ドバイ規制当局、7つの暗号資産事業体に業務停止命令と罰金
ドバイの規制当局は、7つの暗号資産事業体に業務停止命令と罰金を科した。
ドバイは暗号資産のハブとして自らを位置づけており、最近、取引所のバイナンス、OKX、Crypto.comにライセンスを与えた。
アラブ首長国連邦(UAE)の暗号資産(仮想通貨)産業を監督する機関のひとつであるドバイ首長国の仮想資産規制庁(VARA)は、必要なライセンスなしに運営していたことやマーケティング規制に違反したことについて、7つの「事業体」に罰金を科し、業務停止命令を出したと発表した。
VARAは、それらの事業体の名称を明らかにしておらず、地元当局と共同で調査中だと述べた。罰金は、5万ディルハム(約200万円、1ディルハム=40円換算)から10万ディルハム(約400万円)の範囲だという。
「問題となっているすべての事業体は、直ちにすべての活動を停止し、暗号資産サービスのマーケティングや広告を中止するように指示されている」とVARAは述べている。
こうした措置は、グローバルな暗号資産のハブとしての地位を確立しようと試みている地域としては珍しい。ドバイは最近、暗号資産取引所のOKX、バイナンス(Binance)、Crypto.comなどに対して、全面的な承認を与えた。10月初めには、UAEは暗号資産取引に付加価値税(VAT)を課さないことを決定した。8月には、裁判所の命令により、企業が労働者への支払いに暗号資産を使用することが事実上合法化された。
VARAは、この措置は無許可の事業体と関わらないようにというすべての人々に対する公の警告でもあると述べた。
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