MTGO Standings - Standard Finals結果をまとめてみた


引用元:https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-finals-2019-02-03

【デッキタイプとアーキタイプ別集計】

【デッキタイプ】

1st バントネクサス
2nd イゼットドレイク
3rd イゼットドレイク
4th ゴルガリ混成体
5th イゼットドレイク
6th イゼットドレイク
7th 青単テンポ
8th ゴルガリ混成体
~SEの壁~
9th 青単テンポ
10th ゴルガリ混成体(くまぜみさん)
11th 青単テンポ
12th 青単テンポ
13th ティムール《荒野の再生》コントロール
14th ティムール《荒野の再生》コントロール
15th エスパーコントロール
16th ティムール《荒野の再生》コントロール
17th イゼットドレイク
18th エスパーコントロール
19th 門コントロール
20th ゲートネクサス
21st 赤単アグロ
22nd エスパーコントロール
23rd イゼットドレイク(タッチ《ハイドロイド混成体》)
24th エスパーコントロール
25th 青単テンポ
26th イゼットドレイク
27th ボロスアグロ
28th ゴルガリ混成体
29th イゼットドレイク
30th 青単テンポ
31st 白単t青
32nd 赤単アグロ

【アーキタイプ別集計】
8 イゼットドレイク
6 青単テンポ
4 エスパーコントロール
4 ゴルガリ混成体
3 ティムールコントロール
2 赤単アグロ
2 ネクサス系(バント1、門1)
1 白単t青ウィニー
1 ボロスウィニー
1 門コントロール(非ネクサス)
 
 
 
【雑感】

・イゼットドレイクがTOP32の25%を占める結果に
・とはいっても足元のメタはゴルガリ混成体祭りだった模様。赤単が少なく青単が多い
・最近流行りのティムールコントロールが3人入賞
・MOは75枚コピーがとにかく多い中、TOP8のデッキには工夫も見られる
 
 
 

【デッキ別分析:ターボネクサス】

LUCKESH (1ST PLACE)
STANDARD PREMIER #11787261 ON 02/02/2019

Land (24)
4 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
3 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3 《寺院の庭/Temple Garden》
4 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
4 《繁殖池/Breeding Pool》
4 《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
1 《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》
1 《島/Island》

Other (36)
4 《選択/Opt》
4 《活力回復/Revitalize》
4 《根の罠/Root Snare》
4 《解任/Depose》 // 《開展/Deploy》
4 《成長のらせん/Growth Spiral》
3 《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4 《運命のきずな/Nexus of Fate》

3 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
4 《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
2 《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》

Sideboard (15)
3 《秋の騎士/Knight of Autumn》
4 《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
2 《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
4 《否認/Negate》
2 《押し潰す梢/Crushing Canopy》

 TOP32には門不使用のネクサスは1人のみで、ドレイクや青単の波を泳ぎきって見事優勝したようです。
 特徴的なのは《解任//開展》のフル採用で、とにかく「アグロ相手に時間を稼ぐ」ことに特化した構成です。
 サイドボードは同系対策が多めに取られています。《押し潰す梢》は相手のサイドプランも含めて封殺できるため今後は必須カードになりそう。赤単にも同系にも《秋の騎士》は強く使いやすいサイドカードです。


【デッキ別分析:イゼットドレイク】

TOIRO (2ND PLACE)
STANDARD PREMIER #11787261 ON 02/02/2019

Land (21)
4 《蒸気孔/Steam Vents》
4 《硫黄の滝/Sulfur Falls》
1 《血の墓所/Blood Crypt》
8 《島/Island》
4 《山/Mountain》

Creature (12)
4 《弾けるドレイク/Crackling Drake》
4 《奇怪なドレイク/Enigma Drake》
4 《プテラマンダー/Pteramander》

Other (25)
4 《選択/Opt》
3 《潜水/Dive Down》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
4 《ショック/Shock》
1 《最大速度/Maximize Velocity》
4 《航路の作成/Chart a Course》
4 《溶岩コイル/Lava Coil》
4 《発見/Discovery》 // 《発散/Dispersal》

sideboard (15)
2《猛竜の幼生/Raptor Hatchling》
2《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
1《シヴの火/Shivan Fire》
3《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1《幻惑の旋律/Entrancing Melody》
2《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
2《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2《イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy》

 イゼットドレイクの8つのうち6つはほとんど同じ構成です。詳しくはメングッチ先生の記事をご参照ください。
 2位のリストは1枚だけ《標の稲妻》を《最大速度》に置き換えていて、より早い決着を狙っています。前環境での話ですが、ナベさんこと渡辺雄也選手も「2枚以上は引きたくないが1枚は欲しい」と発言しています
 なお、8つのうち残り2つは、メインに《パルン、ニヴ=ミゼット》を2枚採用しているバージョンです。うち1つは、2色のまま投入したバージョン(《プテラマンダー》不採用)、もう1つは緑をタッチして《ハイドロイド混成体》を投入したバージョン(《奇怪なドレイク》不採用)です。


【デッキ別分析:ティムール《荒野の再生》コントロール】

KITCHEN_FINKS (13TH PLACE)
STANDARD PREMIER #11787261 ON 02/02/2019

Land (26)
4 《繁殖池/Breeding Pool》
4 《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
2 《島/Island》
2 《山/Mountain》
4 《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
4 《蒸気孔/Steam Vents》
2 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4 《硫黄の滝/Sulfur Falls》

Creature (2)
2 《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》

Other (32)
2 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
4 《荒野の再生/Wilderness Reclamation》

2 《中略/Syncopate》
2 《予期/Anticipate》
1 《否認/Negate》
2 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 《成長のらせん/Growth Spiral》
2 《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
4 《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4 《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》
3 《発展/Expansion》 // 《発破/Explosion》
2 《絶滅の星/Star of Extinction》

sideboard (15)
1 《眩惑する水底種/Mesmerizing Benthid》
1 《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
1 《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
4 《楽園の贈り物/Gift of Paradise》
2 《否認/Negate》
2 《溶岩コイル/Lava Coil》
2 《押し潰す梢/Crushing Canopy》
1 《発展/Expansion》 // 《発破/Explosion》

 最近流行りのティムールコントロールです。《荒野の再生》が実質0マナであることを最大限に活用したデッキです。
 13位、14位、16位に入賞していますが、14位と16位のリストは75枚同じです。こちらは打ち消しが《火消し》→《中略》&《否認》、メイン《焦熱の連続砲撃》、ドローが《予知覚》→《予期》などの違いがあります。
 サイドボードには《押し潰す梢》が。《荒野の再生》系のサイドボードとして定着した感があります。


【デッキ別分析:ゴルガリ混成体】

JPA93 (4TH PLACE)
STANDARD PREMIER #11787261 ON 02/02/2019

Land (24)
4 《繁殖池/Breeding Pool》
1 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4 《森/Forest》
1 《島/Island》
2 《愚蒙の記念像/Memorial to Folly》
4 《草むした墓/Overgrown Tomb》
2 《沼/Swamp》
2 《湿った墓/Watery Grave》
4 《森林の墓地/Woodland Cemetery》

Creature (26)
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker》
4 《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
1 《探求者の従者/Seekers' Squire》
4 《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
2 《真夜中の死神/Midnight Reaper》
2 《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
2 《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
3 《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》

Other (10)
2 《喪心/Cast Down》
2 《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》
3 《採取/Find》 // 《最終/Finality》
3 《ビビアン・リード/Vivien Reid》

Sideboard (15)
1 《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》
2 《最古再誕/The Eldest Reborn》
4 《強迫/Duress》
2 《否認/Negate》
1 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 《押し潰す梢/Crushing Canopy》
3 《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
1 《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》

 メングッチ先生曰く「ゴルガリ混成体(Golgari Krasis)」と呼ばれるスゥルタイ。《ハイドロイド混成体》はゴルガリの唯一の弱点だったマナフラッドを克服してくれる存在として注目され(その結果、値段も大変なことになり)ましたが、上位リストには《殺戮の暴君》が再び見られるようになりました。青いデッキが増えたこともさることながら、同系の《ビビアン・リード》相手に強い点が再評価されているようです。
 ネクサス系に対してはキルターンの早さも重要です。同じ6マナで出した場合に一方は「4/4・飛行・トランプル」、もう一方は「7/6・トランプル・呪禁」なので、速やかに殴り勝つことができます。呪禁は正義。
 同系に強い《ハダーナの登臨》入りスゥルタイの姿も。10位のくまぜみさんのリストは4積みが多く、美しく洗練されたリストです。ぜひ上記リンクからご覧ください。


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とけいまわり
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