【更新】今からでもMF名古屋に間に合う! パイオニアおすすめデッキ10選【テーロス還魂記対応】

0.はじめに

 「テーロス還魂記」もお目見えしましたが、今のところメタゲームは落ち着いています。今が始めるのに一番適した時期だと思います。来週末はいよいよマジックフェスト・名古屋2020とあって、皆さんも調整に力が入っていると思います――その一方、デッキも決まっていない、という方も少なくないのでは。

 というわけで、前回の記事(上記リンク)をアップデートして、独断と偏見(ただしメタゲームは加味)でおススメのデッキを10件抜粋してお届けします。
 繰り返しになりますが、、日々のメタゲームの移り変わりは下記でチェックしておくと吉です。

 早速10のデッキをリストと共にお届けしましょう。なお、太字はおおよそのリストで採用されている固定パーツ(枚数増減はあり)です。

1.黒単アグロ

【長所】
・高速アグロながら長期戦にも強く、ほとんどのデッキに互角以上
・高速展開+《思考囲い》or除去で相手に何もさせず勝つこともある
【短所】
・防御力が低く「自分より素早い攻め」に対応できない
・「コスト3・タフネス4~5以上」でピタッと止まる

【サンプルリスト】

THEO_JUNG (8TH PLACE)
PIONEER CHALLENGE #12071844 ON 01/19/2020
 
creature (25)
4 《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》
4 《戦慄の放浪者/Dread Wanderer》
4 《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》
4 《残忍な騎士/Murderous Rider》
3 《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》

2 《騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem》
 
sorcery (4)
4 《思考囲い/Thoughtseize》
 
instant (7)
4 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2 《究極の価格/Ultimate Price》
 
land (24)
4 《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
4 《変わり谷/Mutavault》
15 《沼/Swamp》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

 
sideboard (15)
2 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
4 《強迫/Duress》
2 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
2 《虚空の力線/Leyline of the Void》
1 《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
4 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》

【総評】
 パイオニアの常勝デッキ。安定感のあるスピードの速い攻め、環境最強除去&ハンデスでの妨害、戦線や手札のリカバリー能力等、一通りを備えています。受けに回ると弱い点や、高タフネスを乗り越えられない点などウィークポイントはあるものの、使いやすく根強い人気があり、パイオニア初心者にもおすすめです。

【こんな人におすすめ】
・プロアクティブな戦略が好きで1マナから展開したい
・粘り強く戦いたい

2.【New!!】黒単吸血鬼/オルゾフ吸血鬼

【長所】
・単色ながら攻防に優れ不得手が少なく、バランスが良い
・対クリーチャー戦では無類の強さを誇る
【短所】
・そこまで素早い攻めができず相手に決め手を許すことも
・黒単アグロに比べ除去に弱い

【サンプルリスト】

WINTERLONG (5-0)
1/20 Pioneer League
 
planeswalker (4)
4 《傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlord》
 
creature (21)
4 《薄暮の勇者/Champion of Dusk》
4 《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》
4 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》
3 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
4 《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》
2 《残忍な騎士/Murderous Rider》

 
sorcery (4)
4 《思考囲い/Thoughtseize》
 
instant (7)
3 《死の国への引き込み/Drag to the Underworld》
4 《致命的な一押し/Fatal Push》
 
land (24)
4 《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
4 《変わり谷/Mutavault》
15 《沼/Swamp》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

 
sideboard (15)
1 《死の国への引き込み/Drag to the Underworld》
1 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
3 《減衰球/Damping Sphere》
2 《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》

2 《強迫/Duress》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》

2 《究極の価格/Ultimate Price》

【総評】
 バランス重視のデッキ。黒単アグロより重心を少し後ろにずらし、優秀なクリーチャーとPW、除去の組み合わせで戦います。アグロの多いパイオニアにおいて、「対アグロに強いアグロデッキ」としての立ち位置を確立しています。攻めが若干遅い部分はありますが、様々な角度から攻めることができる器用さがあるため、より戦略の幅を求めたい方におススメです。

【こんな人におすすめ】
・バランスのとれたデッキを使いたい
・M19環境スタンで回した吸血鬼のパーツを余らせている

3.【New!!】緑単アグロt黒

【長所】
・マナクリーチャーからの展開力は環境随一、3マナ圏が強い
・t黒の恩恵で全体除去に体制を得たためコントロールとの相性を改善
【短所】
・初動をくじかれると弱い(2マナ域不足)
・サイドボードは黒いカードに依存、マナトラブルが少し心配

【サンプルリスト】

MMUCK (5-0)
Pioneer League 1/20
 
creature (32)
4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
3 《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》

4 《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
2 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
4 《朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
4 《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》

3 《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》
 
instant (1)
1 《顕在的防御/Blossoming Defense》
 
artifact (6)
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》
3 《グレートヘンジ/The Great Henge》

 
land (21)
4 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
8 《森/Forest》

1 《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis》
4 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4 《草むした墓/Overgrown Tomb》

 
sideboard (15)
2 《減衰球/Damping Sphere》
4 《強迫/Duress》
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
2 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
1 《形成師の聖域/Shapers' Sanctuary》

【総評】
 出す、殴る、倒すの典型的なアグロデッキ。《鉄葉のチャンピオン》をはじめとした3マナ域はそのまま、2マナ域に《屑鉄場のたかり屋》《キランの真意号》を採用して対コントロールも強くなり、さらに《グレートヘンジ》でリカバリーもしやすくなりました。リアクティブな要素を排しているため、初心者にも扱いやすいデッキです。

【こんな人におすすめ】
・難しいことを考えずとにかく殴りたい
・ファッティが好き、というか《ガルタ》が好き

4.イゼット魂込め

【長所】
・圧倒的なトップスピードを持ち打点も高く、早ければ3~4キルも目指せる
・破壊不能や打ち消し、疑似速攻などで相手の妨害に強く、また相手への干渉手段も多い
【短所】
・息切れしやすく、アドバンテージ獲得手段に乏しい
・除去以外の干渉手段に極端に弱い(バウンスや追放除去など)

【サンプルリスト】

_TIA93_ (5-0)
PIONEER PRELIMINARY #12071860 ON 01/21/2020
 
planeswalker (2)
2 《王家の跡継ぎ/The Royal Scions》
 
creature (20)
4 《ボーマットの急使/Bomat Courier》
2 《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
4 《ジンジャーブルート/Gingerbrute》
2 《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》
4 《技量ある活性師/Skilled Animator》
4 《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》

 
instant (8)
4 《爆片破/Shrapnel Blast》
4 《乱撃斬/Wild Slash》

 
artifact (4)
4 《幽霊火の刃/Ghostfire Blade》
 
enchantment (4)
4 《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
 
land (22)
4 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
1 《島/Island》
2 《変わり谷/Mutavault》
4 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4 《産業の塔/Spire of Industry》
4 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3 《蒸気孔/Steam Vents》

 
sideboard (15)
2 《削剥/Abrade》
1 《霊気の疾風/Aether Gust》
2 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
2 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
3 《頑固な否認/Stubborn Denial》
2 《飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network》

【総評】
 驚異の展開スピードを誇るパイオニアの親和デッキ。脆い部分があるものの爆発力は随一で、除去や打ち消しも備えているため展開によっては相手を完封して勝つことさえ可能です。デッキ構築の幅も広いのですが、それ以上に使用時の攻めのパターンが多い分、1ターン毎の選択肢が多く練習が必要です。様々な攻め手を繰り出し戦いたい方は是非。最近は《冥府の報い》《影槍》で対策され始めています。

【こんな人におすすめ】
・ブン回りを体験して気持ち良くなりたい
・打ち消し呪文をサイドボードに多く取りたい

5.ゴルガリ魂剥ぎ

【長所】
・《魂剥ぎ》の対処手段は限られており、「完成」させれば勝ち
・デッキ自体の墓地依存度は比較的少なくミッドレンジとしての攻めも可能
【短所】
・比較的動きが遅く干渉手段も少ないため、負ける時はあっさり負ける
・コンボ相手に何もできず負ける

【サンプルリスト】

WILLJETZ1323 (5-0)
Pioneer League 1/20
 
creature (30)
2 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》
4 《ロッテスのトロール/Lotleth Troll》
4 《残忍な騎士/Murderous Rider》
1 《無効皮のフェロックス/Nullhide Ferox》
3 《探索する獣/Questing Beast》

1 《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
2 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
1 《造反の代弁者、サムト/Samut, Voice of Dissent》
4 《魂剥ぎ/Soulflayer》
4 《森の女人像/Sylvan Caryatid》
4 《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn》

 
sorcery (6)
1 《集団的蛮行/Collective Brutality》
1 《神々との融和/Commune with the Gods》
4 《群れの結集/Gather the Pack》
 
instant (4)
4 《忌まわしい回収/Grisly Salvage》
 
land (20)
4 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
1 《森/Forest》
2 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4 《草むした墓/Overgrown Tomb》
4 《沼/Swamp》

2 《疾病の神殿/Temple of Malady》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
2 《森林の墓地/Woodland Cemetery》

 
sideboard (15)
1 《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《失われた遺産/Lost Legacy》
2 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1 《凶暴な召喚/Savage Summoning》
2 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《影槍/Shadowspear》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
1 《究極の価格/Ultimate Price》

【総評】
 環境を代表するミッドレンジ。「完全体《魂剥ぎ》」が完成すれば対処手段が非常に少なく、そのまま勝てることも多い魅力的なデッキです。《魂剥ぎ》を引かなくても優秀なクリーチャー群で押し切って勝てることも多く、墓地依存度が高くないのが特徴です。最近は《影槍》をはじめ、《残骸の漂着》《破滅の刻》等で対策されることも多く、使い手の腕が問われます。

【こんな人におすすめ】
・《魂剥ぎ》が大好き
・Travis Wooのことを心底尊敬している

6.【New!!】アゾリウススピリット

【長所】
・相手の除去や決め手に干渉しながらクリーチャーを展開できる
・全体除去体制や妨害力で低速デッキ相手に強い
【短所】
・低タフネス生物が多く、早い攻めに弱い
・環境理解度でデッキの強さが変わるため乗り手の経験値が必要

【サンプルリスト】

YAMAKILLER (4-1)
PIONEER PRELIMINARY #12071857 ON 01/20/2020
 
creature (34)
4 《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
4 《天穹の鷲/Empyrean Eagle》
4 《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》
4 《ネベルガストの伝令/Nebelgast Herald》
4 《鎖鳴らし/Rattlechains》
2 《無私の霊魂/Selfless Spirit》
4 《幽体の船乗り/Spectral Sailor》
4 《呪文捕らえ/Spell Queller》
4 《至高の幻影/Supreme Phantom》
 
enchantment (3)
3 《執着的探訪/Curious Obsession》
 
land (23)
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
8 《島/Island》

1 《マナの合流点/Mana Confluence》
1 《変わり谷/Mutavault》
2 《平地/Plains》
2 《港町/Port Town》

1 《手付かずの領土/Unclaimed Territory》
 
sideboard (15)
3 《敬虔な命令/Devout Decree》
2 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
2 《疎外/Isolate》
3 《神秘の論争/Mystical Dispute》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》

【総評】
 ここ最近で評価を伸ばしているテンポデッキの雄。瞬速クリーチャーで相手を妨害しながら全体強化を積み上げ、優位な盤面を維持して殴り倒します。クリーチャー1体1体は非常にスタッツが低いため、ゲームプランを間違えると途端に負けてしまいますが、ハマった時のゲームコントロール力は随一。使い手の腕でどこまでも強くなるデッキです。

【こんな人におすすめ】
・デルバーやフェアリー等のクロパを使うと興奮する
・《呪文捕らえ》は最強だと思っている

7.アゾリウスコントロール

【長所】
・メインにクリーチャー採用がなく、相手の除去を無駄にできる
・打ち消しを採用しており対応力が非常に高く、特にコンボに強い
【短所】
・マッチが終わるまでに相応の時間がかかるため長丁場に向かない
・サイドボード後は相手のデッキから無駄カードが消えるため全般的に苦しい

【サンプルリスト】

DAZAI (16TH PLACE)
PIONEER CHALLENGE #12071844 ON 01/19/2020
 
planeswalker (6)
3 《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
3 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
 
creature (1)
1 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
 
sorcery (4)
4 《至高の評決/Supreme Verdict》
 
instant (19)
3 《吸収/Absorb》
4 《時を越えた探索/Dig Through Time》

2 《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
4 《選択/Opt》
2 《中略/Syncopate》
4 《意味の渇望/Thirst for Meaning》
 
enchantment (6)
2 《拘留の宝球/Detention Sphere》
4 《封じ込め/Seal Away》
 
land (24)
2 《アーデンベイル城/Castle Ardenvale》
4 《寓話の小道/Fabled Passage》
3 《廃墟の地/Field of Ruin》
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》

1 《灌漑農地/Irrigated Farmland》
4 《島/Island》
2 《平地/Plains》

 
sideboard (15)
1 《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
2 《霊気の疾風/Aether Gust》
2 《浄光の使徒/Apostle of Purifying Light》
2 《神聖な協力/Blessed Alliance》
1 《減衰球/Damping Sphere》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
3 《神秘の論争/Mystical Dispute》
1 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》

【総評】
 環境のコントロール代表。テーロス還魂記でかなり強化されたデッキで、インスタントタイミングの選択肢が増えたことで対応力が上がっています。相手の除去を腐らせながらドローを進めてマウントをとっていくため、試合時間が長くなるのが欠点ですが、そこも含めて相手との対話を楽しみたい方はぜひ手に取ってほしいデッキです。

【こんな人におすすめ】
・メインボードで有利を取りたい
・相手が宇宙人だろうと対話を始めたい

8.【New!!】5色ニヴミゼット

【長所】
・アグロ~コントロールまで幅広く互角に戦える
・1枚1枚のカードパワーが高く初見のデッキや雑多なデッキに強い
【短所】
・デッキ内に重いカードが多くショックインも多いため、速いデッキは苦手
・素早い攻めやコンボなど、尖った相手には為す術なく負ける

【サンプルリスト】

LANNYNYNY (10TH PLACE)
PIONEER CHALLENGE #12071844 ON 01/19/2020
 
planeswalker (3)
3 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
 
creature (16)
1 《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
1 《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》
1 《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》
1 《人質取り/Hostage Taker》
1 《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》
4 《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》
1 《探索する獣/Questing Beast》
1 《包囲サイ/Siege Rhino》
4 《森の女人像/Sylvan Caryatid》
1 《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》

 
sorcery (10)
4 《白日の下に/Bring to Light》
2 《木端/Cut》 // 《微塵/Ribbons》
1 《発見/Discovery》 // 《発散/Dispersal》
1 《戦慄掘り/Dreadbore》
1 《陽光の輝き/Solar Blaze》
1 《漂流自我/Unmoored Ego》
 
instant (4)
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《昇華/Consecrate》 // 《消耗/Consume》
1 《灯の燼滅/Despark》
 
enchantment (1)
1 《ケイヤの誓い/Oath of Kaya》
 
land (26)
1 《血の墓所/Blood Crypt》
1 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
1 《植物の聖域/Botanical Sanctum》
1 《繁殖池/Breeding Pool》

1 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
4 《寓話の小道/Fabled Passage》
1 《森/Forest》
1 《開拓地の野営地/Frontier Bivouac》
1 《神無き祭殿/Godless Shrine》
1 《島/Island》
2 《マナの合流点/Mana Confluence》
1 《山/Mountain》
1 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
1 《草むした墓/Overgrown Tomb》
1 《平地/Plains》
1 《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
1 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
1 《蒸気孔/Steam Vents》
1 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1 《沼/Swamp》
1 《寺院の庭/Temple Garden》

 
sideboard (15)
1 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《冥府の報い/Infernal Reckoning》
1 《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation》
2 《神秘の論争/Mystical Dispute》
1 《ラクドスの復活/Rakdos's Return》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《至高の評決/Supreme Verdict》
2 《思考消去/Thought Erasure》
1 《狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolves》

【総評】
 パイオニアのジャンド。マナ加速や除去を挟みながら《白日の下に》をキャスト、盤面に合ったスペルを打ちながら《ニヴ=ミゼット再誕》で戦場を支配するデッキです。アグロ、コントロール、コンボいずれとも五分の戦いが可能ですが、構築自由度が高く1枚1枚の採用が勝敗を分ける難しいデッキです。デッキ構成を練り込みたい方におススメです。

【こんな人におすすめ】
・パワーカードを叩きつけて気持ち良くなりたい
・マルチカラーのカードが好き

9.【New!!】ロータスブリーチ


【長所】
・最速3Tキル可能なコンボのため凡百の中速~低速デッキに強い
・土地を主軸としたコンボのため、スタート前後の妨害に強い
【短所】
・非無限のチェインコンボという特性上、プレイが難しく習熟度が問われる
・現状、墓地対策が多く積まれるようになり、相手のマークが厳しい

【サンプルリスト】

YUYAN (5TH PLACE)
PIONEER CHALLENGE #12071844 ON 01/19/2020
 
creature (5)
1 《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
4 《砂時計の侍臣/Vizier of Tumbling Sands》

 
sorcery (16)
4 《見えざる糸/Hidden Strings》
4 《熟読/Pore Over the Pages》
4 《巧みな軍略/Strategic Planning》
4 《森の占術/Sylvan Scrying》

 
instant (3)
3 《時を越えた探索/Dig Through Time》
 
enchantment (12)
4 《慢性的な水害/Chronic Flooding》
4 《死の国からの脱出/Underworld Breach》

4 《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven》
 
land (24)
4 《植物の聖域/Botanical Sanctum》
1 《森/Forest》
1 《島/Island》
4 《睡蓮の原野/Lotus Field》
4 《マナの合流点/Mana Confluence》
4 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
4 《演劇の舞台/Thespian's Stage》
2 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
 
sideboard (15)
1 《爆発域/Blast Zone》
3 《濃霧/Fog》
1 《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
4 《神秘の論争/Mystical Dispute》
3 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
3 《自然への回帰/Return to Nature》

【総評】
 環境のコンボ筆頭。シミックt赤、イゼット等構成はさまざまですが、《睡蓮の原野》設置から軽量スペルを連打して《死の国からの脱出》につなぎ《タッサの神託者》でフィニッシュ、という構成は変わりません。構成上カウンターに強く、代わりに墓地対策に弱くなりました。得意な相手はとにかく得意なため、使用するにはいいタイミングかもしれません。

【こんな人におすすめ】
・チェインコンボが大好き
・普段から一人回しの練習がメイン

10.自分の好きなカードを使ったデッキ


【長所】
・最後に頼れるのは苦楽を共にしてきた相棒
・自分のデッキのことは自分が一番良く分かっている
【短所】
・何に勝ちたいのかを明確にしないと構築がブレる
・環境を良く知らないとチューンは難しい

【こんな人におすすめ】
・デッキは自分で組んでこそだと思っている
・自分のデッキ構築力を知らしめたい

■最後に

 パイオニアの環境自体が「テーロス還魂記」に受けた影響として《死の国からの脱出》絡みのロータスコンボが強化されましたが、警戒されていることもあり、全体的なメタゲームはそこまで変化していません。しっかり墓地対策をすること、チェインコンボ対策をすることで、今までのデッキを使い続けることは可能です。
 まずは自分のプレイスタイルに合うデッキを探して、どんどん回してみましょう。この記事が皆さんのデッキ選択の一助になれば嬉しく思います。

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とけいまわり
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