【拙訳】Jim Davis謹製ジャンドデスチェイン by Jim Davis(CoolStuffInc.com)
元記事:https://www.coolstuffinc.com/a/jimdavis-01282019-jund-chainwhirler-with-jim-davis
SCGのDeck Tech(http://www.starcitygames.com/events/coverage/jund_midrange_with_jim_davis.html)で紹介されたJim DavisのJund Midrange改めJund Chainwhirlerです。日本では「デスチェイン」の愛称で親しまれています。実際に使ったデッキと、ここに挙げられているデッキリストには差異があるようです。あまり内容は細かく書かれていませんが、しっかりとメタゲームを分析して、戦略的に組まれたデッキということが分かります。
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Jund Chainwhirler with Jim Davis
By Jim Davis
Posted on January 28, 2019
今この記事を書いているのは、インディアナポリスの空港に降り立つ直前、その機内だ。
今はインディアナポリスのSCGオープン前夜。この大会はRNA環境のスタンダードの初陣戦と言っていい。必然的にこれを君が読むのは大会後になるわけで、その時に僕トーナメントを優勝しているか、あるいはどこかで負けているか、それは分からない。今言えるのは、僕は自分のデッキにとても満足している、ということだけさ。
このイベントが《ハイドロイド混成体》のお披露目パーティーになるのは疑いようがない。《ハイドロイド混成体》はこの環境で、小型のマナクリと多機能なクリーチャーで構成された、様々なミッドレンジに投入されるだろう。
僕がデザインしたデッキは、既存のアーキタイプを飛び出し、パワフルなコンボを内蔵させ、無理のないマナベースを構築し、素晴らしいサイドボードを備えて、さらに《炎鎖のアングラス》で《ハイドロイド混成体》を簡単に処理できる。また、アグレッシブな赤系アグロや《荒野の再生》デッキなど、他の人気の高いデッキに対しても優れた対処方法を持っている。
お披露目しよう。ジャンドデスチェイン(原文:Jund Chainwhirler)だ。
Jund Chainwhirler | Allegiance Standard | Jim Davis
lands (25)
7 《山/Mountain》
4 《血の墓所/Blood Crypt》
4 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
1 《燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens》
4 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4 《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
1 《草むした墓/Overgrown Tomb》
creatures (13)
2 《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
3 《軍勢の戦親分/Legion Warboss》
4 《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
4 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
others (22)
3 《シヴの火/Shivan Fire》
3 《ショック/Shock》
4 《席次/Status》 // 《石像/Statue》
4 《溶岩コイル/Lava Coil》
4 《宝物の地図/Treasure Map》
1 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
3 《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
sideboard (15)
3 《強迫/Duress》
4 《燃えがら蔦/Cindervines》
1 《最古再誕/The Eldest Reborn》
1 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
2 《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
4 《更生の泉/Fountain of Renewal》
そう、これはリーグにおいて「結果にこだわる必要はない」ということの好例だ。
リーグの結果は2-3だった。しかし、僕らがプレイテストから集めるべき最も重要な情報は、一般的なデッキの感触だ。勝ち手段はどう感じたか? その勝ちは接戦だったか? 対戦相手の手札は良かったか、それとも悪かったか? 負けた時はどう感じたか? それは接戦だったか? どういう類の負けだったか? どんなゲーム展開のときに勝てたのか? 活躍した、もしくは活躍しなかったカードはどれか?
僕がリーグで5-0したときは十分なデッキだったり、満足行くデッキでなかったりは色々だし、対戦相手のマリガンやひどい手札に助けられたりもしていた。リーグで結果が出ない時も、デッキ自体はいいのに、ひどいプレイミスをしたり、僕自身がやらかしたりしたことが原因だったりした。多くの場合、結果が数値以上のどのような意味を持つのか理解することが目標になる。
3ゲーム目の対赤単戦で、初手4枚までマリガンしたものの、《更生の泉》プランが見事にはまり、勝つことができた。これはすばらしい! 一方で《混沌をもたらす者、ドムリ》を擁したティムールに負けたが、《ドムリ》がいいカードということではなく、そのヘンテコな《ドムリ》入りティムールに負けた、ということだ。これは修正が必要な問題だ。
実際の結果を手にしたら、生産的にその情報を使ってデッキを仕上げていくんだ。
僕は《スカルガンのヘルカイト》を《包囲攻撃の司令官》の枠に入れて試してみようと思っているけど、デッキ全体としては満足している。強力なカードがたくさん入っていて、それぞれのマッチアップに必要な素晴らしいプランが遂行できるし。サイドボードもいい出来なんだ。
神話レアをいっぱいに詰め込んだジャムみたいなデッキなんだ、君も一口いかが?
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