![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59189330/rectangle_large_type_2_ebbc58f6649de7f67da8c46d672ce2ae.png?width=1200)
#22 建材セレクト「BRIWAX & ワトコオイル」
今回、建材コンシェルジュが紹介するのは、「BRIWAX & ワトコオイル」です。
どちらも木材の仕上げ塗装に使う塗料で、DIY初心者の方で上手く塗る事ができるのが特徴。
今回は、実際に手に取って触って、質感や色合いをご確認頂けるようにサンプルを制作しましたので、その作業工程と併せてご紹介致します!
塗布するのは↓
・BRIWAX チーク
・BRIWAX スパニッシュ マボガニー
・BRIWAX アンティーク マボガニー
・ワトコオイル ナチュラル
1:下地調整
今回使用する木材は、ラワンベニヤ 厚み5.5mm
ホームセンター等で手に入る一般的な木材です!
サンプルとして実際に手に取って見て頂くので、丁度良いサイズにカット。
続いて下地調整!
使用したペーパーはこれ↓
180番→320番→400番の順で、番手を上げて研磨します。
ついでに、手に取った時の事を考え角は面取り。
下地調整&面取り後がこちら↓
しっかり研磨をする事で手触りも良く、塗布後の仕上がりも綺麗になりますので、これは怠らず確り研磨する事をオススメします!
2:BRIWAX 塗装工程
上記でもご紹介した
・BRIWAX チーク
・BRIWAX スパニッシュ マボガニー
・BRIWAX アンティーク マボガニー
を塗布していきます!
使う道具はこちら↓
・保護用ビニール手袋
・スチールウール
→キレイな布でも可
スチールウールを使う理由は、木に擦り込むようにして塗ると、木が研磨されながらワックスがしみ込んでいくので、手触りと風合いもよくなります。
スチールウールを二つ折りにして、山の部分でワックスをすくい、木目に沿って擦り込んでいきます!
塗布後はこんな感じ↓
BRIWAXは乾燥が早く、10〜15分程で乾きますので、乾燥後にキレイな布やたわしやブラシ等でゴシゴシ磨きます。
磨く事で色が木材に定着しツヤも出ますよ!
ちなみに、磨いた部分と磨いてない部分の比較はこちら↓
右半分が磨いてあり、色が定着してツヤも出ています!
(写真だとツヤがわかりにくいですが、実際作業するとツヤが出ていくのがわかります)
3:ワトコオイル 作業工程
続いてワトコオイルの作業!
上記でもご紹介した
・ワトコオイル ナチュラル
を塗布していきます。
ハケで塗っていきますが、1回目は多めに塗布します
但し、あまり多く塗ってしまうと後の乾拭きが大変になるので注意!
塗布後はこんな感じ↓
15分〜30分乾燥します。
乾燥後に浸透しきれなかったオイルを、確り拭き取ります!
拭き取りが終わったら、更に1時間乾燥させます。
その後、2回目の塗布は1回目よりも少なく、イメージは1/3〜1/4ぐらいの塗布量で!
2回目の塗布後は、ウェット研磨!
オイルで濡れた状態で、耐水ペーパーを使用して研磨します。
イメージは、刷り込む様にして!
使用した耐水ペーパーはこちら↓
ペーパー掛けが終わったら、しっかり拭き取ります。
拭き取りが不十分だと、ベタ付いたり乾きが遅くなるので注意!
4:サンプル完成
左から
・ワトコオイル ナチュラル
・BRIWAX アンティーク マボガニー
・BRIWAX スパニッシュ マボガニー
・BRIWAX チーク
実際塗ってみて、BRIWAXは乾燥時間が早く作業しやすいです!
ワトコオイルは確り浸透させる為、乾燥時間を長く必要とするので、BRIWAXよりも作業時間は必要となります。
5:注意点
ワトコオイル・BRIWAX共、拭きあげたタオル等は水につけてから、破棄するように!
自然発火する可能性があるので、そのままゴミ箱等に捨てない様にして下さい。
6:番外編
艶感がもっと欲しく色々調べると・・・・
BRIWAXやワトコオイルを塗装した上に、ウレタンやラッカークリア塗装は各メーカー推奨していない事がわかり、試しに下地調整したラワンにラッカークリア塗装をしてみました!
作業工程写真は撮っていないので、簡単にご紹介すると↓
・下地調整(180→320→400)
↓
・ラッカークリア塗装 1回目
ラッカークリアをうすめ液で希釈して、スプレーガンで塗装!
ちなみスプレーガンはこちら↓
・乾いたら2回目の塗装
1回目よりも、ムラがない様に拭きます
↓
・乾いたら、水研ぎ
使用した物は、耐水ペーパー 1000番→3000番
↓
・最後に車用のコンパウンド磨き!
完成後がこちら↓
手触りは申し分無いぐらいツルツル!
光に照らした時の光沢感も非常に良く、これはこれであり!
7:各塗料のメリット・デメリット
最後に、今回実際作業してみて感じたメリット・デメリットをご紹介します。
・BRIWAX
メリット→乾燥時間が早い
磨くと艶が出て、艶感も非常に良い
デメリット→大物に塗装しようと思うと、根気が必要
(艶を出すために磨くのも一苦労)
・ワトコオイル
メリット→サラサラした塗料で、ハケで塗りやすい
少量から販売しているので、丁度いい量を買える
デメリット→BRIWAXにないウェット研磨工程がある
乾燥時間が1回目塗布後1時間、2回目塗布後最低
24時間と長い
個人的に感じたメリット・デメリットですが、少しでも参考になれば幸いです!
如何でしたか?
様々な種類・色合いがある中で、今回はBRIWAXとワトコオイルをご紹介しました!
このサンプルは、弊社ショールームに展示してありますので、ご興味ある方は是非御立ち寄り下さい!
今回の塗装以外でも、リフォーム・リノベーションのご相談等お待ちしております!
お問い合わせはこちらから↓
次回も素敵な建材・家具のご紹介をさせて頂きます。
では、よしなに、、、
いいなと思ったら応援しよう!
![Tokenko Inc.](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38630779/profile_422c163ea59c77d2fbc807565ae1ada4.png?width=600&crop=1:1,smart)