるで宝の山のようで、
私は宝を掘りまくっていた。(意味深)
するとどうだろう。
キャラクター達が、
少年誌の内容とは関係なく
男性同士で恋愛をしている小説や漫画が出てきた。
当時は二次創作の規約も緩かったので、
私はキャラクターのちんちんが
あらゆる状態になっている場面を目撃した。
ネットにあった漫画や小説を読み進めると、
ほとんどの作品にこんなセリフがあった。
「そんなとこ……っ。汚いから……っ!」
「○○のは汚くない、かわいいよ」
「俺、男だし……。」
「そんなの関係ない。俺はお前が好きなんだ。」
その時、私に電撃が走った。
異性との恋愛話しか知らなかった私が
同性同士を好きになる話に出会ったことは、
まさに文明開花だった。
これだ!
私はきっと、恋愛感情を女の子に抱くんだ!
このキャラクター達は男同士だけど、
私は多分、その女の子バージョンなんだ!
(その時はまだ、レズビアンという言葉を知らなかった)
そう思ったら、
とても気持ちが楽になり、
なんて世界は広いんだろう!
色んな愛の形があるなんて最高じゃん!
と思い、
スケベな絵を前に心がじんわりと温かくなった。
その後、見事に腐女子になった。
(ちなみに、男女のセックスを知ったのは男性同士のセックスのあとだった。これも腐女子あるあるだね。)
そして、
中学生になり、私は初恋をした。
その子も、やはり女性だった。
自分は完全にレズビアンだと思っていたが、
高校2年生の時に恋した人は
ネット上で知り合ったFtMの人だった。
その時、私は初めて、
男性も好きになれることを知った。
(シス男性ではなかったけど)
その人は、その後性自認が変わり、
シス女性に戻ったけど、
私がその人の事を好きな事に、変わりはなかった。
自分はどうやら、
「好きになれば、相手の性別はどうでもいい」
というスタンスらしいということを
認識し始めたのはこの頃だ。
そして、19歳の時
シス男性(バイって名乗ってた気がする)と
お付き合いした私は、処女喪失をし、
男性の身体の気持ちよさを知った私は、
その後、ヤリマン街道を爆走する事になった。
ヤリマン街道の途中で、
何度か女性を求めたくなることがあった。
男もいいが、
女の子とセックスしてみたい気がする。
今まで女性に対して、
キスしたい、ハグしたいという気持ちはあったものの、
肝心のセックスはした事がなかったので、
私の中で女性に対する感情や欲求を、
明確にしておきたいという気持ちもあった。
しかし、
当時は小さなレズビアン専用掲示板くらいしか
ビアンの出会いの場所はなく、
しかも私はバイセクシャルなので、
生粋のビアンの人からはメッセージはなかなか来なかった。
そこで、私の学生時代の友達で
同じく女の子に興味があるという女の子に協力して頂き、
女の子との行為を体験させてもらった。
小さく、柔らかくて細い身体を取り扱う事に、
とても緊張した。
そして、いかに私が普段、
セックスに対する責任?を男任せにしているのかを
痛感した。
でも、バチバチに緊張していた中でも、
きちんと私の身体は反応していたので、
やっぱりバイセクシャルでした!当たり!
となった。めでたし。
それからも女性との出会いはなかなか無く、
女性とお付き合いする経験はできなかった。
その点、男性とならすぐに出会えるし、
セックスは楽しい。
そして、ヤリマン街道も後半にさしかかり、
大失恋から復帰しつつあった私は
とある男性と知り合った。
それが今の結婚相手である。
彼はシス男性で、
なんと、
LGBTQについて全く知識がなく、
偏見はないけど興味もないよ、
というスタンスの人であった。
結婚願望なんか全然ないし、
もしかしたら女性と永遠の愛を誓うかもしれない。
そしたら親になんて説明しようかな〜
なんて思っていた私だったが、
彼と知り合った時、
「この人と結婚したら幸せになる」
と神の啓示を賜ったのだった。
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私は、上でも述べたように、
とても馬鹿な一般人なので
LGBTQについて
偉そうな事を言える立場ではない。
パンセクシャルは、
比較的、他のマイノリティの方よりは
生きやすいと思う(個人的に)。
ゲイの方やビアンの方、
トランスの方々の苦労は
私には、想像出来ない辛さがあるだろう。
しかし、
エラソーな政治家とかが、
「心の病気」とか「隠して生きていけば?」とか
そんな事を言っているとムカつくし、
クィアである事により、
偏見やいじめ、
好奇の目に晒されたというエピソードを聞くと
身を裂かれる思いになる。
そして、ひとつの選択肢として、
同性婚できる制度があったらいいなぁ
と思うので、
とりあえず馬鹿なりに、選挙に行くようにしている。
「こういう人もいるんだなぁ」
「こういう人はこういう事考えてるんだなぁ」
それだけでも知ってくれる機会が世の中に増えたら、
もう少し、色んな人が生きやすくなるかもしれないなぁ
なんて思う。
別に、理解してくれ!とか
好きになってくれ!とは言わないからさ。
あと、こういう事に声を上げるのも上げないのも
その人の自由だしね。
そんな感じで
私のセクシャリティについて
あんまり詳しく発信してなかった気がしたので、
書いてみたよ。
私自身、知識不足で間違っていることとか
表現の仕方に齟齬があるかもしれないけど
それは許して(予防線張りまくり❤️)
全ての人が歯茎剥き出しスマイルで
ガハハ!と笑える世の中になりますように、
と祈っている。
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